「私」(4)
その後、拳銃の授業があったが。。。
「それじゃあ、気を取り直して拳銃の授業をしようか。」
「気を取り直して?どうして気を取り直す必要があるんですか?」
首を少し傾けながら、上目遣いで尋ねてくるラキスを見て、罪悪感が
何故か強くなったが。さっきのはまぐれだということにして
忘れることにした。
「いや、こっちの話だ。今回扱うのはこの量産型の銃だが
銃はほかにも様々な種類があり、形がある連射が恐ろしく早い物や
連射速度はかなり遅いが一発が強い物。重い物から軽い物
小さい物から大きい物多種多様に存在する。どうだ少しは興味が
出てきたんじゃないか?」
「その中で一番なのはどれなんですか?」
「そうだな、戦い方によって違ってくるからな、、
自分に一番使いやすいやつが自分にとって一番強い銃だな」
「自分で一番強い銃を見つけるのもいいんじゃないか?」
それを聞いたラキスはぼそっとつぶやく。
「うん。でも自分で本で調べて作るのもいいかもしれない」
「ん?なにかいったか?」なにか恐ろしいことをこの子が言ったような気がしたが
気にせづ、的を用意し両手で撃つ撃ち方を教る。
先にシルズがさっきより真剣に放つ、いつも使っているものでは無いので
急に全力は出せなかったが、さすがというべきかさっきより黒い部分に
近い場所に当たる。だがラキスはもっといい場所に行くだろうなと
どこかで思っていたシルズだった。
次はラキスの番だがラキスは先ほどの失敗を思い出し少し外れた青色の場所に放つ。
「あれ?あんまりうまくいきませんね。」少し残念な表情を浮かべる
シルズは一瞬ぽかんとするがラキスの表情を見てすぐに励ましながら
近づく。
「い、いや最初なんだからすごい方だぞ!自信を持つんだ」(←自信を潰した人)
「そうですかでもこれじゃあ、さっきのも多分当たってすら、いませんでしたね。
でも楽しいですよシルズ先生の訓練。」あまり嘘は好きじゃないので
本当のことも言っておく。でも当たった事を言いうのは何か違う気がするので
ラキスの秘密にしようと思った。
なんていい子なんだと、罪悪感に飲まれそうになりながらも
その後もっと標的に当たりやすくする方法やほかの銃の種類を教えてもらった後。
時間が来たのでラキスは昼ご飯をシルズと一緒に食べることになった。
シルズはラキスの食べ方やしぐさから(こんなにいい子が王子なんて。。
信じられないな。)シルズが昔護衛していた貴族は食べ方は汚く、
常識知らずでわがままな国民が思っているようなそんな人物だったので
少し疑っていたが、三人で話し合った結果「ラキスは特別」という意見で納得することになった。
それから3時間後城の中にある魔法関連の書物が置いてある
かなり広い部屋にラキスは向かった。ドアを開けると突然ラキスは
誰かに持ち上げられる。
「う、うわ?!」
「ラキス君~!待っていましたよさあ授業を始めましょうか!」
完全に昨日より目を♡しながら体をこすりつけてくるべランド部隊の
メンバーが見たら引くレベルでラキスにべたべただ。
数分後満足したのか、ラキスを放す。
少し苦しかったラキスは少し疲れた表情をしてから
ベランドに何をするか聞いた。
「今日は何をするんですか?」
すべすべして気持ちよかった~など余韻に浸っていたが
ラキスの質問を聞いたべランドはバックから水晶玉を一つ取り出す。
「じゃじゃん~これわねラキス君、今の自分の大体の魔力量を図り色で教えてくれる
特別な水晶なんだよ。ほら触れるだけですぐにわかるから。」
べランドはラキスのまだ小さな手を水晶に触れさせる。
すると最初透明だった水晶だが段々と黒ずんでいき爆散してしまった。