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第24話 教国の内情

三人目の主人公!

昔々、女神教と呼ばれた宗教があった。その力は絶大で、国を興し、法皇を頂点とし、国の法律、軍、内政など全てを取り仕切って、全世界の土地を有する程になっていた。教国の信徒でなくば、人ではない。そんな風習もあった。そんな支配体制が長く続いた。だが、先々代でその力は大きく失われ、各地で有力な豪族達が独立すると、国土は最大のでも国にそれを止める力はなく、なるがままの状況だ。そんな状態にもかかわらず国では不正役人が跋扈(ばっこしており各地で反乱が起きている。重くみた教国各地の教会は義勇兵を募集し対応していた。


反乱軍兵士B『金出せー!出さない奴らは殺せ~!』


反乱軍兵士A『そこの女可愛いじゃねーか!俺の女になれや。』


娘『いやー!』


父親『お、おやめください!この子はもう直ぐ 結婚するのです。だからお見逃しを~!』


反乱軍兵士A『ほう?益々いただきたくなったぜぇ!』


父親『お、おやめください!』


反乱軍兵士A『うるせー!』


ザシュッ!


父親『が、がはっ』


娘『お、お父様!いやぁぁぁ!』


反乱軍兵士A『世の中は力が正義なんだよ!力なきものは力あるものに従ってりゃいいんだよ!』


?『がっはっは。その意見には俺も賛成だ。力あるものに従う。というのはな。だが、おまえ等もその力無きもの何だぜ?』


反乱軍兵士A『何者だ!てめぇ!』


反乱軍兵士の後ろにはがたいのいい大男が立っていた。


?『おまえ等みたいな鬼畜共に名乗る名前はねえよ。』


反乱軍兵士A『ぬかせぇ!』


相手は大男に向かって突っ込んでいく。


?『ふっ。』


それに併せて大男は大刀を力任せに振り下ろす。


ザンッ


反乱軍兵士は一刀の元、切り捨てられたら。


?『ちえっ味気ないな…。』


?『チョウヒ!』


大男に声かけるものがいる。大男に負けず劣らずの巨体で片手には大刀が携えられている。


チョウヒ『おう。カンウの兄貴!そっちは片付いたのか?』


カンウ『全く先走り追って。こっちもあらかた片づいたぞ。』


チョウヒ『そうかい。じゃあリュウビの兄貴のところにいこうぜ!』


カンウ『全く、お前って奴は……。』


チョウヒ『まあいいじゃねぇか。』


?『カンウ!チョウヒ!』


がたいがいいものの二人より一回り小さい男がよっていく。そう私がこの義勇兵を率いるリュウビだ。元々は貧乏ながら草鞋を作ったりして生計を立てていた。二人の名前は次兄のカンウ、末弟のチョウヒどちらも一騎当千の強者だ。私達三人は教会より出たおふれをみて義勇兵に志願。血は繋がってはいないものの義兄弟の契りを結び共に戦っている。


チョウヒ『リュウビの兄貴!』


カンウ『長兄!ここいらの反乱軍は掃討できたようです。』


リュウビ『そうか。良くやった。ったくチョウヒはまた先走りをって……。』


チョウヒ『え~。また怒られれるんですかい?』


リュウビ『当たり前だ!おまえの独走を許したらほかのものに示しがつかんだろ。』


チョウヒ『ヘイヘイ。』


リュウビ『お前は一週間禁酒な。』


チョウヒ『えーー!』


リュウビ『えーー!じゃない!』


そこへ一人の兵士がやってくる。


兵士『リュウビ殿~!』


リュウビ『神父殿よりの使いの者か?』


兵士『直ぐに教会に戻るようにと神父殿からの使いの者が。』


リュウビ『分かった。直ぐに戻る。』


兵士『はっ。』


リュウビ『カンウ、チョウヒすぐに支度せよ。』


カンウ・チョウヒ『はっ。』


リュウビ達は自分たちの所属する教会へと戻った。そこでとんでもない知らせを受けるのだった。


リュウビ達は教会へ戻ると直ぐに神父の元に向かった。何か只ならぬ危機を感じたからだ。


神父『おお!リュウビ殿!よくぞ戻られた!』


リュウビ『何かありましたか?』


神父『教国全土で大規模な反乱が起きた!その数数十万!首領はどこかの邪教らしいが未だその正体がつかめておらぬそうだ。』


リュウビ『なんと……!』


神父『中央ではすでに討伐軍が編成されていると言うが、各協会も直ちに兵を供給せよと命令が下された。我がほうはそなたたちだけが頼りじゃやってくれるか?』


リュウビ『……。分かりました。準備を整え次第……』


?『た、大変です!』


神父『何事か。』


?『反乱軍と思しき軍勢がこちらに向かっているとの情報が。その数およそ一万!』


神父『もうきたか!こちらで今出せる兵の数は?』


?『二千がやっとかと……。』


神父『……。降伏もやむなしか……。』


リュウビ『お待ちください!私にその二千をお貸しください!』


神父『勝算はあるかね?いくらリュウビ殿らが一騎当千の者だからと言っても倍の兵を倒す勝算は。』


リュウビ『反乱軍と言っても所詮賊の集まった、烏合の衆我らの敵ではございません!どうか出撃の許可を。』


神父『……分かった。二千の兵と義勇軍に反乱軍掃討を命じます。必ず勝ってください。』


リュウビ『はっ!カンウ、チョウヒ直ちに出陣の準備を。』


カンウ・チョウヒ『おおっ!』


リュウビ、カンウ、チョウヒの有名を馳せる戦いが今始まる!

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