Episode.23:1匹と1人、新たな階層へ
お待たせしました。遅い時間になり申し訳ありません!
総合評価3000ポイント超えました!ありがとうございます!!
感謝感激モチベぶち上げです!
本日2話目(間に合いませんでした、ごめんなさい/(8_8)/)、ダンジョンです。
ルナ視点からスタート!
ボクと主人は新宿ダンジョンへ来ていた。
ここはちょっと久しぶりだ。
受付に行くと、一般ダイバーの人もいた。
受付に並ぶと周りからすごくみられている感じがする。
(おい、あれって特別枠じゃないか?)(ああ、犬連れてるのは特別枠だけって聞いたぞ)
(お前話しかけて来いよ)(あの黒い犬強そうじゃね?)
所々からいろんな声が聞こえてくるが、主人もボクも聞こえないふりをしていた。
今のボクは黒狼だけどね!!!!
そうこうしているうちに僕らの番になる。
受付の人によると、今日はボクと主人含め、4組11人のダイバーがこのダンジョンに入るらしい。
ボクと主人はその中で3番目にダンジョンに入った。
ダンジョンを進んでゆくと、1階層で前の人たちに追いついてしまった。
その人たちは今日でダンジョンは2回目らしい。
主人と少し話してから分かれた。
★ ★ ★ ★
俺とルナは2週間ぶりの新宿ダンジョンだ。
1階層ではほかのダイバーに獲物を譲って、スライムとは戦わなかった。
2階層で、周りに人がいないのを確認して、魔法を使うことにした。
「ルナ、こっから魔法使っていこうか。ルナは風魔法、俺は水魔法。どんな
ことができるか楽しみだな。」
「わおん!」たのしみ!
俺は水魔法を使うと念じてみる。すると頭の中に今使える水魔法が浮かんできた。
「なるほど。そういうことか。よし、見てろルナ。《水球》!!」
そう叫ぶと、手のひらの上に直径10センチくらいの水の球体が現れた。
「よーし!!!使えたぁ~!」
手のひらを前に向けるとそれを前方に打ち出すことができた。
<世界で最初の水魔法の使用を確認しました。使用者夕凪陽人に称号【水の支配者】を付与します。>
「なんだ!?水の支配者?世界で最初の水魔法の使用か...なんかうれしいな。」
ルナはどうだ?風魔法使えるのか?
そう思い、ルナに目を向ける。
「ウ~ワン!」
ルナが吠えたかと思うと、ルナの周りから風が発生した。
「おおおお!すげえ!風魔法だ!」
「わふ?」どう?
「すごいよ!なんもないところで風が吹いた!」
そういや、ルナは称号を獲得したんだろうか。
「ルナ、何か称号付いたか?」
「わおん」ついたよ
「なんて称号だ?」
「わふ!わおん!」かぜのしはいしゃ!
どうやらルナのも風の支配者という称号が付いたらしい。
俺はとりあえず称号の効果を見てみることにした。
【水の支配者】
水の魔法技を創造できるようになる。
魔法技?なんだそれは。魔法技だけを鑑定眼で見る。
【魔法技】
属性魔法で使える、技のこと。
例)水球など。
「なるほど。その魔法技を創造できるようになると。うええ!?ヤバすぎるだろこの称号!」
ルナのステータスからも風の支配者の効果を見てみたが、水の支配者と同じだった。
その後、2階層を進みながら魔法を試していたが、俺が使えた魔法技は、《水球》、《水刃》の2つだけだった。
魔法技が創造できるとは言っても、スキルレベルが低いと、使える魔法技も少ないらしい。
ルナは、《風纏》と、《風刃》の2つだった。
一番最初に使ったのは、《風纏》のようだ。
俺とルナは、その後魔法を織り交ぜながら2階層を突破し、3階層へと降り立った。
ダンジョンについて調査が進むにつれて、分かったことがある。
それは階層ボスを倒さないと、1階層を例外として、次の階層に進めないということだ。
階層ボスを倒していないダイバーはその階層のどこかにいる階層ボスを倒さなければならない。
一度階層ボスを倒すと、一定時間の後、新たに出現するという調査結果がある。
ただ、パーティーに3人以上階層ボスに勝利した者がいると階層ボスは現れない。
寄生のようなことはできなくなっているのが不思議だ。
ただ、階層ボスはレベルをしっかり上げてから挑むとソロでも勝てることが分かっていて、アメリカなんかでは、2人組でダンジョンを攻略することが多いそうだ。
この階層には俺たちのほかに3人パーティーが一組いるらしい。
ルナが匂いを感じ取って教えてくれた。
そして俺とルナは出てきたモンスターを倒しながら、次の階層へ続く穴の前にたどり着いた。
★ ★ ★ ★
主人にだっこされて穴を降りる。
次の階層も思わず固まってしまうような光景が広がっていた。
目の前には木々が林冠を成して遠くまで続いている、巨大な森が広がっていた。
主人はそれを写真に収めてから穴の出口から続く斜面を下り、森の入り口に立った。
ボクも主人を追いかけ、斜面を下り、主人の横に並ぶ。
そこにある木はとても高く太いものだった。
ボクと主人は森へ入り、主人は木に印をつけながら進んでいく。
迷わないようにつけているそうだ。
主人に匂いをたどれば帰れると伝えると、
「保険だ、保険!もしもルナの鼻が使えなくなった時のためだよ!」
と言っていた。
森に入ってしばらくすると、横から初めての匂いが漂ってきた。
「わおん!」なんかくる!
「初めての敵か?なんだ?」
その方向からやってきたのは主人を優に超える巨体を持ち、片手に棍棒を持ったモンスターだった。
「ルナ!こいつはオークだ!」
オーク!おっきいけど見た感じ動きは鈍そうだ。
主人は剣で棍棒と打ち合い、ボクは魔法を使いながら死角から噛みついたり攻撃を加えた。
その見た目に反して強さは大したことはなく、すぐに決着がついた。
<オークを討伐しました。経験値を取得します。>
レベルは上がらなかった。
次に戦ったのは3階層で戦った、マッドブルで、一度倒していたので楽に勝てた。
この時にボクのレベルが上がり、レベルが4になった。
先へと進んでいると、また新たなにおいを感じた。
ただこの匂いはゴブリンの匂いに似ていた。
「わう?わおん?」ゴブリン?ちがうかも?
「ゴブリン?わからないのか?とりあえず待ってみよう。近づいてきてるんだろ?」
「わん」前のほうから2体くる
「了解。さて、なにが来るかな?」
★ ★ ★ ★
ルナが分からなかった匂いの正体。なぜゴブリンと思ったのかはすぐに分かった。
現れたそいつらの鑑定結果は[ホブゴブリン]。ゴブリンの上位種であった。
武器は棍棒を持っていて、俺たちに襲い掛かってきた。
俺とルナは攻撃をなんなくかわし、ルナはスピードと風魔法でかく乱し、俺は魔法を併用しながら1体に切りつける。
「《水刃》!!」
ホブゴブリンに当たったそれは、相手に深く傷をつけた。
俺はそいつがひるんだ隙に斬撃を叩き込む!
<ホブゴブリンを討伐しました。経験値を取得します。>
「ワオゥ~ン!」
<眷属ルナがホブゴブリンを討伐しました。経験値を取得します。レベルが24に上がりました。>
ちょうどルナも終わったようだ。ルナは《風刃》でとどめを刺していた。
そして俺はレベルが24になった。
そろそろ時間になりそうだったので、今日はここまでにして帰ることにする。
森の中を帰っている途中に、ホブゴブリン1体に襲われたが問題なく倒し、そのあとは戦うことなくダンジョンから出た。
魔法登場しました!
次の話は予定通り投稿します!
【今日のステータス】
--------------------------------------------
【名前】ルナ
【種族】黒狼
【称号】夕凪陽人の眷属,先駆者,進化する者,風の支配者
【Level】4(4/20)
【経験値】40/50
【体力】51
【魔力】34
【攻撃力】40
【防御力】36
【素早さ】80
【運】90
【スキル】噛みつき(Level.Max),咆哮(Level.4),感知(Level.5),隠密(Level.5),身体強化(Level.9),威嚇(Level.8),感覚強化(Level.5),俊足(Level.4),風魔法(Level.2)
【ユニークスキル】言語理解(Level.Max),伝心(Level.Max)
----------------------------------------------
----------------------------------------------
【名前】夕凪陽人
【種族】人間
【称号】先駆者,水の支配者
【Level】24
【経験値】0/40
【体力】56
【魔力】36
【攻撃力】45
【防御力】46
【素早さ】48
【運】50
【スキル】体術[改](Level.4),隠密(Level.5),剣術[改](Level.3),身体強化(Level.9),感知(Level.6),感覚強化(Level.5),水魔法(Level.2)
【ユニークスキル】
【エクストラスキル】鑑定眼(Level.1)
【眷属】ルナ(黒狼)
----------------------------------------------
【この小説を読んでいただいた皆様へ】
面白いと感じていただけたら、評価を頂けると嬉しいです。
感想もぜひください!返信は絶対するので!
ブックマーク、評価していただいた皆様、励みになります!読んでいただき本当にありがとうございます。
新しく読んでいただいた皆様、面白い!続きが読みたい!と思ってもらえたら、ブックマークよろしくお願いします!