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第十九話 冬月スープ

ーーー数時間後ーーー



「結果発表〜〜〜〜〜〜!!」

 と、みんなの収穫を発表するのに最適な定番ネタをかましたところでーーー

「うるさい」

「うるさいです」

 そ、そうだった……これは通じないんだった。なんか悲しい。まぁいいや、とりあえず結果をドン!


・モリイノシシ 1

・イバラウサギ 2

・岩塩     4

・薬草     21

・薪      24


以上!


 結構取れたなぁ〜。これだけあれば沢山料理作れるんだろうな〜……でもま、おれは料理センスZEROなのでーーー

「よし!料理は任せた!」

「は?」

「はい?」

 信じられないみたいな顔された。〈ノリで丸投げ作戦〉は無理だったか……

「ちゃんとみんなで作るんですよ」

「そうだな。丸投げは許さん」

「なら禍々しいものができても知らねぇぞ」

 二人の顔が青ざめる。まぁいいか。そんなものはできないでしょう。……多分。




「これは……本当に食べ物か?」

「なんだか光ってますよ、これ!?」

「い、いや……」

 ・・・・・・結果から言おう。ライルクッキングは大成功! とっても美味しそうなうさぎ肉のシチューができたよ!

 ソフィアクッキングは大成功! 薬草を使ったとっても美味しそうなスープができたよ!

 冬月クッキングは大失敗! 俺が使った鍋いっぱいに、紫の様な緑のような黒のような禍々しいものができたよ! しかも怪しげに光っていて、とても食べ物とは思えないね!

 俺としては別に変なものは使ってないはずなんだがな……

「多分、食えるはず...変なものは入れてないはずだから……多分」

「多分!? なんで自信なさげなんだ!?」

「怖くなってきました……」

「じゃあ、取り敢えず食べるか。作った俺としても気が進まないが……」

 みんなが重々しく頷く。ここって夕食の場ですよね?

 勇者:ライルが冬月スープを口に入れる。ーーー途端に咽せ返る。

「ゲホッ、ゲホッ……これやばいぞ!」

 ライルが必死の形相で叫ぶ。そんなになのか……。興味本位で口の中へ。

「!?」

 途端に咽せ返る。これは……

「まず……不味い……」

 世界でこの料理?を表せるのはこの言葉しかないだろう。表しきれていないが。

「そんなにですか!?」

 まだこの死の料理を食べていないソフィアの顔が青ざめる。

「そこまで言うと興味が出てきました」

 ソフィアが恐る恐る冬月スープを口に運ぶ。・・・以下同文。

「これは……不味いですね……とても、食べられそうにありません」

「そうだな……」

「俺も同感だ」

「「「はぁ……」」」


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