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第十五話 なんか避けられてる……!

最初の文、ちょっと分かりにくいかもです。



「うぐっ...」

「もうこれで7件目……もうだるいから、コネは使ってねぇって、他のやつに言っといてくんね?」

「は、はい……」

「じゃあね、バイバイ」

 と、言うことで、学園に来てから7件目のテンプレ貴族を叩き潰し、寮へ帰る。

「ただいま」

「おう、おかえり。随分遅かったな。またか?」

「まただよ……まぁ、もうないとは思うんだけど」

「そうか、だといいんだがな」

 そんな会話をしつつ、この日は寝た。




 次の日、学園に行くと、なんだか、貴族たちに、避けられてる気がする……いや、避けられてる! 中学時代の経験上、そういうのは分かるのだ。悲しいことにね。

なんか明らかに目逸らされるし……なんか悲しい。なんもしてないはずなのに……

「お前、なんか避けられてないか? 昨日何したんだ?」

 休み時間になると、ライルに話しかけられた。

「いや、コネ使ってないって他のやつにも言っといてくれって……」

「なんか誇張して伝わってるみたいだぞ」

「え〜……ちょっと聞いてみるわ」

 このままだとまずそうなので、たまたま通りかかった優しそうな顔をしている子に聞いてみる。

「ねぇ、君」

「ひっ…はい」

「なんか俺について聞いた?」

「はい……コネを使わずに試験官の人を圧倒した怪物だ、って……」

 優しそうな顔をした子が、目をそらしながら答える。

「…なるほどね。あ、もう言っていいよ。ありがと」

「はいっ! い、行きます!」

 なんだか逃げるようにしてその子は去っていった。

 にしても俺の知らない間にここまで誇張されてるとは……怪物って……

「ライル〜、俺なんか非常識なことした?」

「いや……まぁ、試験官を倒すなんてのは稀なケースだが」

「やっぱりか〜……あの子もコネを使わずにって言ってたし……あ〜あ、降参させとけばよかった」

「いや、降参も十分異常だぞ?」

ライルが呆れた様な顔で言う。

「普通は、試験官と何分くらい渡り合えるかで、実技は成績が決まったりするんだぞ?」

「へぇ〜」

 そうなの? タメになるなぁ。

「へぇ〜、じゃない。お前、かなり強いんだから、自覚を持て」

「ん、分かった」

「軽いんだよ、お前は」

「そんなこと言ってもさ、あんま自覚がないんだよね」

「じゃ、俺と模擬戦するか?」

「……マジで?」

「マジだ。俺は一度お前とやってみたかったんだよ」

「わかったよ……ちょっとワクワクしてきたわ」

「じゃあグラウンド借りとくから、今日の放課後な」

「わかった」


ーーーその日の放課後ーーー

「さて、始めるか」

 ライルがニヤつきながら言う。戦闘狂かな?まぁ、俺もニヤつきが止まらないけど。

「あぁ、本気出せよな」


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