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プロローグ

今、俺の目の前に立っている少女は普段はくノ一をやっている。それもこの現代社会においてはおかしな話なのだが。

しかし何があったか、今日はこれから戦争にでも行くかのような出で立ちだ。

大きめのつば付きの黒い帽子。つばの上にはゴーグルまでついてる。思わず「あ、こういうのカッコいいな。」と思ったのは内緒だけど。首にはこれまた大きめのスカーフを巻いている。オリーブ色とでも言うのだろうか?口元を隠している辺り、ポイントが高い。ダボダボの黒いトレーナーにやはり余ってる感がありありの迷彩柄のキュロット。そこから伸びるすらっと細い黒タイツに黒スニーカー。そして極めつけは大事そうに抱えているP90。1988年にFN社から発表されたP.D.W(パーソナル・ディフェンス・ウェポン)で、その性能の高さは人々を驚かせた。。。と何かに書いてあった。と言うか、調べた結果がそういうことだった。見た目の印象だけを言えば、何かのショーのコンパニオンと比べても全く遜色ない外見をしていると思う。はっきり言って可愛い。が、あえてそれを本人に伝えるようなヤボはやらない。

余計な話はこの辺にして、そろそろこの娘が今から何をしようとしてるのか。意を決して聞いてみようと思う。正直、こんな小娘が一人、戦線に加わった所で戦況に何か変化が生まれるような戦場が世の中にあるとは到底えない。が、しかし。俺はこの子が持っている可能性を、才能を高く買っているのも事実。だからもしかしての思いもなくはない。

「なあ、お前そんな格好でどこ行くつもり!?」

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