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最後のさくら

前回の話の続きですね。中学校編。このまま中学校を静かに過ごして終わるのでしょうか?

自販機で買ったブラックのコーヒーを飲んで一息ついた。昔は苦すぎて飲めなかったのに、気づいたら飲めるようになっていた。今でも相変わらず苦い、まずい、、、でもなぜか染みる。きっと人生が苦くなったからだろう。落ち着いてきたので続きを話そう。夕暮れが見え始めたので早く終わらせたい。


「静かに過ごしていた中学2年生だが、突然春は来た。一目惚れだ。人生で初めて一目惚れをした。同級生の女の子。委員会の質疑応答の集会で一人で何回も質問しているところを見てなぜか気になった。その日の帰りに自転車置き場でその子と偶然会い、「一人で何回も質問して凄いね」と声をかけた。相手からしたら知らない同級生に急に変なことを言われて気持ち悪かっただろう。我ながら凄い大胆な奴だと思う。その日はその会話だけで終わった。彼女の名前はさくらというらしい。最初は気になるだけだったが、一回話して確信に変わった。好きだと。そっからももうスピードだった、すぐにラインを交換してアタックした。自分でも意味不明だが、その子の自転車の後ろを無言で追いかけたときもあった。当時は友達からストーカーと言われ、なぜか嬉しくなっていたが、今になると捕まらないだけマシだったと思う。というか普通ならキモイと思われるはずだった。今思ったが、あの事件があっても、周りの目を気にしないで行動できる大胆さはまだ残っていたようだ。変な奴だと今なら客観視できる。そんな気色悪い行動にも関わらず、関係は深まっていった。ラインでの会話が盛りあがるのだ。お互いに両想いという誰もが憧れる最高に楽しい時間がやってくる。しかし、僕は恋愛において全然ダメなところがあった。それは好きな人と直接話せないことだ。自分でもびっくりした。今まで散々女子に可愛いとか言ってきたくせに、本当に好きな人とは話せないなんて、、。さくらと対面すると心臓の音が周りの人にも聞こえそうなぐらいだった。緊張してあたまには真っ白い靄がかかる。何も話すことができなくなるのだ。これが一生僕の足を引っ張ることになる。この時克服するべきだった。こんな感じで話ているとフラれたかのように感じるかもしれないが、なんやかんや上手くいった。告白したときの照れているさくらの顔はどんな女子よりも可愛くて、一生忘れないだろう。僕の最後の彼女。付き合った後一緒に帰ったことが1回だけあるが、無言で帰ってしまった。それほどまでに好きな人と一緒にいると緊張してしまう。大っ嫌いな自分だ。なんやかんやでさくらとは2カ月で別れてしまった。振ったのは僕の方だ。聞いている皆はなんで??と思うだろう。それはそうだ、自分から告白して自分から振っているのだから。理由ははっきりとは説明できないかもしれない。何を言っても逃げる口実にしているだけになると思う。多分好きじゃなくなるのが怖かったんだろう。好きじゃなくなる前に好きなままで別れたいと思った気がする。なんとなくだけど。本当は付き合うのをためらってた。小学校のときすぐに熱が冷めてしまったから。こんな僕でも人を傷つけるのは嫌だった。矛盾しているかもしれないけで、振って悲しませるのが嫌だった。さくらと付き合う前にこの話をした。今では思い出せないけど、さくらは慰めてくれたと思う。そのおかげで勇気を出して告白できたのだから。いや、、、これも嘘か。本当は周りからの評判が下がるのが嫌だったのかもしれない。小学校のとき振ったあとクソ男と言われたのが嫌だったから。振って周りに嫌われるのがいやだったから、そんな自己中な理由だったかも。もしくはプライドが高かったからかもしれない。原稿を書いてないから話す内容がぐちゃぐちゃでわかりにくいかもしれないね。思い出を振り返るビデオだから色々考えながらしゃべっちゃうんだ(笑)。許してね。話をもどすけど、多分恥ずかしかったんだ。常に周りの期待に応えたくて、完璧に生きたくて、自分の自分への理想が高かったから。。中学に入っても続けていたバスケ。ずっとスタメンになれなかった。2軍でも下の方だった。それが恥ずかしかったんだと思う。さくらのことがホントに好きだったから、いつでもカッコいい彼氏でいたいと思っていた。だからこそ、そんな姿を見られたら期待に応えられない、嫌われると思ったんだ。情けなくて、嫌われたくなくて自分から適当な理由をつけて振ったんだと思う。多分これが正解だ。しょうもないプライドを持っていたせいで、自分も相手も傷つける。そんな自分が嫌いだ。大っ嫌いだ。今ならはっきり言える。最終的に、中学校を卒業するまでずっと好きだった。高校入ってからも最初のうちは好きだった。高校の話はまた今度しよう。最後までずっと好きだったけど、復縁することはなかった。もう付き合う勇気がなかったから。振ることを考えたら辛くなるから。この話をすると心が痛くなる。この話をするのも最後だから、頑張らないとな。3年生になってからは1年の俺を少し取り戻した。学校の行事で積極的に表に出ることはなくなったが、クラスでは明るいキャラ誰とでも仲良くできた。その頃には一発芸を披露しては滑っていたので滑りの士道と呼ばれていた(笑)。ここでクラスの仲のいい女子だったmを紹介したい。mは不思議な人で、いつも想定していた返答と全然違う返答が返ってくる。おもしろい女子だった。顔がタイプではなかったので告白こそしなかったが、多分結構好きだった。何か不安な時は頼りたくなる不思議な力をもつ人だった。中学校の話はここまでにしよう。きっと皆もだいたい理由が分かって来ただろう。でもしょうがないんだ。もうすべて過去のことで、もう取り戻せないのだから。」気づいたらもう夜中になっている。今日は休もう。実家に泊まって寝ることにする。次は高校に行こうかな。また今度

恋愛って難しいですよね。個人的には若いころにやった方が良いことは恋愛だと思います。失敗してもなんとも思わないときに色んな恋愛をした方がいいですよね。金や今後、性、変なことに囚われない若いときに慣れておきたかったなあ~。

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