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マジック サーヴァント マイスター  作者: すあま
第零章  〜マイクロ ワールド アプローチ〜
16/29

第16話 並列思考会議2と風の精霊指揮士(Parallel thinking conference 2 and Silpheed conductor)

 自衛手段ですので以下は気にせず、飛ばしてください。


 無断転載禁止


 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 現在、2chRead 対策で本作品「作品名」につきましては、

 部分的に本文と後書きを入れ替えると言う無断転載対策を実施しております。

 読者の方々には、大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いします。 

 Copyright © 2018 すあま All Rights Reserved. 

 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



 今話題の2CHRead無断転載問題、五分で出来るちょっと痛快な自己防衛対策のすゝめっ!

 作者:MITT様よりお借りしました。




『みんな、ちょっと、作業中断して。アーティファクト・デバイスの設計ファイルがコッチにあったんだけど、見つけてないよね?』

『え? あ、そんな所に!?』

『あー、そっちの棚は、コッチのパッケージ終わらせようと思って後回しにしてたんだよね』

『師匠の無差別ファイル棚って、基礎知識まだ足りなくない?』

『これは大丈夫だったよ。でもやっぱり総合整理必要か……』

『どうする? 増やす?』

『この際だし、他のエーテルフィルム体のパターンが欲しいよね』

『きっと違う視点を持つはずだから、取り入れたいよね』

 ……さすが僕達、考えるベクトルが見事に一致。これ、有事にイレギュラー対応辛いんじゃね?


『! 居るじゃない。打って付けの暇してるのが』

『え?』

『あ、なるほど』

 言語化する前のイメージが一致した。


 ◆


『クフィーリア!』

 風の精霊(シルフ)に呼びかけて見ると、契約してるシルフがディティールのないあっさりした裸体で出て来た。


『はい。お呼びですか? マスター』

『うお! 何故、裸!』

 "大変だな。本体脳持ちは"とかなんとか並列思考がリンクした思考からわいわい騒いでる。シルフは本体魂と契約しているから並列思考には反応しない。


『マスターのイメージで再現されるんですよ。マスターはエッチですねぇ』

 『そうか。ちゃんとヒラヒラとした緑の淡いグラデーションの長いドレスを重ね着してる風にイメージ! コレでディテールの無い裸ではない』

 ……だがまだ、刺激が強すぎる。が、僕、子供だからわからない! と斬って捨てる。"ふーん、えっちじゃん"とかなんとか聞こえるがこの際だ。気にしない。


『そんなことより! 早速だけど手伝って欲しい事がある』

『代償は忘れないでくださいね』

『分かってるって、はい前払い! 魔力をクフィーリアに送る』

 ヘルが見たら拗ねそうだ。塩でも見つけた機会があったら魔力でも送ってみよう。

『ちょっとこの並列思考の作業統制を頼みたい。それとクフィーリアには、コバルト鉱石の文献あったらまとめて置いて。それから魔法のインデックスの整理もお願い』

『シルフに、魔法使い見習いみたいな事させるなんて、そんな人は初めてですよ。後でハズんでくださいね』

『はいよ。はずむ分は何がいい? 考えておいてね。並列思考は僕のコピーだから、クフィーリアに紹介しておくよ。名前はまぁ、全部僕だから適当でも構わないかな』

 テレパス・リンクを応用してクフィーリアの意思と思考並列を繋げる。

『いや、ちゃんと分けて欲しいな』

『だけど、個性があまり出てしまうのは不味いよね』

『名前が欲しいと感じてるのだけ付ければ?』

『まぁ、こんな感じだけど元は僕のコピーだから気軽でいいよ。作業効率が落ちてる場合のリソース支援の監視とコントロールをお願いしたいんだ。あぁ、最後に』

 一拍呼吸を置いてクフィーリアを見る。


『クフィーリア、君は何処から来たのかな?』

『それ、聞いちゃいますか?』

『隠すような事?』

『一応、自立の為がかかってるので……』

『いや、隠すならそれ言っちゃダメでしょ』

『あ』

 クフィーリアが口に手を当てる。いや、遅いから。


『なんだ、やっぱり』

『なんだかんだ言って心配してるんだね』

『まぁ、当たり前だよね』

『『『『母さんも、見てるの? これ?』』』』

『いえ! 見てませんよ! いざと言う時の為につけられてただけですから!』

『なるほど。それで精霊契約をこれ幸いと利用して来たわけだ?』

 そう言えば小さき時から目の端に見えてたなぁ女の人の幻。あれクフィーリアだったのか。


『精霊契約は一番近くの精霊を呼び出しますから、独断と言うより仕様です』

『母さんは知ってるの?』

『命令されたのは7年前で解除も変更もしてませんし報告さえしてませんから』

『母さんらしいと言えばらしいけど、報告とかさせろよ』

『あれだけの子供がいちゃあね』

『特に末っ子がなぁ。手がかかるし』

『あ、そうか……』

 ちょっと母さんに腹が立った僕を諌める並列思考達。冷静すぎ。


『そんなことより、追加報酬のことですが』

『追加? あぁ、はずむ分ね』

『マスターと空を飛びたいです』

『……そんなんでいい? フライング系の魔法覚えて、ココも出られて自由になったらいいよ』

『約束ですよ』


『はいよー。あ、サーヴァントの新しい開発にもう一人か二人追加するからよろしく』

『『『まだ増やすのか!?』』』

『いや、むしろやること多くなって増えるのは分かっていたコトだよ』

 コボルド達を使ってと考えたら交渉サポートも欲しいところだと言うのに。そのためにもクフィーリアやヘルのエーテルフィルムパターンコピーは欲しいところだし。


『ま、作業中断よりかはマシかな?』

 一番個性が強まり出してるフェオが言う。個性を伸ばすか悩ましいとこだ……伸ばすかコピーはいくらでも出来るし。

『それなら、各関節をアーティファクトとして開発し直しといてくれ』

『フェイスマスクの与える影響も考慮したいな』

『わかったよ。それも盛り込める様考えとくよ。じゃ、みんなクフィーリアの言うこと聞いて効率よく記憶してってくれよ。並列化ローテーションは1時間後に僕は受けるから。クフィーリアも記憶にアクセス出来るようにしとくよ』

 一気に指示出ししてる最中の後半辺りでヘルから呼出(コール)がかかった。


 ※今回、ステータスに変更はありません。

 _____

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