第21話 Relay Of Love (1)
麻木市内にある高校:彩魂学園女子高等学校、朝霧第一高等学校、鷹野森麻木高校、美智留学園高等学校との合同イベントとして、
「第1回 麻木運動会」と題して四つの高校の運動部が競う大会が開かれた。
中居「先生、私も出るから応援してね。」
俺「あぁ、当たり前だろう。」
中居「よかったぁ。」
俺「ところでお前は何出るの?」
中居「えっとねぇ、100m走とリレーだよ。」
俺「そうか。それは楽しみだな。」
中居は陸上部で活躍している。この前の全国大会でも記録を残したとか・・・。
うちのクラスは結構そういうやつが多かったりする。
???「鈴木先生?もうすぐ始まるんでこっちに来て~。」
俺「はい。わかりました。」
???「そういえば、ほかの学校にも鈴木先生いるみたいですね。」
俺「あぁ、あの人は僕の従兄ですよ。榎本先生」
榎本「あぁ、そうなの?挨拶してきたら?」
俺「あぁ、いいですよ。俺はこっちでやってるし。」
そう、うち鈴木家は親戚が多くいたるところに従兄やはとこがいる。
俺らは鈴木家の5番目ぐらいの地位に当たるいわゆる分家である。
正月は父方の実家のある東北に帰ることがあるが、
あまり父親同士仲は良くないため印象は薄いし、
あっちもあまり俺とはかかわらないようにしていると思われる。
ちなみにあっちも分家だが、地位は2番目となっているので・・・。
と、こんな長い話ばかりしていると別の物語とかに行かれそうなので
この話はおいおいしていこうと思う。
俺「さて、テントの中でも行って涼むか・・・。」
辺野古「そうはさせないよ。先生。」
俺「おう、辺野古。どうしたんだ?」
辺野古「今日は中居さんの晴れ舞台だよ?」
俺「おう。そうだけど。それまで時間があるでしょ?」
辺野古「何言ってるの?先生。中居さんは先生に応援されたいんだよ?」
俺「そうかなぁ。俺よりもお前らに応援されたいんじゃないか?」
辺野古「はぁ~。わかってないなぁ。先生は。いいからこっちきて。」
辺野古に強引に引っ張られながら俺は選手控室に着いた。
中に入るとそこには木村、稲垣、森、草彅、香取の五人がいた。
俺「お前ら、その恰好どうしたんだよ?」
木村「ちょっとまってよ。先生。そりゃ、中居さんの応援団と言ったら私たちでしょ。」
稲垣「私たちは運命共同体だからね。」
森「本当は私たちだけでって話だったけどね。」
草彅「仕方がないから先生もこれに着替えて。」
香取「はやくはやく。試合が始まっちゃうよ。」
言われるがまま着替えさせられた。
全身青色の星マークが目立つものに・・・。




