表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生まれて初めてゲームをしたらパーティーメンバーが最強すぎる件について!  作者: ゆーしゃエホーマキ
第二章:ムラサメの刃

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/241

第36話【イベント終了と重大発表!】

熱いバトル……暑い季節……(´・ω・ `)アツイ


修正しました。

「【霧雨ノ矢】ッ!」


「【サウザンドシュート】ッ!」


ベリーとベルの二人はチーム:朧に対して開始早々攻撃をしまくる。


「これは凄いですね! 弾や矢が雨のように降り注いでいます! しかも終わりが見えません!」


お姉さんはベリーとベル、二人のコンビネーション攻撃にビックリして言った。


「くそぉぉ! 防御力上げとくべきだったぁぁあ!」


「相棒ーー!!!」


チーム:朧の片割れは攻撃に耐えられず人魂となり、一人はなんとか抜け出したようだ。


「【鬼神斬り】!」


「ぬわぁぁああ!」


しかしよそ見した所をベリーの【鬼神斬り】により斬られ、なんとも呆気なく決勝戦へ進んだ。



***



「遂に……この時が来ました、いやぁ長かった! お姉さんもう立ちっぱなし足が棒です! はい! では決勝戦へ行きましょう! チーム:B.Bvs……チーム:ムラサメぇぇぇええ!!」


両チームがコロシアムのフィールドに現れると歓声が大きく上がる。


「ベリー、悪いけどあのロウってやつの相手お願い出来るかな……いや、1対1のタイマンだと勝てなくなるかも、二人でやるよ!」


「うん! 任せて! 【絶対回避】、【見切り】、【開放の術】、【霧雨】!」


ベリーはスキルで自身を強化し、ベルは敵が近距離ということもあり、武器をサブマシンガンへと変更する。


「おいハク、バフかけろ」


「はい! 【パワーアップ】、【スピードアップ】、【ディフェンスアップ】、【ハートアップ】、【マジックアップ】……【マジックヒール】、ふぅ……これでいいですか?」


「ああ、あとは好きにやれ」


「はぁーい! 好きにやりまーす! 【ザ・シュバルツガイスト】」


ハクは多くの強化系スキルをロウに付けたあとMPを回復させる。

そしてハクは「好きにやれ」と言われたのであの黒い化け物をニュッと武器から出した。

黒い化け物は口からヨダレを出しこちらを睨んでいる。


「う、うわぁ……ベル、次元が違くない?」


「ベリーも十分……いや何でもない、それより来るよ!」


ベルがそう言った瞬間ロウがベルに斬りつける。


「あ、危ない……!」


「いい動きだな? 嬢ちゃん」


ギリギリでベリーがロウの刀を抑える。


「【クイックショット】!」


すかさずベルは【クイックショット】を発動してロウに攻撃するが。防御力もHP、その他もろもろが強化されているためダメージは少ない。


「その程度か! 【旋風】!」


ロウは範囲攻撃スキルの【旋風】でベリーとベルに攻撃するが、それは【絶対回避】で回避される。


「あーあー、そのスキルうざったいなぁ……【一閃】!」


直後ロウはさらに【一閃】で攻撃する。ベリーは【見切り】でガードするが、ベルは攻撃を受けてしまう。


「ダメージ量に違いがありすぎるっ! 【クイックヒール】!」


即時回復スキル【クイックヒール】で回復する。


「お姉さん達も強いですねぇ! でも、ロウさんやボクのペットよりは弱いですね!」


「ッ! 【テレポート】!」


「【スキルキャンセル】、危ない危ない……ほらエサの時間だよー?」


【テレポート】で逃げようとしたベルを、ベルが持っている入手困難とも言われる【スキルキャンセル】をハクも持っていた。

そして“エサの時間”を迎えた化け物。


「なっ……!」


『グォォォオオオオオ!!!』


化け物はバクンとベルを丸飲みにする。


「良くできましたー! ロウさん、一人片付けました!」


「じゃあこっちも終わらすか」


そう言ってベリーを見るロウ。


「良くもベルを! 【霧雨ノ太刀・三】!」


「【マジックバリア】」


ベリーは【霧雨ノ太刀・三】で攻撃するが、楽々ガードされてしまう。


「なんか呆気ねぇなぁ、決勝戦だからもうちっと楽しめると思ったのによぉ……まあいいや、【村雨】!」


「うっ………!?」


ロウは隙が出来たベリーに刀を突き刺し、【村雨】を発動する。

するとベリーのHPとMPが一気に吸われて…………。


「ん? おかしいな……吸収出来ねぇ」


「ロウさんッ! 【テレポート】!」


「【霧雨ノ太刀・一】ッ!!」


【村雨】はベリーの持つ【捕食者】と似た効果で、対象のHPとMPを一瞬で奪うというスキルだ、違いは範囲が敵一人だけということと、吸収するHPとMPの量が大きく違うことだ。

しかし【村雨】は刀を突き刺し、“対象に一度ダメージを与えなければ”効果は発揮しない。

そう、ベリーは【霧雨ノ舞】を発動し、一定時間物理攻撃を無効化したのだ。ほとんど賭けだったが、うまくいったということだ。

しかしベリーの【霧雨ノ太刀・一】は瞬時に気づいたハクが【テレポート】で自分が身代わりになる。


「くっ……! 【霧雨】解除、【鬼神化】!」


ベリーは一度後ろに下がると、【霧雨】を解除し、【鬼神化】を発動する。


「ハク、大丈夫か? さっさと回復しとけ」


「は、はい、わかってま……す……?」


突如ハクの動きが止まる。


「【サウザンドブレード】ッ!!!」


そうベルの声が聞こえたと思ったら、スキルが発動し、化け物が細切れになる。


「うっ……なんで、まだHPが!」


「気づかなかった? その化け物君に麻痺毒のナイフ刺して何とか生き残ったんだよ、そして、やっぱりこの化け物がダメージを受けたら君もダメージを受けるみたいだね……全く、《魔導師》職は状態異常耐性もあってめんどくさいよ」


そうベルは身体に付いている細切れになった化け物の残骸を落としながら言った。


「くっ、【エネルギー・オーバーチャージ】!」


するとハクはベルに向かって、即時にチャージが完了したエネルギーボールを放つ。


「残念、いつからこれが本物の私だと錯覚してたのかな?」


エネルギーボールを食らったベルはスッと消えていく。


「なっ……【分身】!?」


「それもあるけど……」


するとハクの背後からベルの声だけが聞こえる。


「既に【幻惑】は発動してるんだよね、でも君に攻撃するのは私じゃない」


「は……? じゃあ誰が!」


「私ですっ! 【閻魔】ッ!」


すると【幻惑】によって隠されていたベリーがハクの目の前に現れ、【閻魔】を放つ。

ハクはそれを避けれず、人魂となる。


「あと一人だねベリー!」


「うん!」


ハクを倒し、ちょうどロウの強化も効果時間を過ぎる。


「はあ~、俺はな、お前達みたいな仲良しこよししてる連中が大っ嫌いなんだよ」


ロウはそう言うと刀を構える。


「俺はロウ、この刀は《妖刀・村雨》、よく覚えておけ、これが、お前らを倒す名だ」


「えっと、私はベリーって言います!」


「自己紹介したわけじゃねぇぇよ! ったく、せっかく気合い入れたのによぉ……まあいいや刀って実は初めてだが、なかなか面白いもんだし、もうちょっとだけこいつで遊んでるかな」


「へえ! 私はこういうゲーム自体するの初めてで……楽しいですよね!」


「……話すだけ無駄だな、さっさと終わらそう、【エンチャント・ダーク】」


ロウが【エンチャント・ダーク】を使用すると刀が闇に包まれる。


「行くぞガキ共、覚悟しろ」


「私だって負けません……!」


「……あー、じゃあ私は援護する」


ベルはスナイパーライフルに武器を変更し、遠くへ離れる。


「ははっ、仲間の弾受けないように気を付けろよ?」


「それは大丈夫です! 【鬼神斬り】!」


ベリーは【鬼神斬り】を放つ、それをロウは避けずにわざと受ける。


「そりゃ安心だな、【スピードアップ】、【クイックブースト】、【オーバードライブ】!」


攻撃を避けずに受けたロウにベリーが驚いているとロウは俊敏力をこれでもかと上げまくる。


「あばよ嬢ちゃん」


そう言われたのはベルだった。


「なんっ……!?」


ベルが振り返った時、刀がベルの腹に刺さった。


「【村雨】」


ロウは【村雨】を使用し、ベルのHPとMPを奪う。


「ベリー……ごめ……ん」


最後にそう言ったベルはHPが0になり、人魂となってしまった。

そしてベルのHPとMPを吸収して満タンになったロウは静かに刀を納める。


「ッ! 【鬼撃】! 【鬼撃】! 【鬼撃】ッ!」


ベリーは【鬼撃】を撃ちながらロウに接近するが、ロウはそれも避けずに刀を納めた状態で抜刀の構えを取る。


「【覇気】!」


それをさせまいとベリーは【覇気】でロウの動きを止め、【鬼神化】の連続スキル使用の効果で攻撃しようとするが。


「もうちょっと疑うってのをしたほうがいいな、テメェは、【村雨ノ太刀・一ノ陣】ッ!」


なんとロウはそう言ってスキルを発動した。

ベリーは抜刀される瞬間も見えずに一瞬でHPが削られ、人魂となってしまった……。


「優勝! チーム:ムラサメぇぇ! 熱い戦闘をありがとうございましたぁ!」


「ご、ごめんなさい、ロウさん……」


「いやいい、こうして勝てたからな」


そうしてコロシアムのど真ん中に出現した表彰台にてメダルが授与される。


「1位2位となったムラサメとB.Bチームには記念のメダルと、1位のかたは1000万ゴールド、2位のかたは500万ゴールド、3位のかたは250万ゴールドを獲得です! それ以外の10位以内のかたには100万ゴールド! そして100位以内のかたは50万ゴールド、1000位以内のかたは1万ゴールドです!」


と、お姉さんが賞金の説明をする。


「うぅ……負けちゃったね……」


「まぁ次頑張るしかないよベリー」


ベリーは肩を落としながら言った。ベルも自分ももうちょっと何か出来たかもしれないと、また修業することを決めた。


「さてさて皆様! 私は前回のイベントの最後に言いました、ここ第2階層が追加されると……」


その言葉に、全プレイヤーが息を飲む。ただロウはあまり興味が無いようで大きなあくびをしていた。


「なんと……なんとなんとなんとぉぉおおお!!! 超大型アップデートが決定しましたぁぁあああ!!! やったぁぁぁあああ!!!」


そうお姉さんはいつも以上に声を張り上げて言った。


「詳しくはこちらっ! ご覧ください!」


すると観客にも見えるような巨大なスクリーンに超大型アップデートの詳しい詳細が載っていた。

まとめるとこうだ。


・モンスター追加。

・モンスターのモーション変更。

・モンスター、NPCの完全AI化。

・スキル追加。

・新要素、副職業の追加。

・新階層を第5階層まで追加。


「第5階層まで追加!? それに副職業!? なにそれ!?」


ベルはもう超興奮状態。


「私の口からはこれしか言えません……アップデート後、ご自身でお試しくださーい!」


「アップデートの日時はいつですか!?」


「落ち着け」


さすがのロウもベルにそう言った。


「1週間後アップデートがスタートします! ので皆様お楽しみに! ではこれにて第3回イベントの終了です! ありがとうございましたぁぁああ!」


こうして第3回目となる2対2のチーム戦イベントは幕を閉じた。

はい、しばらくおかしなところを直します。

なので本当に1週間後くらいに次話投稿すると

思います。(´・ω・ `)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ