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超短編/詩集  作者: 黒江 司
3/4

詩01~03

■詩01


東から太陽が昇ると、皆それを朝と呼んで、

信号が青に変われば歩を進め、猫を見れば可愛いと笑う

誰かが決めたルールを破った誰かの棄てたゴミが荒らされれば、真黒いあの鳥を睨み、

雨が降れば傘を差して、目の前の君を友と呼ぶ


どうして、どうして



■詩02


僕の好きなもの


それは形あるものだから

この手で掴むことが出来る


だけど形あるものだから

皆がそれを、奪っていく


僕の好きなもの


それは目に見えないから

誰にも奪われない


だけど目には見えないから

僕も、触れない



■詩03


青は進めで、赤は止まれ。昔誰かに教えてもらった。

誰だったっけな?母だったか、父だったか、それとも祖母だったかな。


何が正しくて、何がダメなのか、僕はいつから知ってたのだろう。

教えてもらったのか、それとも分かるようになったのか。

どうしてだろうか。物事の良し悪しが分かるのに、いつからか気が付いてしまった。


僕の知っている正しいことは、僕のしたいことじゃない。

僕の知っているダメなことは、本当にダメなことなのか?

視界がぼやける。世界は美しいのに。

僕は何を見てるんだろう。誰が僕を見てるんだろう。


きっと僕じゃ気が付けないから、誰か教えてくれないか。



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