『だいだらぼっちと東京スカイプレスマン』
掲載日:2026/08/17
だいだらぼっちは、大層大きな神様で、どのくらい大きいかというと、富士山に腰を下ろしながら、琵琶湖の水で顔を洗うような、そんな感じでした。印旛沼のあたりですくった土をざるに入れて、筑波山のあたりに盛り上げたり、東郷池のあたりですくった土を大山のあたりに盛り上げたり、湖と山に縁のある神様です。日本海の砂をすくって島をつくったときは、どんどん崩れてしまうので、大きな島をつくることができず、何度も何度も、もっこを担いで砂を運んだものの、佐渡島しかつくれませんでした。
だいだらぼっちはがっかりして、もっこの横棒を外して、適当なところに差して、日本海に手を出すのはやめてしまいました。このとき差した棒は、浅草の西のほうに、今でも立っていると言われています。りんと立つ様子が、プレスマンと似ているので、東京スカイプレスマンと呼ぶべきところ、皆遠慮して、違った呼び方をしているそうです。
教訓:もしかすると、今建っているのは、建てかえられたものかもしれません。




