ドワーフ500年エルフ千年
・ラッシュ: 黒髪の戦士。主につっこみ役。
・フロウ: 金髪の魔法戦士。美少年。
・ダー: ドワーフの戦士。白髭で基本ボケ役。
・エクセ: エルフの魔法使い。常識人。
・アビー: ダークエルフの盗賊。褐色の腹筋美女。
・エリス: 人間の女僧侶。かなりの天然。
「ねえーそこのじいさんやー」
エリスが何か言っている。
すると次に彼女は、
「ダーのおじいさんー」と言いはなった。
「むむ、ついに個人名を出しおったな。しかしながら、ワシは別におじいさんではないぞ」
「えー、でも凄い髭だしーワシっていうしー、老人でしょー」
するとダーは鼻で笑い飛ばした。
「フッフッフ、このエリスっこはまだ世の中というものがわかっておらぬ」
「あなたも大概ですけどね」とエクセ。
「いいかの、ドワーフは若年の頃より髭ぼうぼうで、200歳を超えたあたりから白く変貌する」
「えー、ダーは200歳なのー!?想像以上のおじいさんー」
「ドワーフの寿命は500年じゃ、ワシはむしろまだ若いぞ」
「それ、本当なのですー?」
「そうじゃ。実はワシよりエクセリアンの方が年上なんじゃぞ」
「えーびっくりー、あんなにキレイなのに」
「お褒めにあずかり恐縮です」
と、微笑を浮かべるエクセリアン。
「それで、いまおいくつなのですー?」
「……長寿の秘訣は、よけいな詮索をしないことです。そうすれば、もう少しエリス嬢も長生きできますよ」
「さらっと怖いこと言うね、このエルフ」とラッシュ。
「まあ、ことわざにドワーフ500年、エルフ1000年っていうぐらいだしね」
と、さりげなくフロウが間に入った。
「えーすごーい、健康の秘訣はなんですかー?」
「ウム、適度な運動と適度なジョギングじゃ」
「それどっちも同じ意味じゃありませんー?」
「ダーはもっと頭を適度に使うべきですね」
バカダンジョンはつづく・・・・→




