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九十九異能者物語  作者: 白木飛鳥
4/33

第4話 日常と書いて危険と読む

異能者係に所属して3日が経った。

僕の仕事は、書類の整理とか氷川さんとお使いとかしかない。

係長が僕に家を貸してくれてそこで生活をしている。

異能者係の皆さんが今日はうちに来ることになった。


その理由は・・・。


 氷川「ねぇねぇ。白虎くん?」

  僕「なんですか?」

 氷川「なんでこんなに部屋に何もないの?」

  僕「引っ越したばかりですし、お金もないので家具とかもそろえようと思っても・・・。できないんですよ。」

 氷川「まったく・・・。なんのための係なんだか。いい?明日全員ここに呼ぶから係長、鹿島君、洲崎君、寒川君、僕、白虎くんの分のコップと座布団頼んどいてよ?じゃあね。」

  僕「え?ちょっと・・・。氷川さん・・・。」


 氷川「それで、昨日僕が言ったとおりに買おうと通販でコップと座布団を焦って購入して待っていたら、次の日、家に大量のコップが届き、座布団が60枚部屋に置かれたの?」

  僕「はい・・・。」

 氷川「白虎くんはもっと社会というものを知ったほうがいいね。」

  僕「はい・・・。」

 氷川「まぁ、いいさ。はい、ぼくからのプレゼント。」


氷川さんは、いろいろな家具類をもらった。

他の方々からもいろいろともらって一気に部屋が狭くなった。


 洲崎「それにしても、白虎くんがまったくなにもやれないとはね。」

 寒川「これは、分担して教えてあげないとね。」

  僕「すみません・・・。何から何までやってもらって。」

 寒川「いいのよ。あそこにいる男どもみたいになられたら困るしね。」

 鹿島「なんかいったか?俺だってチャーハン作れるぞ?」

 洲崎「チャーハンつくって、部屋をチャーハンだらけにしたのは誰よ?」

 鹿島「あれは・・・。何も言えない・・・。」

 氷川「まったく、鹿島君は何もできないもんね。」

 鹿島「お前だって何もできないじゃねぇか。」

 係長「男は何もやらなくていい。やったら、失敗して怒られるだけさ。」

 寒川「あーなっちゃだめよ。白虎くん。」

  僕「は、はぁ。」


皆さんが帰ってからふと思った。

本当にここに来てよかったと。


そして多少は家事をしなければならないと。


次の日、係に行くと二人女性がいた。


???「あら、あなたが白虎くんね。玉前上総たまさき かずさよ。」

???「私は香取下総かとり しもうさよ。ここの仲間よ。これからよろしくね。」

  僕「よろしくお願いします。」

 玉前「聞いてた通りスリムでかっこいいわね。」

 香取「でも、この係には気を付けてね。みんな変わってるから。」

  僕「はい。なんとなくそれはわかります。」

 香取「慣れてくればいろいろと楽しいところだからね。」

 玉前「何かあったら言ってね。」

  僕「ありがとうございます。」


頼れる先輩たちに囲まれてるな・・・。と感じた今日この頃。

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