無題詩26
時計の針はただ廻る。めぐるめぐる。
一歩進めば一秒が過ぎて未来へ行ける。
そうだ僕たちは進んでいるんだ!
雨にも負けず風にも負けず、
僕たちはただ歩いて行く。
それが自分の夢や希望に繋がるんだ。
って誰か言ってた。それって本当なのかな?
ビショビショになって道端に倒れても誰も助けてくれない。
飄々と強烈な風が吹いても誰も身体を支えてくれない。
無駄に進んでるんじゃないのか?
一歩進んで二歩下がってるんだよきっと。
悲しいけど進化なんてしてなくて。
僕たちは夢も希望も見られない。
って誰か言ってたけど、結局生きているのは僕だった。
生きて死んで輪廻を巡って、
それが何に繋がらなくても、
夢や希望を持たなくても、
ただ生きている。
それだけでいいんじゃないかい?
僕はそれでいい。それが正解だと思う。
世界は廻るだけ◎○◎




