表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超短編/詩集  作者: 黒江 司
4/4

詩04~06

■詩04


ハロー、ハロー

遠い星にいる君へ

僕の声が、聴こえていますか

僕の姿が見えますか


君はどんな香りがしますか

触れたらあたたかいですか

ハロー、ハロー

遠い星にいる君へ


*


ハロー、ハロー

遠い星にいる君へ

君はどんな声をしてますか

どんな姿をしてますか


どんなものを食べていますか

触れても怒らないですか

ハロー、ハロー

遠い星にいる君へ



■詩05


僕の値は10

あの子は6

悪さばっかりしてる彼は2


僕は10出来て当たり前

あの子は努力で8になったりする

彼はきまぐれに時々4になる


10出来ているはずの僕は

8のあの子より努力が足りないらしい

いつも10でいるのに僕は

気まぐれな4の彼よりも

褒めてはもらえない


僕が時々9になると

皆絶望をしたような顔をして見るんだ


そうしてやっと気が付く


僕はいつも10だった

いつも10だったはずなのに


10だった僕を見るたくさんの目は

いつの間にかそれを

1として見ていることに



■詩06


雨の日は特に眠くなる

朝起きる時にわかるくらい

あぁ、今日は雨なんじゃないか

そう思って目をこじ開ける

そうしてやっとこじ開けた目で見た空が真っ青で、雲ひとつない、美しく輝く晴天だった時の絶望は、

きっと僕にしかわからない



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ