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Episode.6:1匹と1人、ステータスを見てみる part2

ルナ視点少なめ、デス!



ニュースを見てくつろいでいたらいつの間にか寝ていたらしい。



気づくと1月2日の朝10時だった。


体を起こすと太ももの上でルナが丸まっている。


「こいつはここで寝るの好きだよなあ。別の場所に専用のクッションあるってのに。

まあ俺になついてくれてるってことかな。」


そう呟きながら背中あたりを撫でていると、あくびとともにルナが目を覚ます。


「お、起きた起きた。おはようルナ。寝心地はどうだった?」


「わっふ」


「はは、満足そうだな。昨日のこと覚えてるか?」


そう聞くとこちらを見て首を縦に振った。


「よし。じゃあステータス見よう。なんか言ってたしあの変な声。」


俺は昨日ステータスの見方を確認しておいた。と言っても"ステータス"と、唱えるだけだが。


また、"ステータスオープン"と唱えると、他の者にも見えるようになることをルナと一緒に確認している。


「ステータスオープン」

俺のステータスが開いた。


---------------------------------------------

【名前】夕凪陽人

【種族】人間

【称号】先駆者

【Level】1

【経験値】5/20


【体力】30

【魔力】0

【攻撃力】25

【防御力】20

【素早さ】26

【運】50


【スキル】体術(Level.2),忍び足(Level.2)

【ユニークスキル】

【エクストラスキル】鑑定眼(Level.1)

【眷属】ルナ(犬)

----------------------------------------------


おお、なんかいろいろ変わっているな。


まず、称号に"先駆者"というものがある。

そして、経験値が1から5になった。


攻撃力は5上がって、素早さは1上がった。


スキルのレベルも、最初は1だったのが今は2になっている。


そして、エクストラスキルという欄が増えて、あらたに"鑑定眼"というスキルを獲得していた。


「鑑定眼か。何か見れたりすんのかな。じゃあルナを鑑定してみるか。」


その言葉を聞いたルナはワクワクするようにしっぽを振っていた


俺がルナを見て、「鑑定眼」と口に出すと、なんとルナのステータスが見れた。


---------------------------------------------

【名前】ルナ

【種族】犬 (シベリアンハスキー)

【称号】夕凪陽人の眷属,先駆者

【Level】1(1/10)

【経験値】5/20


【体力】20

【魔力】0

【攻撃力】15

【防御力】7

【素早さ】50

【運】90


【スキル】噛みつき(Level.1),吠える(Level.2),嗅覚感知(Level.2)

【ユニークスキル】言語理解(Level.Max)

----------------------------------------------


まさか鑑定眼でルナのステータスが見れるとは。


しかし、ルナは運がいいみたいだな。


"先駆者"を獲得できたのもルナのおかげだったりして...


まあいいか。で、ルナのステータスは...


「えーと、ルナも"先駆者"を獲得してるな。この称号はどういう効果なんだ?

鑑定できるかな。うお、できた!鑑定眼って言わなくてもいいのかよ!」


鑑定結果はこう出ていた。

【先駆者】スキル獲得率大幅上昇,獲得経験値倍加


「うわあ、チートじゃん。経験値倍加とかテンプレ過ぎで笑えるな。これは今は隠しておくほうがいいか?なんか重要人物とか言われて隔離されそうだし。そうだ、眷属って何か効果あったりするのか?」


【眷属】眷属の経験値は主人も獲得し、逆もまた同じ


「てことはルナの経験値は俺にも入るし、俺の経験値はルナにも入るのか。てことは俺だけダンジョンに行って経験値を稼いでも..おわあ!!ルナ!どうしたいきなり!」


俺がダンジョンについて考えを巡らせていると急にルナが突っ込んできた。


「ええーと、ルナを置いていくみたいなところを聞いたんかな。なあ、ルナはどうしたい?もしダンジョンに潜ることになったら一緒に来たいのか?」


「わん!!!」


それは絶対に来るという意思表示のようだった。


「わかった。じゃあダンジョンに行くときはルナも一緒だ。だけど危ないことはするな。わかったか?」


「わっふ」そう言って、ルナは頷いた。



★     ★     ★     ★



ボクは主人の横で一緒にステータスを見ていた。


主人が鑑定眼をボクに使うらしい。


どうなるのか楽しみに待っていると、主人にはボクのステータスが見えているらしい。



ボクも自分のステータスを見てみた。


あまり変わっていない。はあ。



自分のステータスを見ていると、横の主人はとんでもないことを言い出した。


ボクを置いて主人だけでダンジョンに入ると言い出したのだ。


さすがにボクだけで待っているのは嫌だったし、なによりスライムと戦うのは楽しかった。


だからボクはそんな馬鹿なことを言った主人に体当たりをくらわしてやった。


すると主人もわかってくれたようで、ダンジョンに行くときは一緒に行くことになった。


危ないことはするなと念を押されたが。



【この小説を読んでいただいた皆様へ】


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― 新着の感想 ―
[一言] ルナちゃんが、子犬なのか、若い犬なのか気になり始めました。大きさでイメージ変わりますよね。 抱っこ出来るハスキー…男性なら、大人ハスキーでも可能なのでしょうか? 2人が落ちたダンジョンがス…
[良い点]  主人公とルナの想いがシンプル(読者の想像をかきたてますね)に描かれ、次のお話が気になりますね。 周りの想い(情報)は、(読者としては… )知りたいんですけど、近頃 描きすぎな作品が多く少…
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