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倉庫からひきづり出してみた(短編集)  作者: たのみこむこ
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ため息の足音


在りし日々

百篇聞いた昔語り

今一片も

聴くこと叶わず



筆を拙く走らせて、仏間に飾った。



僕らは、歩くから。



でも、未来には轍はない。



まっさらで、捉えられない。



そうして、誰のものでも無い足跡が、誰も後をたどることの無い道が。



時には深く踏みしめられて、雨溜まりが出来ているのもあるでしょう。



時には乾いて、跳ねていたのもあるでしょう。



雨溜まりには鳥たちが集い。



乾いたところには、蒲公英が生えている。



靴を履いたら、靴の跡。



裸足で歩けば、君の跡。



憧れは遠く、だのに後ろを歩けない。





誰しも、人の背中は本当には見ない。


誰にも、自分の背中は見られたくない。




でも、裸足で歩けば、少しだけ、分かるかなぁ。



やっぱり、夜に、星は見える。


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