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目が見えない君の目にぼくはなる!

作者: 七瀬
掲載日:2019/06/14




ぼくは、盲導犬だ、、、!

初めての訓練で、ぼくはあたふた。




ぼくは、たくさんいる兄弟の中で5番目に産まれてきた男の子だよ。

そこから、一般の家で育ててもらって(パピーウォーカー)と言う人達だよ。



そして、立派な盲導犬として訓練されていく。

そんなぼくが、盲導犬の試験に受かったんだよ!



▽


そんなぼくも、今日から盲導犬として迎えてくれた家族の元へ。

ぼくは、今日から君の家の家族になったんだね、、、!


君の名前は、『三上 千尋』16歳、君は産まれて直ぐに、大きな病気を

してしまって、君の両目はヒカリを失ってしまった...。


でも君は明るく、元気でいい子に育ったんだね、、、!

その分、お父さんやお母さん、おじいちゃんおばあちゃんの愛情をたっぷり

ともらって、本当に素直でいい子に、、、。


だけど君も、、、?

歳を重ねるごとに、上手くいかない事も増えてきて、、、。

自分の部屋に閉じこもってしまう事も増えていったね......。


そんな時に、ぼくが君の家族になって、、、。

最初は、君はぼくの事が嫌いだったのかな、、、?


ぼくに対して、君は素っ気ない態度だったけど、、、?

少しづつ、君はぼくに心を開いていってくれたよね、、、!

ぼくは、それが何よりも嬉しかったんだよ。


あぁ! そうそう!

ぼくが、君の家族になって付けてもらった名前があるよね!

今の名前を付けてくれたのが、君だと聞いてぼくは本当に嬉しかったんだよ!


『グーニー』って名前!

凄く、気に入ってるよ!


産まれてきた時の名前は、【クロ】と言う名前だった、、、!

見たまんま、真っ黒の毛並みだったからかな、、、?


パピーウォーカーのお家で、飼われていた時は、、、?

【バタン】という名前だった! バタバタと駆け回るぼくを見て、、、!

そういう名前になったのかな、、、? ぼくがヤンチャだったからだろうな~!



そして、今の名前は、『グーニー』という名前! いい名前でしょ?


▼


千尋とぼくは、いつも一緒。

寝る時も、何処に行くにも、何をするにも、、、。

ずっとずっと一緒。



『ねえ、グーニー! 今日は、遠いところにある公園に行こうか!』

【ワン!】


僕と千尋は、家を出てバス停でバスを待って、最寄りの駅から3駅先の

ホームで降りて、そこから大きな公園に、、、!


『今日は、とってもあったかいんだね~! グーニーも気持ちいい?』

【ワン!】


『グーニー! 喉が渇いたでしょ? お家から持ってきたグーニーの

お皿に、お水いれるね!』

【ワン!】


『グーニー! おトイレはいいの? ちゃんとした、、、?』

【ワン!】

 



千尋は、常にぼくに話しかけてくれるんだよ、、、!


『グーニー! お腹空いた、、、?』

【ワン! ワン!】

『グーニー? 元気がないの、、、?』

【・・・グゥーワン!】

『今から一緒に! 病院に行きましょうね!』

【・・・・・・】



僕の異変にも、気づいてくれる、、、!



*


ぼくね、、、?

心に決めている事があるんだよ!


ぼくが、千尋の目になって! どこにでも千尋を連れててあげるんだ、、、!

どんな事があっても、ぼくが千尋を守る!!!


▽


そんなある日、、、。

ぼくと千尋が、何時ものように一人と1匹で散歩していると、、、?


急に、暴走してきた車が千尋めがけて突っ込んできたんだ、、、!

ぼくは、咄嗟に千尋をかばって、、、。


その車にぼくが轢かれた、、、。

千尋は、その場に座り込んでぼくの名前を何度も何度も叫んでいたけど、、、!


もう、ぼくの耳には聞こえていなかったんだ、、、!

ただただ、ぼくは千尋を守れて良かったとホッとしたんだよ!



『・・・でも千尋、ごめんね! ずっと傍にはいれないみたいだ、、、!

もう、ぼくはいないけど、、、? 千尋らしく! 強く生きて行ってね!』



それと、、、?

一つ! ぼくから、千尋にプレゼントを置いていく事にするよ!

じゃ、またね!



・・・そう、ぼくは心の中で想って息を引きとったんだ、、、!



*


『千尋! グーニーがいなくなって! 落ち込んで部屋に閉じこもるのも

わかるけど、、、? たまには、外に出てらっしゃーい!』

『・・・嫌よ!』

『あぁ! 千尋にプレゼントがあるのよ~! きっとグーニーも喜ぶわ~!』

『・・・グーニーが!?』

『えぇ!』


【ピーポーン】


『来たわよ~ はーい! 早く、千尋も来て、、、!』

『・・・えぇ!?』




玄関を開けると、、、?


『新しい盲導犬のワンちゃんを連れてきましたよ!』

『・・・・・・』

『グーニーにそっくりね、、、?』

『・・・ううん。』





最後までお読みいただきありがとうございます。

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