「再び動き出した心臓」(3)
下着に黒のロングパンツそれと白いシャツがベットの下に
これを着てくださいね♡着たら部屋を出て階段を下りてきてください♡
と書いてある紙と一緒に置いてあった。
普段ラキスは王族なのできちんとした服しか着れなかったが
前から動きやすそうだなと思っていたので着てみる。
裸の上からのシャツなのでラキスが着ると少しエロいが
気にせず。着ると部屋を出て階段を下りる。
すると扉があったので開けるとおいしそうな匂いがラキスの鼻まで届く。
ダイニングといったところだろうか。かなり広い部屋に出た。
大きなテーブルがあり、そこには服を着た彼女と金髪のラキスよりすこし若い
青年と何故かあのオネエ風の美容師フェイスが座っていてラキスに気付くと
「うふ、あら素敵ね。おはよラキス王子。」
「おはよう~。へぇ~本当に肌白いね。」
ラキスは困惑していると、彼女が微笑し手招きをする。
「ラキス君聞きたいこともあると思うこともいろいろあると
思うけど、一つ聞いていい?」
うっとりした顔でそう言うと立ち上がり、ラキスに近寄る。
「どうしてわたしにキスしたの?」
ラキスは言われてびくっとなる。後ろにいる二人が驚いて彼女とラキスを
見ている。ラキスはどう言ったらいいか悩んだが。素直に答えることにした。
「貴方が綺麗だったのでつい。」
あえて微笑みながら言った。
今の発言はちっとも恥ずかしいとはおもわなかった。なぜならラキスは
別に悪いことをしたとは思わなかったからだ。ただ行動で気持ちを
伝えたぐらいしか思ってはいない。
「そうなんだ♡じゃあ」というとラキスの首に手を回し
ラキスの唇に唇を合わせる。
こんなに簡単にキスをしていいのかラキスはされながら思ったが
別に嫌がっているわけでもなくしてくるのだからいいかと納得してしまう。
気が済んだのかラキスから離れる。ふと横をみるとふひゅ~とうち笛を鳴らす。
金髪の方は小声で「なんて大胆な。」と言ってラキスをまた違った
目を向けてる。
ラキスは少し、恥ずかしくなってしまったが。これは正直にいようと
決める。ちょうどラキスのお腹が鳴ったので皆でラキスを見ると
皆少し笑って、席についた。
この時、気持ちのいい人たちだなと思いながら少し笑った。
テーブルには、スープ(恐らくミネストローネっぽい物)とパンといったシンプルな朝食だが。とてもおいしそうな匂いがする。
食べている最中に今の状況を教えてくれるのかと思ったが
三人はラキスが食べているのをただじっと見ているだけだった。
「ねえ、そのスープなにか違くない?」
食べたらやはり子供のころに食べたミネストローネだったが
少し何かが違った。
金髪の青年がラキスに少し悪人ずらで少し頬をあげながら聞いてくる。
なんだかいたずら好きそうだなとラキスは思いながら、スープの
違いを考える。間違ってるかもしれないけど、という前置きを入れてから
上目遣いで答える。
「このミネストローネ中にチーズが入っているんじゃないですかねでもチーズ
独特の臭みみたいなのがなくなっていて、チーズのまろやかさだけがこのスープ
にじっくり入り込みさらにこのスープのコクが深くなっているような。。。。
こんなに言って外れてたら笑えますね。」
と顎に手をあてながら、苦笑いしながら答える。
「確かに、言われてみたらそうかもしれないわね」
と言って急いでラキスが食べていたスープを一口、口にする。
「本当だわ、確かにこのコクはチーズ!」
金髪眼鏡君は「ウソだろ、一口でわかるなんて。。」と
ぶつぶつ言いながら、若干嬉しそうにラキスを見てラキスに
手を差し伸べる。
「改めてぇ、よろしくラキス王子。俺はいや私はエステル・ヴァン・シュワルツ。」
《《貴方の下で働くのは楽しそうだ》》。」
ラキスがフェイスの妙に真剣な顔とエステルがいった気になる事を言ったことに
の驚いていると。
涎を垂らしながら、目の色を変えた彼女がラキスが食べていた
スープをうっとりしながら勢いよく飲む。
飲み終えると、少し長い舌を回しながら、「ん?」といった顔で
何もなかったかのように自分の朝食を静かに食べる。
超絶美少女だからこそ今のはアウトなんではないかといけないものを見ているように
いやらしくの飲む彼女をみて三人は少し冷めながら朝食を食べ終えた。。。




