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Episode.15:1匹と1人、新たなダンジョンへ[朝]

遅れましたすみません!今日(24日)は2話投稿します!


陽人(飼い主)視点からです!




次の週の土曜日。俺とルナはいつもの新宿ではなく、東京駅の目の前のダンジョンにやってきた。


工事現場みたいな壁に囲まれたそこは周りよりも一際異彩を放っていた。


入り口の自衛隊員にダイバーのライセンスを見せて壁の中に入る。


そこは事前に聞いていた通り、新宿とは違って洞窟が地上にせり出してきたような、まさにダンジョンといった洞窟があった。


また、ここには人工の地下空間があるのだが、ダンジョンはそこに一切影響を与えていないらしい。


まさに異次元ということだ。


「ここは新宿とは違うんだな。中のモンスターも新宿とは別なんだろうか」


「わふ」はやくいこう


そんなことを考えていたらルナが急かしてきた。


まあそうだな、油断せずに行けば大丈夫か。


その後、ここの責任者の梅野さんというおじさんと少し話して、今日は午前と午後の2回ダンジョンに入ることを認めてもらった。


今は朝の8時半。前半は12時半までで、後半は1時半から夕方の6時ということに決まった。


「じゃあ行ってきますね。」


「ああ、気を付けてな。」


ルナのほうを見ると、ここでもルナは大人気で、自衛隊のお兄さんたちから撫でてもらっていた。


「ルナ!いくぞー」


「わん!!!」わかった!!!


「がんばれよルナちゃーん!」「ケガするなよー」「昼もいっぱい撫でてやるからなー」


ははは、アイドルじゃないんだから。ルナは罪なワンコだ。


ちなみにここにいる人は全員ルナが進化するってことを知っている。


もともと自衛隊では情報が共有されていたそうだ。さっきのお兄さん達の内の一人によると、ルナはダンジョン部隊の中ではかなり有名らしい。


アイドルじゃん、もはや。まあルナの可愛さは今に始まったことじゃない。こうなるとは思ってもみなかったが。


ま、とりあえずダンジョンのほうに集中しよう。ルナも俺も一週間待ってたんだ。



★     ★     ★     ★



主人とダンジョンの中に入る。


このダンジョンは入り口が地上に出ていて、前までのところとは違い、入るときに主人にだっこされなかった。


はあ、抱っこはお預けか。でも主人によるとおっきくなったボクを抱っこするのってきついんだって。


もう、進化っていいことばかりじゃないんだね。


おっと、この匂いは...


「わふっ!」スライム!


「おっと、きたか。んん?初めての色だな。緑か。」


よっし。主人止まってるしやっつけちゃお。おりゃ!


スライムを踏みつけると、スライムの核がつぶれた。


<スライム[緑]を討伐しました。経験値を取得します。>


レベルは上がらない。たぶんそうだと思ったけど。


「ルナ倒すの早いよ!写真撮っときたかったのに。」


ありゃ、ごめんね。まあいいじゃん。次にとればいいんだよ。


「わおん!」はやくいこう!


「はいはい。」


ボクは主人の前に立ってどんどん進んでいった。


進んでいく途中、また緑のスライムが出て、そのあとは普通のスライムだけだった。


「お!ルナ!多分階層ボスじゃないか?部屋っぽいし穴あるし」


「わん!!」だっこ!!


「は?なんでだっこ?」


「わ、わふぅ」な、なんでもない


「まあいいか。緑2体だな!1体ずつやろう!」


あぶない。穴と聞いてつい抱っこと思ってしまった。今のは伝わっちゃったな。


「わん!」わかった!


ボクはそいつを踏みつけて核を潰し、主人のほうは剣で潰していた。


<スライム[緑]を2体討伐しました。経験値を取得します。レベルが2に上がりました。>


やった!あがった!進化したらレベルが1に戻っちゃったからな。また1からだ。


「あれ?階層ボスじゃない。なんでだ?まあ、時間もまだある。2階層だな。ルナ、おいで。」


「わん!!!」だっこ!!!


「ああ、だっこってこのこと言ってたのか。かわいいやつめ。ただ今のルナはでかいんだよなあ。まあ、抱っこできるのも今のうちかもしれないから今は抱っこしよう。」


主人はそう言ってボクを抱き上げ、穴の中に降りた。



★     ★     ★     ★



「よし、2階層だな。ルナ!今日は今まで使ってなかった【身体強化】使っていこう。あれはしっかり使っといたほうがいい。」


「わっふ」わかった


身体強化!


おお、なんか力がみなぎる感じだ。


「わふ!」コボルト!


「おお、ここの2階層はコボルトか。2体だな。さて身体強化はどんなもんか。試させてもらおう」


 

結果から言うと、かなりいい。ステータス値は変動しないので確かなことは言えないが、確実にパワーもスピードも上がっていた。


コボルトでは相手不足だと感じるくらいだ。


魔石を拾って先へと進む。


「わおん!」コボルト!


「またか...ってあれは剣持ちか!よしルナは攻撃を受けないよう気をつけろ。いくぞ!」


よし、身体強化!


ってルナはっや!もう足に噛みついてるし、しかも足首完全に折れてるし!


やべえな身体強化。


俺は動けなくなった剣持ちのコボルトを斬り伏せた。


<ソードコボルトを討伐しました。経験値を取得します。>


まだレベルは上がらないみたいだ。時間はまだある。行けるとこまで行こう。


先へ進むと、また広い部屋があった。


次の階層への穴も発見した。


その部屋には、ごつごつのバットのような棒を持ったコボルトがいた。


「あれは...」


鑑定眼!


[棍棒コボルト]


「そのまんまかい。」


いけるか。


「わん!!」いくよ!!


「おう!」


身体強化!


うわ、やっぱルナめちゃめちゃ速い!


あっという間に足元に潜りこんで転ばせた。


俺も追いついて剣を振る。


ルナは絶妙なタイミングで離脱して俺の剣を受けずに済んだ。


<階層ボスを討伐しました。経験値を取得します。>

<階層攻略報酬としてランダムなスキルが付与されます。>

<抽選の結果、夕凪陽人にスキル【感知】を付与します。>


おお、やっぱり階層ボスだったか。1階層には階層ボスはいないんだな。


「ルナは何獲得したんだ?」


「わふ!」見て!


「おお、これは...【威嚇】か。いいんじゃないか?」


俺は【感知】というスキルだ。そのままスキル確認とかをしていると、スマホのアラームが鳴った。


「時間だな。この先は午後に回そう。帰るよ、ルナ。」



帰り道にスライム2匹のセットと2回戦った。


1度目の戦いの後にレベルが上がった。



そして、また地上に戻ってきた。






今日は全然書く時間が取れない...

明日の12時に予約しておきます!


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【名前】ルナ

【種族】犬 (シベリアンハスキー【変異種】)

【称号】夕凪陽人の眷属,先駆者,進化する者

【Level】3(3/10)

【経験値】4/30


【体力】32

【魔力】0

【攻撃力】21

【防御力】17

【素早さ】61

【運】90


【スキル】噛みつき(Level.7),吠える(Level.7),嗅覚感知(Level.8),忍び足(Level.6),身体強化(Level.2),威嚇(Level.1)

【ユニークスキル】言語理解(Level.Max),伝心(Level.Max)

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【名前】夕凪陽人

【種族】人間

【称号】先駆者

【Level】12

【経験値】4/30


【体力】38

【魔力】0

【攻撃力】28

【防御力】27

【素早さ】34

【運】50


【スキル】体術(Level.6),忍び足(Level.7),剣術(Level.4),身体強化(Level.2),感知(Level.1)

【ユニークスキル】

【エクストラスキル】鑑定眼(Level.1)

【眷属】ルナ(犬)

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