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ええっ?はい?…狼が喋ったぁ!?

口をポカンと開ける私を、狼はじっと見つめる。


しかし突然、狼が小さなうめき声をあげ、床にどさっと倒れてしまった。

「うっ…!」

見ると無理をして体を起こしたからだろう、矢が刺さった傷から再び血が出ている。


あっ、血が!


近くにあったふきんを取り、血を拭おうとすると、狼はいきなり大声を出しそれを拒絶した。


「触るなッ!」


驚いて狼の顔を見ると、荒い息を繰り返して痛みを耐えている。


どうしよう…


震えている狼に恐る恐る手を伸ばし、額に手をそっと当てる。

一瞬ピクッと動いたが、傷の痛みが酷く動けないのか抵抗はしてこなかった。


喉を鳴らして威嚇する狼を無視して頭を優しく撫でる。


「だいじょうぶ。だいじょうぶだから。」


そう声をかけながらそっと撫で続けていると、だんだん息づかいが落ち着いていき、寝てしまったようだった。


寝ちゃった…

初めて見る狼が喋る狼だなんて。


自分をじっと見つめる金色の目が頭に浮かぶ。

あんなに澄んだきれいな目は初めて見た。それに静かでやさしい目だった。


でもなんで?

私を激しく拒絶した時の目は、どこか切なくて悲しい目をしていた。


いろんなことがありすぎて、どれが本当かわからない。いっそのこと、また寝ちゃおうかな。


そう思い、狼の隣に体を横たえる。

ついさっき危ない目にあったはずで、しかも狼の隣という危ない位置にも関わらず寝ようとしている自分に笑えてくる。


案外私って図太いのかも。

狼でも、この意思をもった大きな狼はなんでか怖くないな。


そんなことをうとうと考えていたら、いつの間にか寝てしまった。

ああもう!この書きたいことが書けないもどかしさ!!

この辺はまだまだ話の前置きみたいなものです。

長くてすみません。


そして読んで頂いて本当にありがとうございます!頑張ります。

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