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Episode.34:友人2人、ダイバーデビュー!

お久しぶりです。

投稿が1か月以上滞ってしまい、申し訳ありませんでした。

個人的な事情で11月中、パソコン等ネット機器が一切使えませんでした。

厳しい意見もあると思いますが、これからまた連載再開します。

読んでくださる方、またよろしくお願いします。

最後に、感想等本当にありがとうございます。数日中にすべて目を通し、返信させていただきます。


また、設定の一部変更に伴い、いくつかの感想などを削除させていただきます。

書いてくださった方々、ありがとうございます。


1週間に2話くらい更新できたらいいなと思ってます。よろしくお願いします。


陽人視点スタートです!途中徹視点と光視点の場面があります。


今日は友人二人のダイバーデビューだ。


場所はいつもの東京駅ダンジョン。


「陽人~、なんか緊張してきたんだが!」


隣を歩く徹が弱音を吐き始めた。


「まあ、最初だからしょうがないだろ。これから慣れていけばいい。」


「私も緊張してます...。確か1階層はスライム、そして2階層はゴブリン。予習はしてきましたけど、ちょっぴり不安ですね...」


光さんも徹と同じように緊張しているらしい。


ルナはそんな二人の様子などどこ吹く風といった感じだ。


そうこうしているうちに、もうダンジョンの入り口の前に来てしまった。


「じゃあ行くか。最初のスライムだけ俺らが倒すから、それ以降は二人がやってくれ。」


「おう!」「了解です!」


そして俺たち3人と1匹はダンジョンへと足を踏み入れた。



★     ★     ★     ★



遂にダンジョンだ。


前を歩く陽人の背を見ながら、俺は足を踏み出す。


そのまま少し歩くと、陽人とルナが同時に止まった。


「わおん」


「スライムが2匹前から来る。倒し方は簡単だから見といてくれ」


前から"ペタン、ペタン"と音を立てて2匹のスライムが現れた。


ルナが飛び出し、スライムの後ろに回り込んだ。


陽人も素早く近づく。


そして思いっきり踏んだ。


"パリン"と何かが砕ける音がして、スライムは溶けて無くなった。


そしてもう一度同じ音が聞こえる。


ルナもスライムを踏んづけていた。


「スライムには核がある!予習してきたとおりですね!」


隣にいた光も感心した様子で戦い(一方的な作業だったが)の結果を見つめていた。


「な、最初は楽だろ。踏みつぶすだけだし。次は二人も頑張ってみてくれ。」



しばらく進むとまたあの音が聞こえてきた。


「きたか」


俺は静かにつぶやく。


「徹君!行きますよ!早くステータスが見たいです!」


「よーし。俺たちのダイバー伝説の第一歩だ!」



「徹君?伝説ってなんだか痛くないですか?」



俺も言ってから思ったわ、それ。



★     ★     ★     ★



ボクの目の前でトオルとヒカルさんがスライムと戦っている。


昨日までは考えられなかった景色だ。なんだか不思議な気持ちになるなぁ。



「よっしゃあー、倒した!うお!!出た!ステータス!」


「私も出ました!」


スライムを倒してステータスを獲得できたようだ。


ヒカルさんには【格闘術】、トオルには【短剣術】というスキルがあったみたいだ。



そして1階層の終わり、いわゆる"ボス部屋"までやってきた。


ホントは1階層にボスはいないけど。



結果、2人は待ち受けていたスライム2体をあっさり倒した。


「よし!2階層行くぞ!!」


「次の階層はゴブリンですね!気を抜かず行きましょう!」


トオルもヒカルさんもまだまだ元気なようだ。


2人に危険がないように2階層も気を付けよう。



★     ★     ★     ★



陽人君とルナちゃんが一緒に穴を降りていきました。



次に徹君が飛び込みます。


最後に私。



「キャッ!」



なんと私は穴の手前で躓いてしまいました。


私の体は傾き、穴に落ちていきます。


「うお!ヤベえ!光!」


徹君の声が聞こえました。


私はぎゅっと目をつぶり、衝撃に備えて...


「あれ?浮いてる?」


やっぱり私の体は宙に浮いています。


そのままゆっくりと降りていき、最後は徹君がお姫様抱っこで受け止めてくれました。


「なんだか私、ラピュ〇のヒロインになったみたいですね。」


「陽人の親方!空から女の子が降ってきました!!」


「やめんかい」


「「「あははははは!!!!!」」」


ルナちゃんは何のことかわからずにぽかんとしています。


陽人君がルナちゃんが風魔法で受け止めてくれたことを教えてくれました。


「ありがとう、ルナちゃん!やっぱりルナちゃんは頼れる先輩ダイバーですね!」


そう言ってルナちゃんをなでなでします。


「わふぅ」よかった


「えっ!?今、ルナちゃんの思ってること、伝わりました!!」


突然のことだったので驚きました。


「ほんとか!?今まではなかったのに!」


徹君も陽人君も驚いた表情になっていました。


「ルナちゃん、もう1回何か伝えてくれますか?」


「わおん!」好き!


「ん"っ!不意打ちはずるいです...!漫画だったら吐血していますよ」


目の前のかわいいルナちゃんは少し首をかしげてこちらを見つめてきます。


思わず手が伸びて撫でまわしてしまいました。


「ルナ!俺にも!俺にもなんか言ってくれよ!」


「わん!」お肉!


「お、お肉?ていうか伝わったぞ!なんでだ!?」


なぜお肉なんでしょう。とりあえず今日はルナちゃんに高級肉を買って帰ることは決定ですね。



★     ★     ★     ★



ちょっとしたアクシデントとサプライズもあったが、そろそろ動き出すことにしようか。



「よし、落ち着いたし行くか2階層!」


「よっしゃ!ゴブリンだな!遂に俺の短剣術が光るときが来た!」


「私は格闘術ですね。とりあえず空手の禁止技は躊躇せず使いますね」


ひ、光さんこわっ!今、目の色変わったぞ?


禁止技か...。ヤバそうだな。


「わん!わおん!」きたよ!2匹!


「了解。二人とも準備してくれ!」


「おう!」「はい!」


前方からゴブリンが2体歩いてきた。


俺とルナは少し後ろに陣取り、戦いを見守る。



徹は両手にナイフを持ち、喉を狙って攻撃している。


だんだんとゴブリンの体に傷が増えていくが、決定打はない。


「オラァ!!」


徹がゴブリンの足を払った。ゴブリンは倒れ、無防備な姿をさらしている。


そのままとどめをさし、決着した。



光さんは何というか、すごかった。


まずゴブリンの攻撃をひらりと躱すと、ゴブリンの喉元に手刀を叩き込む。


そしてぐらついたところに回し蹴り。


すぐに決着がついてしまった。


「いい感じですね。スキルのおかげかいつもより体のキレがいい気がします!」



(や、やべええ!!!つよっ!俺が最初にダンジョン入った時より格段に強い!)


「わおーん!」すごーい!


「ふふ、ありがとうございます!ルナちゃん!」


俺は思わず徹に話しかけた。


「おい、徹。光さん、ヤバくね?」


「ああ。俺の彼女スゲーだろ。自慢だぜ。」


ただ、肉弾戦はこれからの階層では不利だ。それをどう解消していくかは課題の一つだな。


今日帰ったらしっかり会議しないと。



その後俺たちは2階層を進み、ボスの目の前までやってきた。


ここまでに何体かのゴブリンの倒している2人はレベルが3へと上がっていた。


そしてボスは剣持ちと棍棒持ちのゴブリンだ。


剣持ちは徹が、棍棒持ちは光さんが相手することになった。



★     ★     ★     ★



2人とも大丈夫かな。


特にヒカルさんは武器を持った相手だからケガしそうで怖い。


危なくなったら助けられるようにボクも準備しておかないとね。



2人の戦いが始まった。


ヒカルさんは相手との距離を詰めていく。


そして主に足技を使って戦っている。


「ハァっ!!」


しばらく攻防を続けた後、ヒカルさんの蹴りがゴブリンの頭に当たった。


そのままゴブリンは吹っ飛び、地面に倒れる。


ヒカルさんはそいつが起き上がる前にとどめを刺した。


何度か棍棒をすれすれで避けていたのでちょっと心配だったけど大丈夫だったようだ。


少し離れたところではトオルが剣持ちと戦っていた。


もう相手のゴブリンは体中に切り傷を作っている。


トオルが最後の一撃を放ち、魔石を残してゴブリンは消えた。


「よっしゃ!勝った!」


「お疲れ様です!徹君!」


「おお?アナウンス来た!」


「私もです!!スキルは【身体強化】ですね!」


「俺も【身体強化】だ!」


2人はハイタッチをしてこっちに戻ってきた。


「2人ともお疲れ。けがはないか?」


「大丈夫です!」「俺も大丈夫!」


「じゃ、今日はこの辺にしとこう。3階層はまた全然違うからな。」


そしてボクたちはダンジョンを出た。










【今日のステータス】


--------------------------------------------

【名前】ルナ

【種族】迅狼

【称号】夕凪陽人の眷属,先駆者,進化する者,風の支配者

【Level】16(16/30)

【経験値】18/80


【体力】134

【魔力】120

【攻撃力】123

【防御力】122

【素早さ】163

【運】90


【スキル】噛みつき(Level.Max),咆哮(Level.Max),感知[改](Level.7),隠密(Level.Max),身体強化[改](Level.9),威圧(Level.Max),感覚強化[改](Level.7),俊足[改](Level.6),風魔法[改](Level.3)

【ユニークスキル】言語理解(Level.Max),伝心(Level.Max),回復魔法(Level.2)

----------------------------------------------

----------------------------------------------

【名前】夕凪陽人

【種族】人間

【称号】先駆者,水の支配者

【Level】59

【経験値】58/70


【体力】144

【魔力】126

【攻撃力】123

【防御力】136

【素早さ】136

【運】50


【スキル】体術[改](Level.Max),隠密(Level.Max),剣術[改](Level.Max),身体強化[改](Level.9),感知[改](Level.9),感覚強化[改](Level.7),水魔法[改](Level.3)

【ユニークスキル】回復魔法(Level.2)

【エクストラスキル】鑑定眼(Level.2)

【眷属】ルナ(迅狼)

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【この小説を読んでいただいた皆様へ】


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[一言] 続きを楽しみに年越ししますね。 良いお年をお迎えください♪ (((o(*゜▽゜*)o)))
[良い点] 待ってたんだけど!これからも更新よろしく
[一言] 更新ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
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