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わたし、人気者!
わりとたくさんの人が見ていると知り、もっとちゃんと書こうと思った
扉が勢いよく開く。ばぁーん。朝食の準備のために早起きしていたサラだ。わたしの状態を察して、怒りに震えている。
「お姉ちゃん怖い顔してる〜」
煽るメグ。
「怖いですー」
わたしにしがみつくユイ。このような状況でも、自分の可愛さをアピールしてくるあたり、非処女である。
「わたしだって甘えたいんですよ!」
両腕を美しき花で埋め尽くされているわたしに飛び込むサラ。全身花まみれだ。わたしの愚息が、ダイオウグソクムシに変化するような甘い蜜の香りに、驚くばかりだ。
「お姉ちゃん、ご飯の準備ができたから来たんじゃなかったの!?」
メグ、的確な指摘。
「そうですけど〜、私だって、、、」
だって、だって、サラ。
「落ち着きますー」
ただわたししがみつき満足するユイ。
この三人で一番幸せなのは誰だろうか。わたしはユイだと思うのだ。




