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綺羅星のアストライアー  作者: 紀之貫
第2章 彼女たちの戦争
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1章までのまとめ【登場人物等】

☆☆☆登場人物等☆☆☆

★アストライアー関係者

○高原真希

 主人公。高校2年生。趣味は料理(中華)と食事(全般)とスポーツ全般。

 両親は紛争地帯で難民の医療系支援を行うNGOに参加していた。真希が8歳の時、両親ともに現地で武装勢力の襲撃に巻き込まれ死亡。

 ただ、そういった過去を毛ほども感じさせない、明朗な性格の持ち主ではある。

 アストライアーとの遭遇以降、自身の過去から色々と思うところもあり、アストライアーに相応しいパイロットであり続けている。


◯町田香織

 元高校教師。職場内恋愛をしていたが浮気され、学年末を期に離職。担当科目は英語。

 ふんわりした雰囲気の持ち主だが、話す速度は普通。割とゲーム好き。

 真希とアストライアーの手により、溺れそうになったところを助けられた。以後、彼女らの助けになろうと決心。決して積極性に富む性質ではないが、付き合いや面倒見はかなり良い。

 その場のノリと流れで、色々と命名したりさせられたりしている。


◯ステラ

 人型機動兵器アストライアーの核。見た目は、白い宝珠に金線が巻き付いたアクセサリー。パイロット二人に命名された。

 色々と隠し事は多い一方、宇宙からの脅威に対して「本当に」知らない部分も多々ある。加えて、自身の存在意義や使命の都合もあり、パイロットの二人には負い目を感じることもしばしば。

 単体で電波の送受信が可能であり、実際にネットの海と接続、やり取りに成功している。


★救星軍

 宇宙からの脅威、天文学的侵略体(AIM)への対処を目的に設立された国際機関。

 ただ、世間一般にそういった脅威が明るみになる、はるか以前から活動を開始している。明かされない情報も多く、胡散臭い部分はあるが、アストライアーとの協力によって実績は残している。


※救星軍日本支部

 救星軍の母体となる守屋グループが日本の財閥であること、アストライアーとAIMの出現が日本だったこともあり、救星軍内でも特殊な立場にある支部。支部の規模としては、むしろ下の方に入る。


◯立川春樹

 救星軍日本支部所属。現場で色々と動くエージェント――だったが、久里浜での戦闘の後で、真希と香織の世話役に任命された。

 気さくな好青年。常人相当の良心を持ち合わせているが、組織の理念と状況の過酷さで、板挟みになることも。

 しかし、気持ちは揺れつつ判断はブレないあたり、覚悟が決まった人材ではある。


◯藤森裕司

 救星軍日本支部長。がっしりした体格ながら、ほんのり丸みがある。

 突如として、救星軍内でも相当な重責のある立場に立つこととなった。冷徹な判断を求められる中、実際にそうあり続けているが、普段は鷹揚(おうよう)な人物。


◯守屋精華

 守屋財閥創業者である、守屋忠義の孫娘。

 輝かしい家柄に恥じない美貌の持ち主。しかし、ともすれば近づきづらい印象とは裏腹に、腰は低くド丁寧。

 ハワイでの一大決戦において、決戦兵器の納入・管理業者を代表する立場として参加した。


★その他の人物

◯高原圭一郎

 真希の祖父。警察官を定年で退職、退職時の階級は警部だった。趣味は料理(中華)と武道。

 生真面目でしっかりした人物だが、冗談は通じる。

 退職後の余暇にと、近所の人間向きに武道の教室を開いている。とはいえ、彼自身が広く浅くやってきたという自覚もあり、そんなに本格的なものではない。

 孫の決断に口を挟むことはないが、それはそれとして気を揉む毎日。


◯持田祥文

 第95代目の内閣総理大臣。世間的には取り立てて目立つところのない、平凡な首相。

 しかし、永田町においては「どういうわけか政権を取ってしまった」と言われる、少し奇特な世界市民主義者(コスモポリタン)

 普段はそういった側面が明るみに出ることはないが、人類と文明への脅威を前に、その持ち味を少し発揮した。




☆☆☆味方機☆☆☆

★アストライアー

 全長15m近くある人型機動兵器。曲線が多く優美な、純白の全身鎧といった見た目。

 機体の中の人であるステラの自己申告では、宇宙からの侵略者に対し、それを抹消することが存在意義の機体である。パイロット保護は、敵殲滅の過程において優先すべき事象であり、決して絶対視されるものではない。

 損傷箇所の自己修復に加え、核であるステラがある程度テレポートもできるということで、地球の科学技術をもってしても理解の及ばない領域にある。

 使用武器は以下。


◯素手

 現状で一番撃墜数を稼いでいる攻撃。


◯ミズチ

 初戦で名も無きままに倒された大敵の核から抽出した技。手から水を放って鞭のように操る。香織命名。

 初戦の敵を除けば、AIMの主力武装は光学的熱線と考えられている。それら攻撃に対し、水は威力を大きく減退させることができる。実際、初お披露目となる久里浜の防衛戦から、その価値を示した。


◯ヴァジュラ

 救星軍がインドにて建造・開発中だった、高エネルギー投射装置。外部への名目は、超高エネルギー物理学のための実験装置。

 対マクロフォージ戦一射目で、中核を除く部分がオーバーヒート。用をなさなくなった一方、敵には大きな損傷を与えた。

 続く、高空からの突撃作戦においては、期待された役割を果たしつつも中核機能がほぼ全損。短くも輝かしい成果を残し、人類史と技術史にその名を刻んだ。




☆☆☆敵☆☆☆

★AIM

 Astro(天文)nomical(学的な)Invasive(侵略性の)Matter(物体)から頭文字を取った、宇宙からの侵略者たち。

 現在、地球への降下が確認されているものに関しては、身体の透明度が高いということで一致している。そうした性質から、光学的な捕捉が困難。


◯コスモゾア

 「宇宙に棲息するクラゲに似た生物」程度の意。

 実際、クラゲに似た見た目をしている。全長は10mを下らず、それでいて空中に浮遊。中心の赤い核から足を経由し、熱光線を放つ。

 世間的には宇宙クラゲ、関係者からは単にクラゲ呼ばわりされている。足が一本であることから、宇宙キノコと呼ばれることも。

 久里浜の防衛戦において5体撃破。サンプル数としては少なすぎるものの、各種観測結果から、救星軍はこれが敵の主力だと考えている。


◯マクロフォージ

 ハワイ島キラウエア火山に陣取り、寄生した怪物。命名者は香織。マクロファージのもじりで、意味合いとしては「大きい炉」といったところ。

 最初期の全長は1kmほど。ラグビーボール状の身体が変形し、山体に脚を下ろした姿は、バクテリオファージや月着陸船を思わせる。

 火口に下ろした口吻から溶岩を吸い上げ、頭頂部からは黒煙を吐き出していた。急激な気候変動を引き起こされる懸念から、救星軍は速やかに事態を終結させる決断を下した。

 アストライアーとヴァジュラ、そしてパイロットたちの尽力により撃滅に成功。

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