第七話 杖作りスタート!
気付いたら2ヶ月経ってました…すいませんでした。
「さてと、どこから手をつけようか」
「取ってきたカタストロフツリーの根を見やる。
「…」
なんというか… まぁ、簡単に言うと、動いてるわけですよ、根が。本体不在で。
おまけに、動く力が強すぎるので、押さえつけてるだけで精一杯、研究などできそうにないのだ。
「これ押さえつけるとこからスタートかよ…」
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一日目
取り敢えずチョップしてみる。
カウンターが返ってきて、吹っ飛ばされた。
なんか納得いかん。
二日目
水に浸けてみる。・・・動きが活発になる。 嫌な予感が……
案の定根が蠢き、頭を思いっきり叩かれた。
玄武化が間に合ってなかったら死んでた。
三日目
一本放置してみる。さらにもう一本を捻ってみる。
……千切れた。ごめんね。
四日目
放置していたやつの動きが鈍い気がする。これで行けるのでは?
五日目
遂に放置していた奴の動きが目に見えて衰えている。やっと杖作れんのか……
*
杖の研究を始めてから、はや2年。楽しすぎてあっという間だった。
ここ数年は大きな出来事もなく平和で、研究にはもってこいだった。
ここ2年で、杖に関してわかったことがある。
まず、杖を作るには、魔力源である、魔鉱石が必須らしい、あとは、魔力を込めた木村。これでできるらしい。後者はもうあるのだが、間題は、魔鉱石だ...
と、いうことで、困った時はおじいさんに聞く。
「おじいさん、魔鉱石が取れるところってここら辺にある?」
ないんだろうなぁ・・・。ここ森のど真ん中だし。
「あるぞ?ここから北に進んだら」
マジか!
すぐに行きたいところだが、まずは下調べから。
【洞窟名】 アンドロメダ連乳洞
【採取できる鉱物】 廣石各種
魔法石各種
翡翠の魔将石
海棠の魔将石
【出現する魔物のランク】 C〜A
【広さ】 未知数
むぅ… 結構いろんな魔鉱石が取れるんだな、でも、これがすごいのかがわからん。
魔鉱石に関しては素人だからなぁ…
まあ、探ればわかるでしょ!
と、いうことで旅支度を済ませて、北へ…
*
「ふぅ・・・やっとか」
ここまで来るのに2日かかった、目の前には、おぞましい魔力を放つ洞窟が。中は暗すぎて、5m先がやっと見えるくらいだ。
ワクワクしてきた……
いざ、洞窟探検へ!
しれっと2年経っててすいません。無茶を承知で言いますが飲み込んでください。