死への詩
不幸、冷めやらぬ昨今へ。
私にはよく、わからないものです。
そして、女の涙には見てやれぬ。
程々なんです、と。
中頃にその時の、何時頃なのでしょうか、と。
旅の不安が自ず、希望は灯り乏しく去ぬ。
ゴミ捨て場へダイレクト・イン。
私の日記帳を拾う。
何事なのかも忘れるような思い。
汚れた日記帳を手に取りいて、思ふ。
願わくも無かった。
かのようでして、煌めきは消えとて。
粉々に散りゆ。
「落ちて、来なかった・・・。」
私は何も思わず、節々に軋む、身動き。
殻の唐草模様は、目に入らぬか。
そっとしまわれる・・・。
あの、思い出の数々と共に。
品々に並べられて・・・。
あなたたちは、どう思われようか。
私にもみえぬ。