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第9話 アイーシャ救出作戦

大広間に戻ったカイル達はアイーシャがさらわれたのは事を皆に告げた……。

アイーシャは俺の大事な妹だ!必ず助ける…!

ガーネット『アイーシャが……。そんな…。』

セイル『心配するな。アイーシャは私たちが必ず助け出す!』

オズマン『救出隊の編成が終わりました。いつでもいけます。』

セイル『よしっ!すぐにでるぞ!』

カイル『父上私も行きます。』

セイル『馬鹿者、領主とその息子まで居なくなってどうする!お前はここに残れ。残って待ってなさい。』

カイル『アイーシャは私の大事な妹です!それにベアウルフは私の言うことしか聞きません。私を連れていってください!』

セイル『……。分かった。だが無茶はするなよ。』

アユネ『私も連れていってください!』

セイル『アユネは危険すぎる。ここに残るんだ。』

カイル『アユネ、アイーシャは必ず助け出す!だから待ってくれ。』

アユネ『……。分かりました。アイーシャ様と共に必ず無事に帰ってきてください!約束ですよ?』

カイル『ああ、分かった。約束する。』

オズマン『腕が立つもの100名揃いました。』

セイル『よしいくぞ!』

大広間を出て玄関へと向かう。外にでると屈強な男たちが集まっていた。

セイル『さらわれてしまったアイーシャは私の娘だ。必ず助け出します!皆さん協力をお願いします!』

全員『『『おおーーっ!』』』


~屋敷玄関前~

セイル『さて、どうするのだ?』

カイル『テリー!』

テリー『ウォォォン!』

カイルのかけ声一匹の黒い狼が草むらから出てきた。母様、アイーシャの愛用品は持ってこられました?』

ガーネット『え、ええ。アイーシャがお気に入りのリボンを持ってきたわ。』

カイル『テリー、この匂いを覚えてくれ。』

テリー『アォン!』

セイル『どういうことだ?』

カイル『犬や狼は私達人間より何倍も嗅覚に優れていると言います。テリーに匂いを覚えさせ、族のアジトを突き止めます。』

セイル『どこでそんな知識を…。』

カイル『な、なんかの本ち、ちらっと…。』

セイル『なんかはぐらかされた気がするが……。』

カイル『あ、あはは。テリー、においは覚えたな?』

テリー『オン!』

カイル『ヨシッ!みんなの案内を頼む!』

テリー『オン!』

テリーはアジトのある方向へと走り出す!

カイル『皆さん後を追いましょう!』

救出隊はテリーの後を追って走り出す!

テリーは途中から森に入り奥へ奥へと向かう。

暫く進とテリーが立ち止まった。

カイル『テリー見つけたかた。』

テリーに駆け寄って周りを見渡すとそこには洞窟があった。入り口には見張りが二人いる。

カイル『あそこだな…。見張りがいるな。』

セイル『さて、どうするか……。』

オズマン『私がいきましょう。相手も一人なら油断するはず。』

セイル『分かった。任せる。』

オズマン『ではいって参ります。』

オズマンはアジトへ向かって歩き出す。そして……。

ザンッ!ザシュツ!

ものの一分で相手を倒してしまった。

セイル『さすがだな!』

オズマン『ありがとうございます。』

セイル『さて、相手にはばれてないようだしこれからどうする?』

カイル『二手に分かれましょう。洞窟に突入する部隊とここに残る部隊。ここに残る部隊は洞窟から逃げてきた族を捕まえてください。』

セイル『相手がどのくらいいるのか分からないから危険ではないか?』

カイル『洞窟がどのような構造なのか分からない分全員でいくのは危険かと。退路の確保も必要ですし…。』

セイル『ふむ。一理あるな。誰が行く?』

カイル『私がいきます!』

セイル『馬鹿っ危険すぎる。子供のおまえが残るんだ。』

カイル『子供だからこそ相手も油断するはずです。』

セイル『……。分かった。カイルの事、オズマンしっかり守ってくれ。』

オズマン『わかりました。』

カイル『連れ来た人の半分は私と一緒に。バースも頼む。』

バース『分かった。』

カイルは救出隊を二つに分けセイルを待機の部隊に討伐隊をカイル、バース、オズマンと50人の協力者達で内部に入った。

内部は松明で明るく照らされておりスムーズに進めた。

奥にいくと数人の声が聞こえてきた。

族A『まさか恋うも簡単に領主の娘をさらえるとはなぁ……。報奨もたんまりだろうぜ。』

族B『確かになぁ。こりゃあ高く売れるぜぇ?』

族C『ああ。でも今回はさるえらいお方の命令だそうだ。』

族A『えらいお方ぁー?』

族C『ああ。オーランドの誰かしらをさらってこいだってさ。』

オズマン『その話じっくり聞かせてもらおうか。』

族A『なっしまった!侵入者だ!』

オズマン『遅い!』

バキッ!ガンッ!ゴンッ!

オズマン『峰打ちだ。殺してしまっては黒幕は吐けないからな。』

バース『しかし何人いるんだ?』

カイル『分からない…。用心して進もう。』

しかしこいつらのスキル使えるかも……。

鑑定してみた結果こいつらに気になる才能があったのだ。

カイル『もっと奥へ続いてるな。行ってみよう。』

カイル達は途中で出会う族たちを倒しながら奥へと進む。

そして遂に最奥部までたどり着いた。目の前にボスの部屋とおぼしき扉があった。

カイル『この奥にアイーシャが。』

オズマン『一斉に飛び込みますぞ!』

カイル『分かった。』

オズマン『1、2、3!』

バターン!

勢いよく扉を開ける!

ボス『なにもんだてめえ!』

カイル『アイーシャを返してもらおうか。』

ボス『誰が返すか!おいしい金蔓を!取り返したきゃ力付くで来なぁ!』

オズマン『そうさせてもらう。』

勝負は一瞬だった。族のボスは一瞬で斬り伏せられた。

オズマン『峰打ちだ。お前には話してもらうことが山ほどあるからな。』

オズマン『はボスの懐に手を入れ鍵をとる。

カイル『アイーシャはどこだ!』

バース『あっちに牢が見えるぞ!』

カイル達は急いで牢に行く。そこには猿轡され、両手両足をロープで縛られたアイーシャがいた。

カイル『アイーシャ!』

アイーシャに着けられていた猿轡を外しナイフでロープを切る。

アイーシャ『お兄様!』

カイル『無事でよかった。』

こうしてアイーシャ救出され、無事に屋敷へと戻った。



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