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第八話 杖作り其のニ


「ふぅ・・・やっとか」

ここまで来るのに2日かかった、目の前には、おぞましい魔力を放つ洞窟が。中は暗すぎて、5m先がやっと見えるくらいだ。

ワクワクしてきた……

いざ、洞窟探検へ!



「はぁ...」

 意気込み十分で洞窟には入った俺だが、2時間もすると、変わらない光景と、ジメッとした空気で、テンションは下がる。おまけに魔鉱石が全く見当たらない。

「魔鉱石が全然ない...」

 なんか悲しくなってきた。

魔鉱石は、洞窟の壁にくっついてて、微かに発光してるらしいんだが、それが全然見つからない。さっきから魔物には、何回か遭遇してるんだが、全体的に、石っぽかったり、虫っぽかったりして、食べられそうにない。森でのサバイバルみたいに、そう一筋縄じゃ行かないよな、やっぱり。

まぁ、進むっきゃないか!前進あるのみ!

 と、自分を鼓舞しながら歩いていると、うっすら発光している石を見つけた。やっと見つけたぁ!

 この不思議な石を傷つけないように、丁寧に壁から取り出して、そっとカバンに入れる。

「ミッション完了!」

こうして俺は、魔鉱石を手に入れた。

「さてと...」

 洞窟の奥には、見えるだけで、まだ十数個の魔鉱石がある。研究材料は、多い方がいい。

 と、いうことで、魔鉱石の刈り取りが始まった。

ーー一数十分後一ーー

「はぁ...やっと終わった...」

 数十分かけて、目につく魔鉱石を取り終わった。

 とった魔鉱石の数は、かなりの数になり、洞窟も終わりに近づいてきた。

 ふと、洞窟の奥を見ると、突き当たりに、緑とも青とも見える、不思議な色をした魔鉱石を見つけた。

 なんとなくだが、あくまで魔鉱石ど素人の俺の勘であるに過ぎないのだが、あの石は、レアな気がする。だが、あの石の周りには、不穏な空気が漂っている。

・・・採るか、あの石。

数秒迷った後、俺は覚悟を決める。

そして、洞窟の最奥地へと、俺は足を踏み入れる。

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