第3話 この世界についてお勉強です
キャラクター紹介に新キャラ追加。
説明回です(;゜д゜)(;゜д゜)
次の日から俺はオーランド家の時期当主として、時期領主としての教育が始まった。この世界のこと人が持つ天才の事や才能のこと。学ぶことは山ほどあった。
まずこの世界のこと
この世界の名前はアースガルドと呼ばれ、慈愛の女神ウエンティによって創造された。世界を創造した女神はその後去ったが、その時、人々に天才と呼ばれる特殊な能力を与えたという。その後、女神を信仰する宗教、女神神教が生まれ、女神神教により教国と言う統一国家が生まれた。以後数百年に渡り統治。その後、二代前の教皇が金に狂い暴政を振るい、先代の教皇ウエルシア至っては政治に無頓着。悪徳な官吏達がやりたい放題ですっかり国としての機能は麻痺。で、各地の有力な領主達が勝手に国王を名乗って教国から独立。8人の王が次代の天下人にならんと覇を競っているとのこと。このオーランド家もヴァエルンティア王国と言う、王国の元で乱世とも言えるこの状態を生き残れてると言う事だ。今や中央の教国は力がなくただ存続してるだけだとか…。
ふ~ん俺が転生する前の世界でも似たような事があった。今ある国が力をなくし、新しく興した国によって滅ぼされる。と言うかその世界では法ができたり漢字が出来たり現在に至る文化が確立していったんだけどね。
神様が言っていた俺が好きそうな時代とはこの事だったんだな…。実は俺は日本で言う戦国時代、または三国志は大好きなのだ。自分の能力でのし上がっていくみたいな。そんな環境。先生の話によればまだまだそんな時代は続くみたいだ。どこの領主も頭抜きんでてないという事かな?
続いて天才と才能について
天才……人々が持って生まれる固有のスキルのこと新しく得ることはできないが、自分で強化する事ができると。子供は数え年で10才になると女神神教の教会に行って神託の儀式を受けることで天才がなにを持っているのか分かる。人それぞれ違うらしい。まあ、皆同じだと気持ち悪いか。
才能……これは自分努力次第で身につけることができる物。こっちの方がラノベなんかでよく見るスキルに近いのかな?剣の腕を上げたいなら剣術を、魔法を覚えたいなら魔術を。料理の腕上げたいのなら料理スキルを。こっちはスキルやエクストラスキル、天才はユニークスキルって事か。もしかして天才でスキルに補正がかかったりして?こっちも神託の儀式で身につけているスキルについては分かるそう。ますます神託の儀式が楽しみになってきた。
さて、午前中は雑学。午後からはいよいよ剣術の稽古だがんばるぞ!
屋敷の中庭
オズマン『カイル様、今日からあなたに稽古を着けさせていただきます、オズマンで御座います。』
カイル『様はよしてくれ。俺はオズマンに剣術を教えてもらう身なんだから。』
バース『そうですよ。父上。こいつの師匠になるんだからもっとどっしりと。』
オズマン『バカモン。カイル様のお父上、セイル様にはどれだけのご恩があるか。呼び捨てにする事など出来ませぬ。』
カイル『いや、師匠となる人に様付けされるとやりにくいからさ。オズマン頼む。』
オズマン『それもそうですな。』
カイル『それに口調も普通でいいよ。』
オズマン『しかし!』
カイル『これは命令だ。』
オズマン『………。分かりました。では今後は一人の弟子としてあなたに接します。』
カイル『それでいい。』
オズマン『ではこの時間何をするのか説明します。』
オズマン『今からカイルとバースが神託の儀式を受け、王都学院に入学するまでの間、剣術の基礎としっかりとした体力づくりに重点を置いて、トレーニングを行います。初めはきついでしょうが身体が慣れてくれば問題なくなります。勉強の後は毎日です。』
カイル『分かった。』
バース『…。』
オズマン『まずは走り込みなど基礎的なことから初めてもらいます!その後は剣術の稽古です!』
カイル『ハイッ!』
オズマン『それでは。ってなにをやっておられるのです?
カイル『ん?これか?これは体操と言ってな。体をほぐして怪我しないようにする事だよ。』
オズマン『ほうほう。私は知りませなんだ。どこでそれを?』
カイル『え?さ、さあどこかな~。なんか本で見たきがする。』
オズマン『…。まあいいでしょう。私にもご教授願いますかな?』
カイル『あ、ああもちろん。』
カイルはオズマンに体操を手取り足取り教えた。
オズマン『おおっ。なんか体柔らかくなった気がしますぞ。』
バース『……。』
オズマン『この体操とやら訓練の前に必ずやることとしましょう。』
カイル『そうだな。』
オズマン『では訓練を開始します!』
オズマンによる地獄の訓練が始まった。