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わたし、確保!

なんか主人公えぐりたくなる

霞む目が開かれる。このような形で目が光に犯されるのは何回目だろうか。わたしはその霞んだ目で人の顔の輪郭をとらえた。しかしそれ以上に焦点が絞られない。どういうことだろうか。目をこする。変わらない。目をこする。変わらない。人工涙液をさす。変わらない。どうやらわたしの目は唐突に仕事を放棄してしまったようだ。わたしに人工涙液を手渡した、となりの少女は何者だろうか。優しいことしかわからない。

「大丈夫ですか?」

少女は心配する。

何とか応答すると、わたしに朝食をくれた。米と味噌汁と魚だ。日本食だった。こちらにきてからは、謎の食事しかしていなかったために、自然と涙が溢れた。それがかえって少女を不安にさせた。

「大丈夫ですよー」

わたしを優しく抱きしめた少女。わたしの涙は止まらなかった。


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