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九十九異能者物語  作者: 白木飛鳥
33/33

第33話 四神だからこそ・・・

別の部屋に誘導された自分たちは6畳ほどの部屋にいた。

ドアを猪さんが閉めると緊張感があった顔から

柔らかみのある優しい顔をした人になった。


  猪「すまんな。この部屋は結界を張ってあるから何を話してもかまわない。何か聞きたいことはあるか。というより、まずは自己紹介からかな。俺の名前は、猪都築だ。まぁ、この一宮家で用心棒的なことをやっている。お前さんたちは?」

  僕「自分は西野白虎です。白虎の異能者です。名前は氷川さんがつけました。」

  猪「あぁ。氷川らしい、安直だがお前さんに似合った名前ではないか。そこのお嬢ちゃんたちもそれぞれの四神か?」

 紅音「はい。私は雀宮紅音です。朱雀です。」

 龍胡「私は青島龍胡。青龍だからめちゃくちゃすごいよ!」

 蛇華「北野蛇華です。二重人格で、妹とともに玄武です。」

  猪「まぁ、元気なこった。でもいいじゃないか。若さってのは。」

  僕「あの、猪さん。今は、氷川さんたちは何をしてるのでしょうか?」

  猪「あぁ、実はな。お前さんたち幻獣異能者を狙う、つまり異能者反対派である自警察が動き出しててな。そのために全国から有数の京都十家とそいつらが率いる組織たちが集結してるってわけさ。」

 龍胡「だからあんなにたくさん人がいたってわけか・・・。」

  僕「では、僕らは守られる側というわけですか?」

  猪「まぁ、そういうことにはなるな。」

 紅音「私たちも戦えますよ?」

 蛇華「そうそう、私たち結構強いしね。」

  猪「まぁ、そういうことも含めての会議だし、仲にはお前さんたちのことをよく思ってない組織もあったりしてお前らは外してもらってるわけさ。」


そのあとも相当な話を猪さんは僕らにしてくれた。

すると、ドアがノックされた。


???「首領、一宮様が幻獣異能者たちを連れて来いとのこと。」

  猪「あぁ、わかった。じゃあ、行くか・・・。」


???「あの、西野さんですよね。僕、沼田っていいます。」

  僕「よろしくお願いします。沼田さん。」

  猪「沼田はこの日を楽しみにしておったからのう」

 沼田「はい、そのために今日も出勤させてもらいましたし。」

 紅音「出勤?」

  猪「あぁ、猪家が管理している士支隊ってのがあってな。一宮家に属する警察組織の一つさ。」

 沼田「そこで自分は、3番隊に所属させてもらってます。」


そのあとは、氷川さんたちと合流した。

そして、そこの場に戻るとあの優しい猪さんの目は元に戻っていた。

しかし、自分と目が合うとにこっとしてこちらを一瞬みた。


自分たちが守られるという【幻獣異能者】であるのだとわからされる時間になった。

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