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厄災の始まりは 神戸 から  作者: Ryu-zu
第四章 東灘区 六甲アイランド 天使と悪魔
162/216

おったまげぇ~

(リー)んじゃ奥の2体も拘束するよ」


(Erica)はいっお願いします~」



そして残った2体のゴブリンも金縛りからの眷属化で、無事に5体の高レべゴブリンを眷属化出来た。


(リー)昨夜はまだ10体近くはゴブリンが居たんだけどね~ あれからまた淘汰されたんだ」


リーのその言葉の通り、眷属にした5体のゴブリンは、戦闘力だけではなく、全ての領域で高いステータスを持っていた。

そして5人全員に【同種喰い】と【暴食】とか【暴虐】とかの称号が付いている。


(Erica)んじゃちょっとゴブリン操作っての使ってみますね~」






(藤浜)お~い、そこに隠れてる子たち~ 敵じゃないよ~ もう大丈夫だから出ておいで」


そう声を掛けたが、向こうから見ると獣人と怪しげな男と夕べ見た女と逃げ出した女。

素直に出るにはリスクが大きい気がしている。


(女子達)どうする?もうちょっと様子見る?」

(女子共)すぐに逃げれる用意だけはしとこ」







(Erica)やっぱり5人共、進化の状態がロックされてますね。

 それを解除してから適切な進化の道を作れるみたいです。

 なにか特殊な進化もあるようですね・・・

 このスキル、なんか楽しいですw」

 

Ericaの新スキル、ゴブリン操作は、ゴブリンの進化まで操作できるハイスペックなスキルだった。


(Erica)じゃぁ一旦ロックを解除してから進化の道を見てみるね~」


Ericaがスキルを使うと、ゴブリン達の身体が淡く光り、本来なら出ていたであろう進化の枝が発生した。



(Erica)さて~面白い進化の隠し(えだ)を見つけたから、そっちに行ってみようか?」

(ゴブリン達)主にお任せいたします」



(Erica)ゴブリン超進化ぁ~~」



5人のゴブリン達は鬼分けの進化を始め、身体変化の大苦痛が始まった。


 ウガァァァァ!

 グギャァァァァァァ~!


そして、Ericaとリーの後ろで様子を見ていたラグレアも何故か悶え始めた。


(リー)えっ?ラグレア殿っ?!だ、大丈夫か?!」


(ラグレア)だ、大丈夫、じゃ・・・ない・・・」


ぼてっと太り、大柄だったジャイアントゴブリンロードのラグレアは、その場で転がり始めた。


5人の眷属ゴブリンも進化の苦痛で悲鳴を上げながら、悶え転がっている。



人間種はその苦痛を知っているだけに、見ているだけで何もしてあげられない。





数分の後、5人のゴブリンは人化率の高い鬼分けの進化を終える。


氷魔鬼、黒魔鬼、鉄戦鬼、壊闘鬼、黒蝶鬼、と一人居るだけでも超強力な眷属が複数出来た事で、トオルの四天王を追い越す戦闘力を手に入れたErica軍は最強軍団になった事だろう。



そして、Ericaのスキルの影響を受けて、ラグレアも超進化を遂げた。




ラグレア・ソウ・バクシャス(22)

Lv33


種族 【皇龍鬼】 選択

職業 【爆砕士】【龍使い】 選択

称号 【破壊王】【水龍を操る者】

状態 【深成長】【覚醒】


基本能力一覧

GMR/MPL+G


HP 30171/30171

MP 38401/33392<+5009>


STR 8604/5283<+1321>〔+2000〕

DEF 4851/4111<+740>

AGI 2939/2939

DEX 4697/4697

INT 9922/6454<+968>〔+2500〕

SP/1358


基本技能一覧

      言語理解 言語操作 眷属契約 水龍 水神龍

      練魔 魔力増幅 深成長 空間倉庫 鑑定 

      気配探知 索敵 剛腕 

      爆砕魔法-[破壊拳]-[爆破]-[振動破]

      水魔法-[超水流]-[水没]-[大津波]-[水纏]

      巻風魔法-[竜巻]-[螺旋風]-[タイフーン]-[渦纏]

      

耐性一覧

    威圧耐性 物理耐性 水系魔法無効 精神支配耐性 


35374/33369



その見た目は、筋肉質で長身のガタイに、人化率が高くなり人の顔そのものになっていた。

リー達が見上げても、頭頂部が見えない位の高身長だった。


精神に干渉したからだろう、精神支配耐性までも覚えたようだ。



(ラグレア)はぁはぁはぁはぁ・・・・・ 

 おい、女、無断で俺の身体をいじくった事は許される事では無いぞっ!」


(Erica)ご、ごめんなさい・・・ まさか自分よりも高位高Lvの相手にまでスキルが作用するとは思わなかったのです・・・」



(ラグレア)だが、一応礼を言う」

(Erica)い、いや、あはは」


(ジャック)いっやぁ、ラグレアさん、ほんま、おったまげたわ」

(藤浜)うんうん、なかなか良い物を見せてもらった」



(リー)しっかし体格の良い男前になったよのぉ~ラグレア殿よw」

(ラグレア)ははは、これでレイン嬢の横に立っても見劣りしなくなったかなw」


180㎝台後半のリーよりも頭一つ大きいラグレア。


(リー)ん?前のガタイでも見劣りはしなかったはずだが?」

(ラグレア)ふふっ、それは俺の心の問題よw」


(リー)???」






進化の苦悩も終わったので、ジャックと武人は奥に隠れている女の所に歩いて行く。


(藤浜)ジャックよ、ハーレム作るならまずは6人だぞ」

(ジャック)ほぉ~アルジよ、それはどういった了見で?」


(藤浜)1週間単位で、毎日一人ずつ、そして1日休みだw」

(ジャック)がはははは、それは面白い事を考えるwさすがは我が主w」


くだらない会話で近づいて来る男に、話の内容は聞こえないが女性達は少し警戒心を強める。



(ジャック)それよりも、主の拠点をここに移すのですかな?」


(藤浜)ん~ あっちも今、隣の音楽室と美術室を改装して寝場所を作ってはいるんだけど、ドンドン仲間が増えて来てるからなぁ、俺らだけこっちに移動しても良いかな?とは思っている」


(ジャック)みんな広い所に移動して、朝に出勤みたいな感じで良いんじゃないかなぁ」


(藤浜)これだけ人数が増えたら必然的にそうなるやろうな」



住環境がまだ整っていないが、食の確保がある程度先まで見据えて来たので、増えた仲間の寝る場所の確保が取り敢えず最優先である。



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