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第19話 Bad Fortunes? (3)

教師生活7日目。初めての日曜日。

今日は、なんとなくネットショッピングの気分だ。


このわんこたちのためにも買わなくてはならないな・・・。


  俺「そういえば、今日は1組会だったかな?」


うちの学校では毎週日曜に縦割りで日直をしている。

朝の10時までに行けばいいのである。

ちなみに1組会とは1年1組担当の俺と、

2年1組担当の山本梓先生と、

3年1組担任の星野夜月ほしの やづき先生のことである。


学校で使う予定のバインダーを買っておいて学校に向かった。


 指扇「先生おはようございます。宮崎先生はいないんですね?」

  俺「毎日いるわけではないぞ?指扇は?」

 指扇「これから学校の掃除です。」

  俺「なるほどな。それはいいことだ。」

 指扇「鈴木先生は?」

  俺「今日は、俺ら週番だからな・・・。」


やはり、なんとなくお互い他人事の感じがするのは治らなかった。

学校について、「1組会」がそろった。


週番というのは、いわゆる休日の日直のようなものである。


 星野「鈴木先生、生徒たちからすごい人気だよね?」

 山本「ほんとうだよね。ボールはあてられるわ・・・。」

  俺「あれ結構いたかったんですから馬鹿にしないでくださいよ・・・。」

 星野「でもさ、休日の学校って暇だよね?」

  俺「本当ですよね・・・。」

 山本「なんか飛んできたり、降ってきたりしないかな?」 

  俺「物騒なこと言うのやめてくださいよ・・・。」


のんびりをしていたら掃除をしていた文化部がチェックをお願いしてきた。

向かうと・・・


 指扇「先生!危ないです!」

  俺「え・・・?」


ものすごい勢いで掃除道具のチリトリが飛んできた。

運よくよけたが、そこにあったほこりが降りかかった・・・。


 指扇「先生、大丈夫ですか?すみません。」

  俺「おう。これはいやがらせではないんだよな?」

 指扇「先生、私を何だと思ってるんです?」

  俺「すまん。」


きちんと、掃除しなおした後職員室に向かって着替えなおした。


 山本「まったく、災難でしたね・・・。」

 星野「梓の予言が当たってたな?」

  俺「本当ですよ。」

 山本「もうそろそろ帰宅しますか?」

 星野「そうだな。1組会定期的に開かない?」

 山本「いいですね。それぞれの副担任も呼んでね・・・。」

  俺「それはいい考えだと思います。」

 星野「じゃあ、LINEグループ作っておくわね?」


解散後家に向かうと玄関前に朝頼んだ奴と指扇からのお詫びがあった。

風呂とかを浴びて、わんこたちの用品を買っておいた。


指扇からは、「幸運のお守り」をもらってしまった。

最近はとても運が悪い感じがするから、

これはとてもありがたい。


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