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日常の呟き  作者: 笛乃木 公子
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残り汁の行方

食べるか捨てるかってことなんです。

煮汁。

それは食材を美味しく煮たあとに残った、味が凝縮された美味しい汁のこと。


前は勿体ないけどそのまま流しに捨てていました。あまり再利用は考えたことが無かったんですよね(料理下手なんで)。今はできるだけ残り汁が出ないよう心がけています。


先人の知恵というのは今でも使われていて凄いですね。昔は調味料って貴重なものだったでしょうから、無駄なく使っていたんでしょうね。


私が知っているのは、魚の煮汁を素麺の出汁にしたり擂った山芋に混ぜてみたり、煮凝りにして一品料理にしたり。あと漬物にする糠床に混ぜるとも聞いたことがある。


そんな先人たちに倣って、今ではうちでもやっています。魚の煮汁が残ったら豆腐とか大根を煮てみたり、おでんの出汁(←美味しい粉を溶かして作るやつ)はヒジキを煮たり、具を加えて炊き込みご飯にしてみたり。


ただ、どうしても一つだけ、活用に困る煮汁があります。


年末に炊く黒豆(鍋をストーブに置いて煮るだけでいいから楽チン)の煮汁だけはどうにも使い切れないんですよ。砂糖はタップリ入ってるし、黒豆の成分が出て栄養もたくさんなのは分かるんだけど、なにせ残った煮汁の量が多すぎる。


豆を煮詰めりゃいいんだけど、あまりドロッとした状態のが好きじゃない。口当たりサラッとしたのが好きなんですよ。醤油入れるのは好きじゃなくて、砂糖と塩だけで煮る。それだといくらでも食べられるんですよね(好きだからつい食べ過ぎてしまう)。


煮汁の活用法を調べてみるんだけど、それはどうも作る気になれなくて(寒天にするとかありました)、といってアレに合う何かが思いつかない。黒くて甘いだけならともかく、しっかり豆の味がしますからね。


でも黒豆は好きなので作らないという選択肢はない。それで煮汁が勿体ないからって冷蔵庫に取っておくんだけど、躊躇している間に腐りかけ、結局、水で薄めて植物の栄養に…。


今は『いっそのこと、あのまま飲むか?』などと考えております。案外、豆乳か牛乳で割って、黒豆煮汁ラテにしてみてもいいかもしれん。


…ところで、残り汁といえばラーメンですね(人によるけど)。


動画で拝見した大食い奥様ほど汁への情熱はありませんが(ユーチューバーのかたです)、ご飯を入れて最後まで残さず食べたい気持ちはよ~くわかります(見たのは鶏拉麺(チキンラーメン)でしたが、動画で汁をこぼした奥様の『汁――!!!』に吹きました)。


一昔前なら私もやりましたが、今は健康のことも考えて控えています。直系に高血圧な親族がおり、罹りやすい家系かもしれませんから(今は太っている以外、持病はありません)。


外でラーメン食べる時は具をゆっくり食べて、なるべく麺をふやかしてから一番最後に啜っています。一般には美味しくない状態の麺なんでしょうが、汁を吸った柔らかい麺も中々美味しいですよ。


…そういえば、長いこと鶏拉麺(チキンラーメン)食べてない。

久しぶりに買ってこようかな?

別の料理に使うと言っても、美味しい料理の煮汁であることが必須ですけどね…。

お粗末さまでした。

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