第一期 第一話 入学式
とうちゃーく!
古城石高校はそれなりに都会な所にあり、帰りにファミレスや、ゲームセンターで遊んだりもできるなぁ…!
妄想をしながら、クラス名簿を確認する。
空井原夢羽…空井原…
あ、2組だ。
この高校は7組まである。
『1年生は体育館裏まで来てください。もう一度繰り返しますー…』
体育館裏へ行き、クラス順に並び、入学式が始まる。でも、入学式は入場して、校長先生の挨拶聞いて、担任を確認し、知らない校歌を歌うだけ。
時計を見るとまだ10分程。入学式って早く終わるんだなぁ。
周りの生徒は同情をするような顔をしている。高校は大変なんだなぁ。
終わると先生に着いて言って2組に入る。
「担任の輪辺です。今から回すプリントを見てください。」
プリントを配られ先生の方を見る。
…嫌な予感がする…
「今から読み上げて行きます。まず、校則です。登下校は歩き、もしくはバスのどちらか。
スクールバックのキーホルダーは3つまで。ぬいぐるみ系のキーホルダーは禁止。縦、横5cmまで。」
私は歩きで来たが、電車の人もいるだろう。
スクバも大半はつけてないが近くに座っているギャルは大きなぬいぐるみキーホルダーをジャラジャラつけている。
「髪型はポニーテールだけ。くくれない高さの場合はそのままで良い。触覚を出すのは禁止。カチューシャ、派手なアクセサリーも禁止。」
周りを見渡すと髪を下ろしている人も、三つ編みも、ハーフツインもいる。
リボンのアクセサリーをつけている人もいれば、触覚を出している人もいる。
さらに続く。
「登下校時は真っ直ぐ帰ること。ショッピングモール等には行かない。」
グサッ
「体育館裏、屋上は普段は立ち入り禁止。」
グササッ
「もちろんだが、授業中に軽食、おしゃべりは禁止。」
グサササッ
「スマホ等のゲーム類も禁止。見つけた場合、1ヶ月没収。」
グハッ…
こんな校則があったら憧れの青春が出来ない…
最後の方は覚悟していたけど…
いや、ネットで見た時はスマホ使える、屋上からの景色がいいとか書いてあった。
「あと、多少盛っていいからネットでは良く書いておいてくれ。」
あぁ、引っ掛けられた…
生徒みんなが同情するような顔をしていたのはこのせいか…
「じゃあ、明日は学年集会が1~4時間目まで。5、6時間目は部活の説明等だ。弁当持参な。」
挨拶をして、教科書がたくさん入った思いスクールバックを持つ。
これからの学校生活…
不安しかない!
ここまで読んでくれてありがとうございます!
次は部活などです!
読んでくれると嬉しいです!




