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EX.Episode.4:第二期ダイバー試験と新たな制度の開始

主人公は出てきません!

めちゃ書くの疲れました!笑

重要人物とか日本支部の方々が出てきます。

あとはDCOの偉い人たちの会議です!


2020年5月24日から30日の7日間、日本各地の支部で第二期ダイバー試験が行われた。


その規模は大学センター入試の受験者数と変わらない、約60万人。


ただし年齢制限があり、18歳以下の受験は禁じられている。


日本全国の支部では多いところで1日1万人が来場したが、その多くは最初の厳しい身体能力テストを乗り切れず涙を呑む結果となった。


そして身体能力テストを突破した猛者たちは、判断力・思考力を見るテストを受けた。


まず身体能力テストで全体の9割以上が不合格となり、その後の判断力・思考力のテストでは身体能力はあっても頭のない、いわゆる脳筋が落とされた。


試験の結果、日本全国で3180人の一般ダイバーが誕生した。



60万人から選ばれたこの一般人ダイバーは、後に第一世代と呼ばれ、日本のダンジョン攻略の最前線を進むダイバー達となる。



★     ★     ★     ★



DCO日本支部 記者会見室―


ここではDCOが会見を開く予定で、その様子はテレビ・ネットで中継されていた。


「えー、皆さんお集まりいただきありがとうございます。DCO日本支部長の金剛です。

今回の会見では、ダンジョンについての制度が大幅に変更されることについて説明を行います。」


金剛支部長がそう言葉を放つと、会見場の記者たちはざわめいた。


司会が鎮めると、支部長は再び話し始めた。


「まずは今回の第二期ダイバー試験についてです。今回の試験では約60万人の方が受験されました。我々は厳正に審査を行い、3180人の一般枠ダイバーが新たに誕生しました。また、一般ダイバーのダンジョン潜入は6月解禁といたします。それに伴い、特別枠と一般枠で明確に差別化をすることといたしました。


まず第一に、ダイバーの資格を証明するライセンスですが、特別枠のダイバーは黒色、一般枠のダイバーは青色のライセンスを使っていただきます。これはICチップが埋め込まれており、そのICチップに最先端の技術を用いているので偽造はほぼ不可能です。また、DCOのデータベースにダイバーの指紋・虹彩・静脈等の個人的な特徴を登録してあります。


そして第二に、全国149のダンジョンの内、10か所のダンジョンを特別指定ダンジョンとし、一般ダイバーの潜入を禁じます。特別指定ダンジョンは、1.北海道旭川ダンジョン、2.福島県猪苗代湖ダンジョン、3.東京都東京駅前ダンジョン、4.愛知県名古屋港ダンジョン、5.京都府京都駅ダンジョン、6.大阪府大阪駅ダンジョン、7.鳥取県大山ダンジョン、8.福岡県博多駅ダンジョン、9.高知県四万十川河口ダンジョン、10.鹿児島県屋久島ダンジョンの10か所です。この10か所においては、ダンジョン潜入の際は特別枠ダイバーのライセンスが必要です。


第三に、ダンジョン資源の話です。ダンジョン資源については、基本的に取得したダイバーの所有物です。DCOでは新たに全世界同時に活用可能な公式のオークションサイトを開設します。このサイトでは、ダンジョン資源をダイバーが出品し、企業・一般人関係なく入札が行えます。落札額の15パーセントは手数料として引かれますが、出品される資源はDCOの審査を通って出品されるので詐欺の可能性はありません。高額の品についてはDCO国支部以上の施設で直接受け渡されます。その際の移動手段はDCOが無償で用意、管理いたします。


その他、詳しい説明は文書でDCO公式サイトに掲載します。そちらもご確認ください。


私からは以上です。質問がある方は挙手をお願いします。」


そう締めくくると、一斉に手が上がった。



★     ★     ★     ★



記者会見が終わり、支部長室では各国のDCO支部長と、DCO本部トップの面々がオンライン会議を始めていた。



DCO総長

『各国説明は終えたか?』


アメリカ支部長

『ええ、滞りなく。他の国はいかがですか?』


他の国の支部長たちは皆一様に頷いた。


DCO総長

『では6月から一般ダイバーのダンジョンへの潜入を解禁する。いいな。では次の議題だ。』



――会議は進む...




★     ★     ★     ★



DCO本部―


「副総長、Yoogleのアダムズ氏からお電話です。」


「わかった。繋いでくれ。」



「ハロー、私です。」


『やあ、ミス・スカーレット、ごきげんよう。今日はオークションサイトとダンジョンの入退場システムの話をしに電話したんだ。うちのシステムはいかがかな?』


「ああ、それでしたらとても良いものだと思っていますよ。今のところは、ですが。」


『まだ正式に運用を始めたわけではないからね。運用開始は6月か。ダンジョン資源の融通の件、よろしく頼むよ。』


「ええ、もちろんです。こちらこそ技術の提供感謝します。」


『それじゃ、次のスケジュールの時間だ。失礼するよ。』


「ええ、では。」


『プツッ..ツー..』





一気にダイバー増えました。補足情報ですが、第一期ダイバーは特別枠のみで、約500人です。

本文中には書いていないですが、第二期の特別枠では200人ほどが新たに特別枠のダイバーになっています。

ちなみに金剛さんも特別枠ダイバー資格持ってます。支部長なので。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] >ただし学生はダイバーの資格は取れない(年齢制限:18歳以下の受験は禁止)。 学生は、主に大学生を指す言葉で(小学生は児童、中高生は生徒が所属における呼称らしい)広義で「学生」を学…
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