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1話

「88人目、男、老人……」

私は殺した人間のことを、もう慣れた手つきでノートに書いていった。と言っても彼のことはなにも知らないし、恨みなんて持ってない。ただ殺したかったから殺した。誰でもよかった。私にも最初の何人目か、までは罪悪感や後ろめたさがあったがいまはもうない。それというのも私の両親が同じように各地を転々としながら人を殺していたことを知ってから、自身にあった衝動に説明ができたからだった。これは生まれ持った気質、性質なんだと理由を両親に求めることができた。そんな両親はもう他界していて、性格やどんな人でなにが好きだったか知らない。断片的に知っているのは各地の安宿を点々としつつ人を殺め、次の街への道すがら事故にあいこの世を去ったことだけ。彼らが殺人犯だったことは世間は知らない。生まれて間もない私を祖父母に預けてどこかに行ってしまった。ただ祖父母たちは薄々わるいことをしていると気がついていたようだったが世間体を気にかけ誰かに漏らすことはしなかった。自分の子供が人様に悪さをしていることを恥じていたのもあるかもしれない。が、いまでは私も両親と同じ生活をしている。

外では雨がジャージャーと降っている。

窓からは傘をさし帰路に着く人たちが見える。表情は見えないが彼らにも帰る家や家族がいて、眠り明日を生きるのだろう。そういった人間の命を奪うことに、私は喜びを感じる。私の手で続いていくはずの命を絶やすことにたまらなく生を感じる。

ただ、まだ私にもこういった行為への若干の後ろめたさは残っていて、揺れ動いている。だからだろう。私が親友と呼べるたった1人に、私が今までしてきた行いを今日すべて打ち明けようと思う。すべて話してこれからはまっとうに生きていきたい。

もうすぐその彼と会う時間だ。

待ち合わせ場所はそう遠くない。2、3ブロック先の店で会うことになっている。

今からここを出れば約束した時間ちょうどごろに着くはずだ。

窓から行き交う人たちを眺めるのをやめ、私は上着を羽織り宿を出た。


それからのことはよく覚えている。

約束した時間ちょうどに親友はそこにいた。軽く挨拶もどきをし、少しの雑談をした後、私の今までを彼にすべて話した。

実をいうと殺した人間のことはほとんど覚えていない。ので、記録をつけているノートに目をくべてひとつひとつ話した。彼は最初何かの冗談だと思っていたようだったが、だんだん表情がこわばり歪んでいったことを覚えている。そして洗いざらい赤裸々に喋ったあと、彼はなにも言わず店を去った。私はたった1人の友人を失ったが、心はこれまでにないくらい晴れ晴れとしていた。明日から普通に生きていくんだ。時間はかかっても心にある衝動を抑え、これからはよき人生を歩もう。そう思っていた。


泊まっていた宿へ戻り、部屋に入ろうと扉を開けると体に痛みを感じた。

私はたまらず患部を手で押さえ地面へうずくまり、かたわらに立っている1人の男を見た。親友だった。

そこからは髪を掴まれ顔を殴られ、彼はしきりに怒鳴っていたのを覚えている。

どうやら、私は親友の妹を過去に殺してしまったようだった。

怒りに満ちた彼に私は殺された。話さなければよかった、と思った。そして次の人生があるなら、また人を殺したいとも思った。


何か温かいものを感じる。うまく開けられない目をうすらと開けると、ぼんやりとしか見えないがそこには見慣れない女性が私を愛しい目で見つけていた。


「ああ、可愛い子。目なんかあなたにそっくりじゃない?ねえ?」

「そうだな、なんて可愛いんだ。こうしちゃいられん。俺たちの子が生まれたことを町中に触れ回りたいよ!」


戸惑ったが、しばらくしてああ、どうやら私は前世の記憶を生まれ変わったようだと悟った。


かわいい、かわいいと言われ続け1年やそこら過ぎたある日のことだった。初めこそ生まれたばかりの赤ん坊の私を見に、親戚なんかが家にたびたび来ていたが最近はめっきり来ていなかった。なので、今日訪ねにやってきた茶黒いローブを羽織ったいかめしい表情の老人は私の関心を引いた。

この世界に生まれ変わってから見聞きして知ったことはがいくつかある。

まず、地続きの隣国と長年に渡って関係が悪くしばしば小競り合いや戦いが起きていて、お互い激しく憎みあっている。私が生まれた地理は国境とは離れているのでそこまで実感はない。

次にこの国には各国でも有名な暗殺教団があり、そこの最高指導者は神のような存在であること。なんでも山岳地帯に拠点があるようだ。彼らは隣国との戦争に欠かせないこの国の戦力らしい。

魔法も素質を持った人間は少ないがあるようで、もしその素質があれば国から高待遇が保証される。

そして、奴隷という身分も存在するようだ。

これらがこの国について私が知っていることでそれ以外は詳しくはわからないけれど、よく話題に上がるのはこれらだった。


「やあ坊や。君のご両親が帰ってくるまで君とここで待っていてもいいかね?」

先の老人が私に向かってまっすぐとそう言った。その語気には威厳があり心がピリッとする。私はうなずくと老人は近くの椅子にゆっくりと腰をおろした。

「たぶんもうすぐ帰ってくるとおもいます」

私はそうひと言伝え、老人を見た。背丈は大きく、ローブ越しからも屈強な体格がわかる。髪は鎖骨ほどの長さで白髪まじりが茶色くウェーブがかっている。

それからしばらく無言の時間のなか、私は木でできたおもちゃで遊ぶふりをして老人に気づかれないよう時折チラチラと彼を見て、老人はただ静かに座り込んでいた。ガチャリと扉が開く音がした。私の両親が帰ってきたのだ。

両親は老人を見るや買いに行っていたであろう食料を床に落とした。そして体をビクリとさせ言葉にならない様子で目をあちこちに泳がせている。両親は普段たいへん仲がよく、お互いお喋りなのかひっきりなしに話すので家の中は明るく少しうるさい。私が生まれてから1分たりともお喋りをやめたことがなかったが、今日ばかりは事情が違うらしい。

両親は老人に深い会釈を手早くし、私の元へまっすぐやってきた。2人は小声でなにか話したあと、「いまお茶をご用意しますので」と言いキッチンへ向かった。私は残った父にどういう状況なのか教えてほしい、と目線を向けた。言葉にしなかったのは、とても話せる雰囲気ではなかったからだ。父は強張っていて家の中は凍っている。

「あの方は教団のえらい人だよ」

父はそう早口で短く伝えてくれた。老人は両親のことはまったく意にかけない様子で、視線は私に向いていた。老人がここに来て初めて目が合った。茶黒く深い目で私を調べている風な、そういう気がする。

父は息をたっぷり吸って深呼吸してから老人に向きなおり話しかけた。

「あの、ふ、フローレンス卿様が私たちになにかご用でもおありでしょうか?」

フローレンス卿、名前に「卿」とつくぐらいなのだから位は相当高いのだろう。

「かの隣国との戦争が激しくなる様子があることはご存知であろう。先の戦いでも多くの教団の同胞たちが命を落とした。相手はどうやらとうとう本腰を入れ私たちの国と潰しあうようだ。それをうけ我々も才能ある若きものを探すため、各自おのおのの街へやって来ている。この街へは私が来ということだ。すこし、お子さんと2人で話してもよろしいか?」


父はそれを聞いてしばし暗い表情でうつむいていた。のち老人にどうぞ、と言い母がいるキッチンの方へ席をたった。父は去り際に、「お前を内政官にしてやりたかったよ……戦場などとは縁のない仕事に」と小さな声で言っていた。

「私はフローレンス、どうぞよろしく。さて、話は聞いておったろう。君はいくつになるんだい?」

「1歳と……1歳そこらです」

老人は少し笑ったように目尻を垂れさせた。

「1歳やそこらの子が、君のように大人の言葉を理解し、ひと言ふた言ではなく続けて話すようなことはあまりないことだよ。見たようではもう問題なく歩いたりもできるのだろう? その発達の早さも1つの才能だ。どうだい? 我々の教団に少しの間遊びに来るというのは。我々は君にたくさんのことをもたらす。もちろん君のご両親にもささやかながら。どうだい?」

老人は私をじっと見つめている。返事が知りたいのだろう。私はどうするべきか。行くべきかそうではないか。私にたくさんのことをもたらすと、老人は言ったがその意味することは曖昧だし、もしついていけばきっと隣国との戦争へ関わることになる。だが、この世界では暗殺教団というものが認知されていて、市民権を得ている。それに敵国の人間を殺せば殺すほど、それは良いこととされていて、戦果に応じて名誉や地位が高くなっていくのも事実だ。そして私は実を言うとここ1年の間にふつふつと感じていたある気持ちがあった。人を殺したい。その気持ちは日に日に大きくなっていた。

考えている間、老人は返事を急かすこともなくただ静かに私を見ていた。私は心を決め「行きます」と老人に言った。老人は満足そうにうなずいた。

「ではご両親に別れの挨拶を。これから我々の拠点で生活することになるのだから」

これから私の第2の人生は暗殺者として生きることが決まった瞬間だった。


あれから家を出て切り立った山にある教団の拠点へ来て4年がたち、今日で私は5歳になった。この4年間は思い出したくないような鍛錬の日々で、ひたすらに殺しの技術を磨いてきた。基礎となる体力作りにはじまり暗器の使い方から体術、馬上スキルに痛みや毒への耐性をつけるため日々生傷や激痛に耐える毎日を過ごして来た。教団にはたくさんの人間がいて中でも私は群を抜いて若かったためか皆からは坊や、小僧と呼ばれそれなりに愛情も感じてきた。が、あまり深い関わりはなく、というのも入団したての新米は師となる人間につきっきりで教えを仰ぎ、各々の師は様々な場所や方法で弟子を研磨していたからである。私の師は、あの日訪ねて来たフローレンスという名の老人だった。フローレンスは私を鍛える場として様々なところを好んだ。とりわけ印象に残っているのは火花を散らしている隣国――ファルサナ王国との間の国境を警備していたファルサナ人を殺す訓練や、各地を転々としつつその行く先々でフローレンスの元へ舞い込んだ暗殺の仕事の手伝いを数多くこなしてきた。

師のフローレンスは最初の1年ほどこそ寡黙な男だったものの徐々に打ち解けてゆき、いまとなっては私にとって親のような存在だった。強面で体格も大きく威圧的な姿だが慣れれば親しみやすく長い鍛錬の日々も彼のおかげで苦しくも楽しかった。フローレンス老人は親を戦争で失い、居場所を求めて入団し才がないと言われつつも並外れた努力でいわゆる叩き上げとして教団でのしがった人物であった。そういった経歴からか教えることは非常にわかりやすく、教えをうまく実践できなかったときや、修行も忍耐強く根気強く何度も繰り返し教えてくれた。そしてとりわけ私には暗器と相手の弱点を見極める力に秀でているとたびたび称賛もしてくれた。

様々な場所を転々としたのもあって、私のこの世界についての知識も4年前と比べかなり深まった。

私が生まれた国はバースニスという内陸の国で資源はないものの、絹織物や武具防具とった加工品は名産品でこの国を支える重要な産業のようであった。内陸であることから四方を別国に囲まれており、北を上にした場合、左側にファルサナ共和国。右側にはルクール国。上側にはヤヘ王国。そして下側にはどの国とも一切の関わりを持とうとしない閉ざされた国と呼ばれるロリラド公国が位置している。ファルサナとは幾多も戦いを繰り返しているが、それ以外の国とは貿易がある様子をみると良い関係を築いているのだと思う。

ただ4年の間にファルサナとの戦いはますます苛烈さを増していて、国境付近の最前線は戦火が絶えないようだ。

そしてこれは私自身についてのことなのだが私には名前がなかった。なかったわけではないのだが両親からは名前や愛称で呼ばれた記憶もなかったため、本当の名前を知らなかったのだ。4年前に教団本部へついた時、教団の習わしで忠誠を誓う儀式があった。その場で自分の名前を告げたのち教団への忠誠を誓うのだが、私は自分の名前をいうときに口ごもってしまった。それを見ていたフローレンスが察してか、ルシメルン早くしなさい、と言ってからルシメルンが名前になった。

「そういえば今日は誕生日じゃないか? ルシメルン」

昼過ぎ。陽が降り注ぐ街のテラス席で共に食事していたフローレンスが私にむかって言った。彼が頼まれた暗殺依頼の仕事の手伝いを終えひと息ついていたときだった。私はうなずくと、彼はふところをごそごそとあさった。フローレンスは時どきローブの下から物を取り出す。大きいものから小さいものまで。子供くらいの大きさがあるであろう鎌を取り出していたときはとても驚いた。

「これだこれだ」と言ってフローレンスはテーブルの上に銀色の腕輪のようなものを置いた。

「なんですか?これは。手首につける腕輪かなにかですか?」

思ったことを素直に聞くと彼は満足そうな顔で教えてくれた。

「これはただの腕輪ではない。これはな、私がまだ見習いだったとき師から受け取ったものだ。魔法がかかっている。幸運の腕輪だよ。死を遠ざけてくれる。私の師はそのまた師からもらったものらしい。代々受けもった弟子に受け継いで来たんだ。今度は私の番で次は君の番だ。ルシメルン、君も弟子を持ったときはこれを渡しなさい」

フローレンスは「やっと肩の荷が降りたわ」と言い食事に戻った。

私はテーブルの上に置かれた腕輪を手に取り眺めてみた。なんの装飾もない簡素な腕輪だ。何かの金属でできていて重そうだと思ったがとても軽く、内側にはこの国のものではない文字が彫られていた。私は早速腕輪を身につけ、礼を言い彼と同様に食事に戻った。

「言い忘れていたがこれから教団本部へ戻るぞ。君はもう1人前になった。私が教えることは他にもあるにはあるが些細なことばかりだ。それこそ老人が隅を突くような小言のような、な」

フローレンスはそうも付け加えた。

「おめでとう、君はもう師範代だ。どこに出しても恥ずかしくない実力になった。ところで2日後に本部で行われる師範代のものたちによる試合は知らないだろう、教えていないからな。各々の師が育て上げた弟子が一斉に集まり手合わせの試合を行って1番を決めるんだ。ルシメルン、君は1番になる実力があると思っているが、無理はしなくてもいい。ただ」

フローレンスは口をとめテーブルの上にあった飲み物を一気に飲み干し言いかけていた言葉を続けた。

「あの忌々しいカシミが育てた弟子には目にもの見せてやってほしいものだ。さて、そろそろ本部へ向かおう。道中は長い。さあ行こう」

そう言い、彼は勘定をしに席をたった。フローレンスはよく前ぶれなく大事なこと言う癖がある。いつも突然だが今回もだ。

彼が言ったことが私の頭の中でぐるぐるとしている。

「私がフローレンスの弟子を卒業して師範代に。そして手合わせの試合が明後日あって……」

暗殺教団の試合とはどういうものなんだろうか。それに弟子を卒業するということは私も仕事を受けたりするのだろうか。はたまた戦争へ駆り出されるのだろうか。なぜ明後日、入団時期も違うのにもかかわらず師範代になったばかりの者たちが一斉に集まルのだろう。なにか示し合わせていたのだろうか。次々と不明なことが湧いてくる。幸い道中は長いらしいのだからフローレンスに聞いてみよう。


4年前に訪れたっきり、あれからくることがなかった教団本部にある山岳へ足を運び入れた。4年前に来たときと同様に異質な雰囲気がある。どこか陰気で神聖なような、そんな空気が存在する。フローレンスが言っていた通り道中は長かった。彼の奇妙な癖の1つにわざわざ危険でけわしい道を選ぶ、というものがあった。今回もそうで、たびたび山の中を通ったり谷底へ降りたりをして私たちは行き着く間もなく教団本部へとやってきた。おかげで予定より到着に時間もかかり、聞きたかったことは聞きそびれてしまった。

前に来たときより山岳の入り口は賑わっていた。2人1組な人間が多いのは手合わせの試合があるからだろう。見たことのない人間が多い。私は教団の人間の顔と名前はほとんど知らない。この4年間、私はフローレンスとしか接してこなかったからだ。当然同い年の人間は見当たらず、私より1周りほど大きい人間ばかりだ。数は30、40人ほどだろうか。それだけの数がいるのに誰も口を開くくことなく、ただ静かに本部へ続く道を歩いている。緊張した面持ちの人やどこか楽観した様な人、三者三様の表情で、隣のフローレンスは私とあった時のような威厳を感じる顔で歩いている。私はただただ続いている道を歩き、とうとう教団本部へと辿り着いた。教団の本部は元は断崖だったところをくり抜いたような外観で、装飾はなく岩一色の建物だ。だがひとたび中へ入ると広く、そして飾り気はないが手入れの行き届いた広間がある。広間から四方八方に通路があり、外観からは想像できないくらい建物内は広いことがわかる。程よく自然光が入ってくる広間にはこれから戦うであろう人たちが集まっている。視線の先にはフローレンスと似たような色のローブを羽織った女性が立っている。そして皆が広間に入ったことを確認すると矢継ぎ早に手をパンと叩いた。


「今日はみなここへ戻ってきてくれてありがとう。まだ到着していない者たちもいるが、いずれくるでしょう。親善試合が始まるのは夜なのですから。あと半日ほど、時間はたっぷりありますからね。みなさん道中は大変だったでしょう。師範代になられた方たちも、中には鍛錬の日々でゆっくりと過ごす時間がなかった方もいるでしょう。親善試合が始まるまで師範代のみなさまは各自、好きなようにお過ごしを。それから師の方たちはこちらへ。では」


そう言った後広間から続く通路へとそそくさと歩いて行ってしまった。

「ルシメルン。いやあこの4年間、なかなかに楽しかった。ではまたな」

フローレンスは去り際に私にだけ聞こえるほどの声でそう告げ、さっき去って行った女性同様どこかへ歩いて行った。辺りにいた師であろう人たちも一様に広場から居なくなっていた。残っているのは私含め弟子であった者だけだ。あたりは少しざわついている。話しかける人、壁際にもたれかかる人、鼻歌を歌いながら神に祈るような格好をする人。私はただその場に立ってみなを見上げていた。当たり前だが全員私より体が大きく、私の背丈は女の子にも敵わない。みな、私を見るといぶかしげな顔をしていた。これからどう過ごそうか。そんなことを考えながら間違って蹴り飛ばされないよう他の人たちの足元をくぐって壁際に向かった。そして壁際にもたれ座り試合が始まる時間まで眠って過ごすことにした。


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