とある教団の救済劇 IFルート
鼻水がツライです。気温の変化が急過ぎて鼻が……ティッシュが減って行く…
あと、本編ルートも書く予定だったけど
扉出てきたところで大丈夫ですか!? とやるだけな気がしたので辞めました。
あとあと活動報告にキャラ説明を載せておいたので是非是非ご覧下さい。
団員達が涙の湖と呼ばれる場所に到着すると
金属音と何かが燃えるような音が聞こえた。
T達が中に入ると座り込んでいる王様と戦っている女帝が居た、しかもその戦っている相手が自軍の者だった事にA、C、Sは驚くがTは顔色一つ変えない
団員A「?!」
団員S「なっ!」
団員C「な、なんですこれ?」
団員T「………」
王様K「むっ、お主らは……」
団員T「クラン、幼聖教団の一員です。失礼ながら
我らが教祖の危機を感じこの洞窟に
突入させて頂きました。」
カルディアの王様は少し驚いたように目を開くが
冷静に告げる。
王様K「マリアを助けたいと申すなら、そこにある
扉に入れ、そこにマリアが居るはずだ。」
団員T「情報提供感謝します。」
王様K「なに、余もマリアを助けたいからな」
団員C「必ず助けます。」
Cの言葉に団員達は頷く、そして扉を開けて入って行った
王様K「………」
◇
扉の中に入るとそこはすべてが白に染められた平衡感覚が狂いそうな場所だった。
団員S「床も白、壁も白、まさかの空までも白」
団員C「そんなこと、言ってる場合じゃないですよ」
そう、T達は遠くに冒険者達に囲まれているマリアを発見した。
しかも攻撃されている上に、家族のネロや空牙もボロボロになっていた。
これには狂信者共は笑顔(禍々しいオーラ付き)で
無言で各自の武器を構える
冒険者α「誰だッ!」
そう言うと、無駄にノリが良いT達は
団員T「誰だッ!と聞かれたら」
団員A「…答えてあげるが世の情け」
団員T「教祖の平穏を守るため」
団員S「教祖の敵を屠る為」
団員C「愛と狂信を貫く」
団員S「ラブリーチャーミーな正義の味方」
団員T「電子を駆ける 幼聖教団のみんなには」
団員S「ブラッドムーン 血塗れの明日が待ってるぜ」
冒険者β「………」
団員T「じゃあ、殺し合おうか」
先程までのふざけていた時とは空気が変わった
にこやかだった顔は殺意に溢れており、一部禍々しいオーラを発している者もいた
団員S「お前らは幼聖様を傷つけた」
団員C「それは大罪です。なによりもやってはいけない」
団員A「…お前らは俺らを怒らせた」
団員T「–––––さぁ、蹂躙を開始する」
冒険者α「テンションの差が酷いッ!」
団員T「うるっさいわぁ!炸裂矢雨初撃必中爆発四散
必滅の矢ァ!」
Tの放った矢は無数に分裂しながら冒険者達の頭部に向かっていく、勿論冒険者達は避けようとするが不可能であるこの矢は必ず中るのだ、その証拠に次々と矢に当たり爆散して行く
冒険者γ「なんで、矢が爆発するんだよ!」
団員T「さぁ?なんでだろうな」
団員S「よっと」
冒険者γ「ぐっ」
大きく音を立てながらγは倒れる、毒でも塗ってあったのか苦痛の顔である。
団員S「そんな話してていいの?」
団員T「すまんすまん」
この狂信者共はこの会話をしながら倒している
Tは狩人系統の癖して接近して頭を射ち抜いて行く
Sはと言えば人間がギリギリ視認出来るくらいの速さで冒険者を倒していた。
Aはと言えば相手の攻撃を盾などで受け流しつつ
たまに反撃していた
団員A「【反撃の盾】」
そう宣言し剣を振るうと今まで食らった攻撃が衝撃波となり、冒険者を吹き飛ばす。
団員A「脆いな」
そう呟きながら冒険者に近づいて行く
Cは聖職者、否…狂信者の癖して爆弾やらを投げながら、嗤っていた
団員C「ふふふふふ」
舞うように爆弾を投げるC、軽く狂気を感じる光景である
団員C「悪い子は爆発しちゃいましょう」
演出家「おや、乱入者ですか」
団員T「やっと出てきやがったか、メフィストフェレス」
黒い影とも表せる体に紅き瞳、演出家と自称するシルクハットと黒い仮面を被った悪魔の名を持つ者
この死の舞踏を作り、マリアを傷つけた元凶
団員S「人類悪顕現ってね。」
団員C「ふふふふふふふふふ」
団員A「……Cが怖いのだが」
演出家「おっと今回も私は舞台外の者、
演者ではありません。攻撃はお勧めしませんよ?」
団員T「そうかよ」
Tはメフィストフェレスに向けて矢を放つが謎の力により矢が消滅してしまった。
団員T「やはり、普通の矢は効かないか」
そう言うと漆黒の矢を取り出したこれは【墜落の矢】
これは戦闘をしていない者を無理矢理戦闘に参加させると言う1人一回しか出来ないクエストの報酬である
団員T「食らえ」
演出家「そんなのは効きませ!?」
ガラスが砕けるような音がしたかと思うと墜落の矢が
メフィストフェレスにダメージを与えた。
演出家「なななななな何故何故です!?
私には攻撃が不可能な筈ですのに!」
団員T「ふん、行くぞッ!」
TはA達に攻撃を仕掛けるように合図する、それに応えるようにメフィストフェレスに爆弾が飛んで行く
団員C「これは教祖様を悲しませた分!
これは教祖様に攻撃させた分!
これは教祖様を悲しませた分ッ!
そしてッ!これは他の団員の代わり
【呪毒ッ!】」
メフィストフェレスにオーバーダメージ、プラス呪いの毒とか言う字面からヤバそうなスキルを使ったCは肩で息をしながらメフィストフェレスが居る方を睨んでいる。
団員S「じゃ、次はボクの番だね。」
そう言い行こうとしたのだが爆弾の煙が無くなるといつのまにかメフィストフェレスも消えていた。
団員T「チッ逃げたか、まぁいい冒険者達を殺るか」
団員S「仕方無いか、【特攻形態】」
この【特攻形態】と言うスキルはVITを半減させる代わりにSTRを二倍にするスキルであり、他のプレイヤーはAGIに張らない為に回避が出来ずゴミスキルと呼ばれている、がSが使えば一気に強くなる
実際に冒険者達はSに為す術なく倒されて行く、速すぎるのだAGIに多く振っているので普通のプレイヤーには有り得ない速度で動ける、速いと言うことは手数も増えると言うこと、そして特攻形態により、威力もある
まさに鬼神が如き強さである
Sの活躍により冒険者の数は減って残り5人となる
残った冒険者と言うのはレオン達である
よくよく見てみるとレオンは他の冒険者同様表情が怒りと憎しみに染まっている。
魔道士系の女、ミストは自らの意思で敵意を向けているが後の3人がおかしい、いや正常だった
騎士系と盗賊系の男が、それぞれギランとアークス、聖職者系の女がロータスと言うのだがこの3人は理性の光があった。
団員A「だが関係あるまい、幼母様に
仇なす者は殺すのみだ。」
団員C「そうですね。爆弾も尽きちゃいましたし
肉弾戦と行きましょう」
団員S「まずは後衛から潰さないとね」
相変わらずの速さでレオン達の背後に回り、ロータスとミストの四肢を斬り裂き、頭に短剣を刺した。
前衛系ならばまだ耐えただろうが残念ながら耐久が全く無い聖職者と魔術士だ、直ぐに光となり消えた。
団員T「さぁて取り敢えず、死ね。」
弓を構えてアークスを射とうと弦を引いていると
視線がギランに固定された
団員T(ヘイト固定系のスキルか、ならば)
「【防御貫通】」
読んで字の如く、威力を半減させる代わりに防御の意味を無くす事が出来るスキルでタンク涙目である
団員T「マジか、さすが自称攻略組」
なんとギランはその矢を掴んだのだ、驚きの動体視力であるが
団員T「ならば、炸裂矢雨爆発四散」
爆発する矢の雨が敵全体に降り注ぐ、レオンはコチラに向かってきているので当たらずギランはその場で耐えようとしたのだが爆発に耐え切れずに死亡した。
レオン「うおおおお」
叫びながらレオンがTに走ってくるがそこに頼れるAが立ち塞がる
A「遅いっ!」
迫り来る剣を盾で逸らしながら、自身の剣で攻撃しながらレオンの足を払う転んだレオンを剣で突きまくりレオンは倒れた。
残るはアークスだけとAが顔を上げると、既にCの手によって倒されているのが見えた。それを見たT達はマリアに近づき
団員T「教祖様の危機に遅れ申し訳有りませんッ!」
そう言って土下座をする。団員にとってこれは当たり前、だって自分もしそうですし、
マリアは困惑した様子で顔を上げるように言う
マリア「え、あの教団の方ですよね。」
団員T「はい」
そこから、他の団員と合流して教祖様を安全第一で街に帰した。教団は教祖のどんな小さな危機にも駆け付け平穏を作ろうと言うスローガンが出来たとかもう出来てたとか
【名前:反撃の盾】
【説明:攻撃を受けた分を相手に跳ね返す。】
【名前:呪毒】
【説明:相手を蝕む毒の呪いをかける。】
【名前:特攻形態】
【説明:防御を半減して攻撃に特化する。防御力がほぼ意味を為さなくなる代わりに一撃一撃が必殺の一撃となる。神風形態との併用不可】
【名前:神風形態】
【説明:防御を半減して速度に特化する。防御力がほぼ意味を為さなくなる代わりにその身は神風の如き速さとなる。特攻形態との併用不可】
【名前:防御貫通】
【説明:威力を半減させる代わりに防御を無視して攻撃する。】