Episode.3:1匹と1人、ステータスを見てみる
主人のもとに駆け寄ると、主人も変なものが見えているらしい。
"ステータス"だとか言っていた。
よくわからないので首をかしげると、ステータスは自分の能力などを表示してくれるものらしい。
理解したように首を縦に振ると、
「えっ!?わかるのか!?」と驚かれた。
なぜかわかるので、わふっ、と返事をすると、
「えええええ!!!!???マジかよ!!」
とすごく驚いているようだった。
自分の能力も気になるので、そのステータスとやらを見てみることにした。
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【名前】ルナ
【種族】犬 (シベリアンハスキー)
【称号】夕凪陽人の眷属
【Level】1(1/10)
【経験値】1/20
【体力】20
【魔力】0
【攻撃力】10
【防御力】7
【素早さ】50
【運】90
【スキル】噛みつき(Level.1),吠える(Level.1),嗅覚感知(Level.1)
【ユニークスキル】言語理解(Level.Max)
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なるほど。書いてあることはわかる。
たぶん一番下の"ユニークスキル"の場所にある、言語理解というものが言葉が分かるようになった原因だろう。
そしてボクは主人の眷属ということらしい。
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俺はまさかルナが言葉を急に理解できるようになるとは思っていなかった。
もしかしたらと思い、自分のステータスを確認してみる。
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【名前】夕凪陽人
【種族】人間
【称号】
【Level】1
【経験値】1/20
【体力】30
【魔力】0
【攻撃力】20
【防御力】20
【素早さ】25
【運】50
【スキル】体術(Level.1),忍び足(Level.1)
【ユニークスキル】
【眷属】ルナ(犬)
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なるほど。これが自分のステータスか。
おお、ルナが自分の眷属になってる。
この板は触れるのか?お、ルナの名前に触れるとステータスが見れた。
やっぱりそうか。ルナのスキルに"言語理解"というものがある。
これが作用してルナは俺の言葉を理解したんだな。
もしかすると、この洞窟はゲームでいう"ダンジョン"のようなものなのか。
ならば先に進むしかない。
「行こうルナ。まだ先がある。」
「わん!!!」
俺たちは穴の奥へ進んでいった。
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