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九十九異能者物語  作者: 白木飛鳥
16/33

第16話 対象確保

 雪柱「頼む、俺らを助けてくれ。」


そういって、三人は僕らに助けを求めてきた。

急いで三人ともを治療していた。


 鹿島「あの、笠原っていうやつにやられたのか?」

 雪柱「あぁ、横浜中を逃げ回ってここにたどり着いた。」

 氷川「なるほど、彼らも近いということだな・・・。」

 雪野「すまない。私たちのせいでご迷惑を・・・。」

 洲崎「いいのよ。この子が?」

 雪野「えぇ、この子が【青龍】の幻獣異能者よ。」

???「青島龍胡あおしま りゅうこです。」

  僕「よろしくね。」

 雪柱「もしかして、この二人って・・・。」

真清田「あぁ、白虎と朱雀だ。」

 雪柱「よかったな。龍胡。仲間だ。」

 青島「うん。よかった。」

 鹿島「ところでどうして県警に追われてる?」

 雪野「この子は席外させてもらうわ。」


 雪柱「茨城県は異能者にとても厳しい県だった。異能者だとばれると容赦なく懲罰対象だった。そして、龍胡の親も異能者だった。優しい異能者で子供たちに遊具などを作ってあげるやつだった。しかし、県警に見つかり無実の罪に問われた。そして、自分の子供の目の前で拷問され死んだ。それで、龍胡の心の【陰】が目覚めた。そこで、拷問していた警官などを殺していった。こいつの親と仲が良かった俺らはこいつを守ることにした。懲罰されない県に逃げようと歩いて利根川や、アクアラインを超えてここに来た。県警には見つかっちまったがな。」

 氷川「なるほどね。でもよかった。ここに来れば安全だと思っていい。」

 雪柱「助かるよ。」


そう思っていた矢先に、会社のドアが吹き飛んでしまった。


 笠原「だめだよ。雪柱、雪野、そして青龍にMAYSさんたち・・・。」

 鹿島「笠原、お前・・・。」

 笠原「そういう約束だったでしょう?約束は守らないと・・・。」

 氷川「俺らは依頼者に忠実だ。優先順位もこちらで勝手に決めさせてもらいますよ。だって俺らは、会社員だからね。」

 笠原「まぁ、好きにしてもらっていいよ・・・。力づくでやるからな!」


「待ちなさい!」


そこには、横浜市長が立っていた。


 大木「ここはあくまで横浜市よ。私のところで町を破壊しないでもらえるかしら?茨城県警さん?」

 笠原「はぁ、どいつもこいつも、俺の邪魔ばっかしやがるな。」

 大木「暴れるならいい場所があるわ。そこでだったら十分に暴れて頂戴・・・。」

 笠原「あぁ。どこだ?」

 大木「取り壊し予定のビルがあるからそこでやってくれるかしら?」

 笠原「あぁ、いいだろう。明日の18時にここの会社のメンバー全員と戦いをしよう。勝った方がその三人を自由にさせようじゃんか。」

 鹿島「あぁ、いいだろう。その代わり人数制限はなしでいいな?」

 笠原「あぁ、いいさ。いくら多く来たって勝てるわけないんだからよ。」


といって、笠原たち茨城県警たちは出ていった。

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