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バカダンジョン!  作者: チャンスに賭けろ
ローズ・ダンジョン
17/18

龍殺し(ドラゴンスレイヤー)

・ラッシュ: 黒髪の戦士。主につっこみ役。

・フロウ: 金髪の魔法戦士。美少年。

・ダー: ドワーフの戦士。白髭で基本ボケ役。

・エクセ: エルフの魔法使い。常識人。

・アビー: ダークエルフの盗賊。褐色の腹筋美女。

・エリス: 人間の女僧侶プリーステス。かなりの天然。

「ドラゴンスレイヤーって、称号の最高位だと思うんですよねー」


おもむろに例のようにエリスが語り出した。


「まあ竜を殺すもの(ドラゴンスレイヤー)となると、それはそうなるじゃろうな」


でもトロール殺し(スレイヤー)だってすごくないか? トロールだってめちゃ強いぜ」


それに対し、異を唱えるラッシュ。


「そ、それは確かに強いのは間違いありませんが・・・・・・・」


微苦笑を浮かべてエクセが言葉を濁す。


「でも、おれはトロール殺しだーって語呂が悪いですよねー」とエリス。


「他にもありますよね、グリフォン殺し、ワイバーン殺しとか」とフロウ。


「要するに同じ怪物をずっと倒し続けていれば、称号はついてくるものなのです」


と、エクセが説明を加える。


「でもオークスレイヤーとかゴブリンスレイヤーとか、雑魚狩り専門って感じで叩かれそうですね」


「まあ雑魚相手だろうとずっと続けていれば、職人みたいな扱いで尊敬されるんじゃね」


ラッシュの答えにフロウは納得したように頷いた。


「そうだね。他の誰よりも、称号持ちはその生き物の倒し方に精通してるんだから・・・たまにはラッシュもいい事いうんだね」


「たまにはは余計だ。この美少年め」


「それは褒め言葉じゃないのかのう」とダー。


「だけどさ。人間には別に、動物を殺した場合にも称号がつくんだぜ。『熊殺し』とか『牛殺し』『虎殺し』とかな」


「えー獣を狩るなんて、普通のことじゃないですかー」とエリス。


ちっちっとラッシュは指を横に振り、


「わかってないな、そいつらは素手で動物を殺すんだよ」


「えー素手で熊を殺すのです? それは確かに凄いですよー」


エリスはあっけにとられた顔になっている。


「一部の超達人にのみ名乗りを許された称号だな」


「では、もしもの話になりますがー」


「ふんふん?」


「その超達人同士が闘って、どっちかが勝ったらどういう称号がつくんでしょー?」


「うーん」と珍しくラッシュは悩みぬいたあげく、こう答えた。


「―――『人殺し』じゃね?」


「それはもう、単なる犯罪者ですよね・・・・」




バカダンジョンはつづく・・・・→




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