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第16話 Colorful Day (4)

教師生活5日目。

久しぶりにお酒をたらふく飲んだためか頭が痛い・・・。


 日野「あら、鈴木先生おはようございます。」

  俺「おう、日野おはよう。」

 日野「今日は自転車じゃないんですね。」

  俺「まぁな。」

 日野「そういえば今日の社会のテスト楽しみにしててください。」

  俺「おう?自信があるのか?」

 日野「はい、結構勉強してきたので・・・。」

  俺「おう、それは楽しみだな。」

 日野「では、私は図書室行ってきます。」

  俺「おう、じゃあな。」


日野と別れてから職員室に行った。すると宮崎先生がダッシュできた。


 宮崎「鈴木先生、昨日は本当に何も起こってないですよね????」

  俺「は、はい。普通に飲んで朝まで寝てました。」

 伊藤「へぇ、朝までねぇ?」

 宮崎「まったく、そういう話が好きなんですから、伊藤先生は・・・。」

  俺「なるほど。それで伊藤先生、あの犬たちなんですけど元気ですよ。」

 伊藤「おう、それはよかったわ。よろしくね。」

  俺「はい、全然大丈夫です。」


話していると後ろから佐々木旭ささき あさひ先生の声が聞こえた。


佐々木「鈴木先生、日野さんのお母様がいらっしゃってます。」

 鈴木「わかりました。」


廊下に向かうと日野の母親が立っていた。


日野母「鈴木先生、いつもお世話になっております。」

  俺「いえいえ、こちらこそ彩羽さんにはお世話になっておりまして、この前は彩羽さん提案でクラスの全員でかるた大会をしました。」

日野母「家でも、鈴木先生のお話は常々・・・。」

  俺「お恥ずかしいですね・・・。今日はどういったご用件ですか?」

日野母「あの子ったら体操着とお弁当を忘れてて、先生から渡していただけますか?」

  俺「なるほどぉ。かしこまりました。」

日野母「よろしくおねがいします。」


そのままクラスに行き日野に預かったものを渡した。

今日はほぼ授業も何もないのでのんびり職員室で過ごそう。


 宮崎「鈴木先生、今日の歓迎会なんですが伊藤先生が鈴木先生の家でやろうって言ってるんですが、どうしますか?」

  俺「何人来るんですか?」

 宮崎「1学年の先生たちでやるのでざっと、40人くらいですね・・・。」

  俺「絶対に無理ですね・・・。」

 宮崎「ですよね、伊藤先生にも伝えておきますね。」


そういうことでうちの近所の居酒屋を貸し切ってやることになった。

それよりも日野が言っていた小テストの結果でも見てみると、、、

日野は見事100点満点を取っていた。


思わず、一人で「すごい」と言ってしまった。

一方でビリは指扇だった。

東京都にはいくつの区があるでしょうという問題で47と答えたのだ。


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