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第4話 Meets A Heroines…。(4)

二時間目のクラスに向かうとき、うちのクラスの生徒とぶつかった。


  俺「おう、ごめんよ。大丈夫か?怪我無いか?」

???「はい、大丈夫です。」

  俺「それはよかった、誰かに用事か?」

???「あなたを観察しようとしたら・・・」

  俺「俺を?なぜに?ていうか名前は…」

???「私は榎本葵えのもと あおいです。新作のストーリーを模索中です。」

  俺「榎本、俺を観察しても面白くないし、二時間目も始まるから急げよ、じゃあ。」

 榎本「それもそうですね。」


若干、自分を否定された気がした。まぁ、いいだろう。


二時間目のクラスで教えてから三時間目は暇だったので外で体育をやってる自分のクラスを見ていた。運動部の奴らは走るのも早い。文化部の奴らもがんばってる。

ぼーっとしてるとうちの誰かが倒れた。すぐに分かったので急いで校庭に向かった。


  俺「大丈夫ですか?浦田先生?うちの生徒ですよね!!!?」

 浦田「あぁ、鈴木先生。よかった、この子悪いけど保健室へいい?」

  俺「分かりました。立てるか?」

???「はい、ありがとうございます。」


体育の浦田奈央うらた なお先生が応急処置をやってくれたので大事には至らなかった。軽い熱中症らしい。


  俺「名前書けるか?」

???「すいません。手が震えててかけそうにないです。」

  俺「そうだよな、そこで寝てろ。すまんが漢字教えてもらっていいか?」

???「右手の『手』、平和の『平』、太陽の『陽』、野菜の『菜』で、手平陽菜てのひら はるなです。」

  俺「手平、ちゃんと飯食ったか?」

 手平「いや、今日は急いでて食べてなくて。」

  俺「全く、朝ごはんは毎日食べないとだめだぞ。」

 手平「すみません。」

  俺「今日はどうする?帰るか?」

 手平「いえ、少し休んで4時間目戻ります。」

  俺「無理はするなよ。」


少し心配したが大事に至らなくて本当によかった。

戻った時に一人の生徒が待っていた。


???「鈴木先生、手平さんの様子は?」

  俺「おう、大丈夫そうだ、少ししたら戻るってさ。」

???「よかった。」

  俺「優しいんだな、、、えっと。」

???「須磨です。須磨澪すま みおです。」

  俺「須磨、安心しろ。」

 須磨「はい。」


職員室に戻ると、伊藤先生と宮崎先生が話し合っていた。


 伊藤「おう、たろたろー。手平の様子はどうだ?」

  俺「大丈夫そうです。」

 伊藤「それは良かった。たろたろー。」

 宮崎「たろたろーってなんですか!」

  俺「いいですよ。もう慣れましたから。」


伊藤先生に誘われた、宮崎先生らと4時間目も終わり学食に向かうことにした。

初めての学食は楽しみである。


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