謎の男②
「いやーいい線をつくねぇ。そういうのきらいじゃないよ。」
「真面目に答えろ」
おっといけない。あまりのうざさに拳が飛びかけた。
「ほんとに何者なんですか?こんなことして警察に捕まりますよ?」
「大丈夫、僕は国営能力者強化研究学園で講師をしているものだ。そして今回のことは国からの指示で動いているだけだからほんとは僕も人さらいなんてやりたくないんだよ?」
どこからどこまで本当なんだか。目が泳ぎまくっていて嘘をついているのがもろばれだ。てか、国がこんなことやってるってどうなのよ。
「でここはどこなんですか?」
美亜が言おうと思っていたことを聞いた。
「ここは、無人島の国が建てたビルさ。今回の用事のためだけに建てられたんだ。ちなみに他の人たちにはもう説明をを終えているから君たちが最後のプレイヤーだ。」
「プレイヤー?ゲームの会場か何かなのか?」
「うん。そうといえばそうだね」
何か含みのある言い方だな。
「これから君たちには、この島で生き残りをかけた、デスゲームをしてもらいます。」
「「は!?」」
「生き残れるのはこの島にいる15人中3人だけ、だけどこの島にいる限りは日本国憲法は無視してどんな悪行に手をかけても大丈夫!」
は!?いやいや、やばいだろ。ただの学生だった俺らに殺し合いをしろというのか?
「武器は我々が君たちの私生活、性格、体のスペックまで、資料とにらみ合って選び抜いたものだから扱いやすいと思うけど、どう戦うかは君たち次第だから。あと食料とかは心配しないでおくれ、とりあえず一週間分は携帯食があるから。」
「これって辞退したりできることは...」
「できないね!」
ですよねー。うん、薄々そうなんじゃないかと思っていたよ。
「まあ、今日はこのビルで泊まって、明日、皆が定位置についたらゲームをスタートする。だから君たちも部屋で作戦とか考えておくといいよ。」
「わかった。そうしようと思うよ。ただあの瞬間移動みたいなものはなんだ?」
「ああ、あれについてはそのうちわかるよ」
正確な答えをえようとしても今は答えてくれないだろう。そのうちわかると言っていたし我慢するとしよう。
そして俺たちは疑問を残したまま、メインホールをさった。
疲れたのであとがきは短めにします。ということでコオリガシです。まぁ、説明会でした。次回は主人公の能力を発現させようと思ってます。というわけで次回もお楽しみに!
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