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Episode.12:1匹と1人のダイバー生活の幕開け

この話からレベルアップ加速していきます!

ルナ視点スタート、です!



ボクと主人のダイバーデビューから数日後の休日、またダンジョンへとやってきた。


今日も潜るのは新宿ダンジョンだ。


今日ここに潜るのはボクらだけらしい。


主人と二人きりだ。まあいつもだけどね。



1階層ではスライム2体のグループに2回遭遇し、黄色スライムと初の青スライムを1体ずつ倒した。


そして、レベルは4になった。レベルアップはやっぱりうれしい!


主人はそんなボクの様子を優しい笑顔で見守ってくれていた。



次の2階層では、ゴブリンを合計で5体、剣持ちのゴブリンを1体倒した。


この階層ではレベルが二つ上がり、レベル6となった。


そして主人がボス部屋と呼んでいる、"階層ボス"だった剣持ちのゴブリンと戦った場所の下の階層へ降りる大穴。


今日はこの先へも進む。


主人に抱えられ、穴の中を降りていくと、そこには目を疑うような光景が広がっていた。



★     ★     ★     ★



「なんだよこれ...」


2階層を降りた先、3階層に降り立った俺たちの目に飛び込んできたのは、一面の草原だった。


明らかにおかしい。天井は高く、降りてきた時の感じからしても、こんな広い空間があるわけがない。


しかし存在している。目に映る光景はそれを証明していた。


隣のルナは、"きれいな草原だね"と少しずれたことを思っている。


確かにきれいではあるが、所々にモンスターらしき生物が闊歩していた。


スマホでこの光景の写真を撮り、生物の拡大写真も撮っておく。


カメラで確認したところ、羊、猪、二足歩行の犬、剣持ちゴブリンの姿が確認できた。


二足歩行の犬はゲームでいうところの"コボルト"みたいな感じだ。


「よし、慣れてるゴブリンから行こう。羊と猪とコボルトはあとだ。」


「わふ」わかった



そして俺たちは剣持ちゴブリンを難なく倒し、羊と向かい合っていた。


鑑定眼によると、こいつは"マッドシープ"というモンスターらしい。


そのマッドシープは俺たちに向かって突進してきた。


ルナはスピードがあるので簡単に避けたが、俺はルナほどのスピードはない。


しかし紙一重でかわすと、持っていた剣を胴体に向かって振り下ろした。


ルナは足に噛みつき、動きを止める。


そして、とどめを刺すとマッドシープの死体は溶けてなくなるように消えた。


その後、猪、コボルトとも戦ったが、それほど強いというものではなく、苦労せずに倒せた。


そして鑑定眼によると、猪は"マッドボア"、俺がコボルトと勝手に呼んでいた生物は案の定というか"コボルト"という名前だった。


3階層で、剣持ちゴブリン・コボルト2体・マッドボアを倒したとき、ルナと俺のレベルは8に上がっていた。


また、この新しく登場したモンスターたちも魔石を落とした。今回は全てが青色の魔石で、黒のものはなかった。


「わおう!わん!」やったレベルが上がった!


「一気に8まで上がったな。ルナはレベルの横になんか数字あるからとりあえずレベル10まで行きたいな。ただ時間もいい時間だし、今日はここまでかな。帰ろうか、ルナ」


「わん」はーい


「そんなに残念そうにしないでくれよ。明日も休日はあるんだから。」


「わふっ!」そうだね!


この調子だとまた明日も来ることになりそうだ。楽しいからいいんだけどな。


そして俺たちは帰路についた。



★     ★     ★     ★



ボクと主人は家に帰る前に日本支部に立ち寄っていた。



主人は今回の新たな発見を担当受付のお姉さんと、なぜかいる強そうなオジサンに話していた。



オジサンのなまえなんだっけな。確かコンゴウさんだった気がする。



ボクは担当受付のアサヒさんの膝の上で撫でられていた。


主人のなでなでもいいが、アサヒさんのもまたいい。


主人よりもほっそりした指で毛をかき分けられるのは何とも言い難い気持ちよさだ。



ふわあ~あ、こんなに心地いいと眠くなっちゃうよねぇ。


いつの間にかうとうとしていて、はっきり目が覚めた時には話は終わっていた。




そして用事は終わり、家に帰って、明日のダンジョンも楽しみにしながらいつもの場所で眠った。


やっぱり主人の膝の上が一番だな。ポカポカだ。








今回からあとがきにエピソード終了時の陽人とルナのステータス載せておきます。

成長の証をぜひ見てみてください!

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【名前】ルナ

【種族】犬 (シベリアンハスキー)

【称号】夕凪陽人の眷属,先駆者

【Level】8(8/10)

【経験値】0/20


【体力】24

【魔力】0

【攻撃力】14

【防御力】11

【素早さ】54

【運】90


【スキル】噛みつき(Level.3),吠える(Level.4),嗅覚感知(Level.6),身体強化(Level.1)

【ユニークスキル】言語理解(Level.Max),伝心(Level.Max)

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【名前】夕凪陽人

【種族】人間

【称号】先駆者

【Level】8

【経験値】0/20


【体力】34

【魔力】0

【攻撃力】24

【防御力】24

【素早さ】30

【運】50


【スキル】体術(Level.4),忍び足(Level.6),剣術(Level.2),身体強化(Level.1)

【ユニークスキル】

【エクストラスキル】鑑定眼(Level.1)

【眷属】ルナ(犬)

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 人間がいぬより強い点について気になりました、はっきり言って勝てる見込みないと思うんです、子犬に噛まれてもかなりいたいですし……ええ、噛まれましたよ土曜に怖くてどうしようもなかったです。…
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