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九十九異能者物語  作者: 白木飛鳥
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第8話 異能炸裂

異能者係全員で行こうとした瞬間後ろから声が聞こえた。


 玉前「ちょっとー。何が全員よ。わたしたち忘れないでよ。」

 香取「ほんとよ、まったく。私たちがドアをぶち壊すわよ。」

 鹿島「すまんな、よしじゃあ、よろしく頼む。」


すると、玉前さんが変な呪文を唱えた。


 玉前「我名は上総。性は玉前。主祭神:玉依姫様よ。我に力を与えたまえ。異能力:天羽あまは!」


というと自然に周りが風が吹きアジトの倉庫門がかっぴらいた。


 香取「我名は下総。性は香取。主祭神:経津主神様よ。我に力を与えたまえ。異能力:雨乞塚あまごいづか!」


今度は敵が逃げられないように大きな塚が作られた。


  僕「これが異能ですか?」

 氷川「あぁ、僕らは神道異能者と呼ばれていてね。【詔】それぞれの主祭神の力を借りなければならないんだ。君たち幻獣異能者の次くらいに珍しいものさ。」

  僕「【詔】・・・。」


 三嶋「我名は伊豆。性は三嶋。主祭神:大山津見神様よ。我に力を与えたまえ。異能力:草壁そうへき!」


香取さんが作った塚のわきが弦のように建物を張り廻った。


???「まったく、人の家を何だと思ってるんだ?」

 鹿島「お前が雀宮だな。」

???「あぁ、私が雀宮天音すずめみや あまねだ。やぁ、そこの君昨日ぶりだね。白虎くん。」

 氷川「白虎くん、こいつの話は聞くな・・・。」

 天音「いやぁ、心外だな。過去にもこんなことあった気がするな・・・。」

 寒川「悪いことは言わないわ。今すぐ出頭しなさい。」

 天音「出頭?なんのことかしら?」

 洲崎「とぼけないで?あなたは何人もの人を殺したのよ?」

 天音「あぁ、あのごみどもか。仕方ないでしょ?私の紅音に手を出そうとしたんだから。当然の報いよ。」

 鹿島「そういえば、お前の妹はどこだ?」

 天音「意外とあなたたちって無能なのね?」


突然炎に倉庫内が包まれたのである。すると僕とほぼ同い年くらいの女の子が出てきた。


???「お姉ちゃん、この人たち誰?」

 天音「あなたの敵よ?」

???「了解。」


その少女は何も言わずに炎をまとった鳥のようになった。


 洲崎「これが幻獣異能者【朱雀】ね。」

 浅間「我名は甲斐。性は浅間。主祭神:木花開耶姫様よ。我に力を与えたまえ。異能力:清泉せいずみ!」


まわりの炎は消えた。しかし、少女の炎は消えなかった。


???「降臨:火縄銃」


少女がそういったとたんに炎に包まれた翼が鉄砲のように変化した。

そして、その弾丸が香取さんに当たった。


 鹿島「下総!大丈夫か!!!!」

 香取「ばか、私の心配しないで自分の心配して!」

 鹿島「てめぇよくも。下総を!」


 鹿島「我名は常陸。性は鹿島。主祭神:武甕槌大神様よ。我に力を与えたまえ。異能力:五十土いかづち!」


雷のようなものが少女の脇腹をついた。誰もがやったと思ったが聞かず、鹿島さん、玉前さん、浅間さんに火縄銃の弾丸が当たってしまった。

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