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詩の箱

量り売り

作者: 眞木 雅

箱を潰して

平たく積み上げて

手のひらを汚して

カメラに見られてる


寿命を売ってる

時間が売られる


僕はこうやって

土になったりするんだろか


やんわりと繰り返された

泥水の逆流に

ひっそり飲み込まれた

名前があるのに言えない

値も付かない生活


もっと誇らしくて

もっと満たされる

そうあってもいいはず

売るのは僕の体と心


痛い場所

穴をほって均す

平たく見繕って

穏やかに見せてる


どんどん底が下がる

どんどん底が見える


僕はこうやって

染みになっていくんだろか


汗を拭って

奥歯をぐっと噛んで

あちこち汚して

僕を見損なう

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