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火事、裏では?

銃声が鳴り響く、イヤな音だ。何か焦げ臭い匂いがする。


「ちょっ、起きなさい!早く起きなさい!!」


目を覚ますと、部屋が赤く染まっている。隣の部屋から悲鳴が聞こえてきた。


「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だいゃ?…」


ブチッとイヤな音が聞こえてきた。それを俺は"無視"する。


「なんだかやばい事になってない?」

「ナニ呑気なこと言ってるのよ!早くここから出なきゃ!」


玄関から外に出ればいいだろと、考えていたがどうやら閉じ込められているようだ。確認したが窓からしか出られなそうだ。そこまでわかれば脱出方法なんて簡単に思いついた。

美亜に2人分のカバンを背負わせ、さらにその美亜を背負いスナイパーライフルを構えて窓から飛び降りる。俺たちの部屋は4階、普通では死ぬぐらいの高さだ。この時俺は、地面に向けて発砲すれば反動で落下が軽減されて怪我をしないんじゃないか。と考えていた。だが空中で美亜の方が下になってしまい、計画が失敗する。このまま死ぬと思った。落下の中で頭がおかしくなったのか俺は重力を"無視"した。

中に浮く。降りられない。地上に降りるためにそのまま月にスナイパーライフルを打ち込みゆっくりと落ちていく。そのまま地面に着地する。


「ふー、ビビったー!」

「ビビったじゃないわよ。何今の!?なんで途中からゆっく り落ちていけたの!?」

「いや、わからん。出来そうだからやってみた。」


体が重くなる。重力の感覚が戻ってきた。煙の匂いがする。とにかく早く遠くへ離れないとと本能に従い、走った。とにかく走った。


ゼェハァゼェハァ

海辺までやってきた。そう遠くはなかった。15分ほど道沿いに歩くと来れる距離だ。


「クソっ、どうなってんだよ…!まだ夜中だぞ…!」ゼェハァ

「そういえば、あのゲームどうなるのかな…?」ゼェハァ

「げぇ…む?」


あぁ、忘れていた。とんだ殺し合いに巻き込まれてたんだった。てか無視してたけどさっき悲鳴聞こえて来なかったか?始まりは明日全員が定位置に着いたらじゃなかったのか?


「これからどうしよう?」


美亜が唐突に呟いた。


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