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冒険者と奴隷少女の日常  作者: 超青鳥
人物紹介
236/262

今更ですが人物紹介01

本編は今週中に最低1話上げます。たぶん。

今更ながら主要な人物の紹介です。


年齢含め数値的なものは現代の規格・比率で表記しています。

世界観と言うか文明レベルから平均寿命等を考えると、年齢や身長など総じて下振れするかと思います。

また、年齢は登場時のものと考えていますが、時系列で結構変動あるかもしれません。目安としてお考え下さい。

なお、若干ふざけた内容も含まれていますので、そういったものが嫌いな人は読まずに飛ばしていただければ幸いです。




主な物語の舞台であるクラスト王国の面々

主人公ほかについて




【リューン・フライベルグ】

26歳 身長180cm強 体重90kg(1話の頃)→ 95kg(現時点)

主人公。人殴り殺しているレベルなのでそれなりに筋肉質でいい体格。

容姿レベルは一般的なモブ相当。茶かかった黒髪。黒目。全体的に薄い感じ。……体格以外。


普通の相手ならまず負けない程度には強いが、この世界にあって突飛な戦い方が結構なアドバンテージになっている為。

革製の胸当て、肘近くまでを覆う小手、腰後ろの中型の片手剣、この辺りが主要な装備品。

このあたりの外観からすると相当強そうな雰囲気を醸し出していそうな筈だが、オーラや覇気などがあるような類の人間ではなく、どちらかというと柔らかい雰囲気。性格も基本的には雰囲気通りだが、常日頃の大人しさの反動なのか、時折(と自分は考えている)大胆な行動に出る。今のところ命を落とすような失敗はしていないが……。何れにせよ結果的に現在の状況となっていることから考えれば、そのあたりは良い方向に働いていた様子。


世界観からするとよくある話ながらそれなりに不幸な過去持ち。

実家は現在の舞台である国家・クラスト西部の国境付近の村。騎士階級の父がいたが、彼が幼少時に落命。その後やはり以前騎士であった祖父に格闘術を習う。父は剣術を用いた様子だが祖父から学んだ時間の方が長かったため、そちらが主要な戦闘手段となっている。

国境付近という立地から出身の村が小規模な衝突の舞台となり、祖父も母も含め、関わりのある人間は皆死亡。腕にある程度の覚えがあった為、その後の短い間は傭兵として生計を立てていたが、全く水が合わなかったらしく一悶着の末に脱走。

そもそもの出自から、侵略・略奪に対抗することに甲斐を感じるため、冒険者として生計を立てている折も護衛の依頼を受けることが大半。結果さらにその傾向は加速され、護衛以外の仕事を受ける事は無いに等しい状況だった。

先般狂化した折から単純な腕力や反射神経などの戦闘能力が向上、若干ではあるものの性格が暴力的になっているが、当人は認知していない。




【レイス(・フライベルグ)】

ヒロイン1

年齢18歳 身長150㎝ 体重40㎏弱で瘦せ型。

黒髪。外見は人並み、笑うと愛嬌がある感じ。教育レベルは識字できない程度。

その出自や登場前の経緯より、

・左腕が肩より少し下あたりで切断されている

・左目が大きな傷でつぶれている

・体中、大小問わず傷だらけ

主な舞台となっているクラストの西、スノアの寒村出身。故郷での略奪に巻き込まれ、商品として狩られる。その後所有者を転々とし、最終的にリューンの所に流れ着いた頃には前述通り悲惨な状態だった。とはいえ、前所有者コーネリアの目的からすると、あのままリューンの所へ来なかったとしても生きるのに苦慮するような状況までにはなっていなかったと思われる。リューンはどちらが幸せだったのか、以前は考え込むことしきり。


基本的に穏やかで控えめだが内面は情熱的。守ってくれると明言し、懸命にそれを為すリューンに愛情を顕にし(この辺り過程の描写が薄かったですね)、ただ守られる側から嫁状態にまで出世。しかしそれを半ば放棄する覚悟で彼のあるべき将来を願うという更に深い愛情を発揮してみせる。


リューンの勧めで魔術を習ってみたところ、驚異的な素質を発揮した。それなりの立場が狙えるレベルだが、当人的にはリューン以外の為にその力を使う事は有り得ないという前提があり、どうもそういった出世の道はなさそう。彼の前に立ちはだかる困難を氷の槍で串刺しにしていく。


自分の正確な年齢などもう分からないようですが、実はミリアと同年齢。

なおスタイルは悲惨な食生活だったせいか、かなり控えめ。




【ミリア・リンダウ(•フライベルグ)】

ヒロイン2

年齢18歳 身長165㎝ 体重50㎏強

金髪美人、スタイルいい、運動神経いい、性格いい、家柄いい、教育水準高い、でかい。

過去の素行のためか、ちょっと目付きが悪い感じ。最近は雰囲気も目付きも相当柔らかくなっている様子。

ひどく高スペックだが、文字通り命懸けなレベルで不運。


パドルア内の貴族階級、それなりにお金持ちの家出身。ヤンキー姉ちゃん。

お金持ちの家らしい束縛が嫌で非行に走った所、悩みこんだ両親のとりあえず体動かさせようという判断により、剣術の訓練場に送られる。が、そこでも素行の悪さを発揮。更に悩んだ両親、その旧知であったグラニスを介して当てつけられたリューンに一方的に凹される。

その雰囲気の緩さや実力差、何か通ずるものがあったのか以降纏わりつくが、時を同じくして事件に巻き込まれ、そこからリューン自身の手で救い出される。好意を持つも、諸々の結果それ以上距離を詰める事は断られ、一度は諦めたつもりだったらしいが。

以前から運は悪かった様子だが、彼と出会って更に落ちたらしい運気によりその後何度も自身の命の危機に直面するが、毎回その彼自身の手で窮地を脱し、もう本当だめな感じに。結果、もう一番だとかそういった理屈抜きで彼の所に居たいという意思を表明、外的要因(レイスの諸々)もあり、最終的に受け入れられた。

攻めている間はいいが、逆に攻められると弱いタイプ。色々な意味で。

レイスとは対照的に、かなり扇情的なスタイルの持ち主。

ありがちながら、弟には悪魔。




【セイム・リンダウ】

年齢16歳 身長165㎝ 体重55㎏前後

金髪、そこそこ良いルックス。実は勉強も行けるタイプなのだけれど馬鹿。

実は家柄含めて高スペック。いつも友人のロランとつるんでいるらしい。

姉であるミリアに虐げられる為にいる。そのうちに姉を乗り越えて羽ばたく展開に……なるかもしれない。


自分のせいで姉が事件に巻き込まれ、その折にひどい目にあったことを気にかけている。そういった心配が恐らく無くなる上に、当人が望むリューンとの云々を心底から願っていた。彼女の両親がリューンやレイスとの関係に文句も言わず、すんなり通ったのは実は大体この人のお陰。

しかしどうも報われることは無さそう。




【スライ(・ヴァンゼル)】

27歳 身長180㎝ 体重75㎏

金髪。無精長髪を適当に縛っておくようなワイルドな感じ。ハンサムガイ。口調は常に適当でいい加減。

リューンの人間関係の中でもかなり古い部類。

グラニスが師匠だが、その関係で何人か小さな子の面倒を見ている。


姓通り、本家ではないものの国家を牛耳る一族の人間。だが貴族然とした振る舞いやその世界が好きになれず、更に興味を持っていた魔術に傾倒したため、師事していたグラニスを頼り家を出ている。

クレイルは彼が飛び出す以前、王都で先輩後輩のような関わりがあった。実は兄弟がいるが……物語には関わってこない予定。

ミネルヴ(・ヴァンゼル)は幼馴染。自分が飛び出してきた世界の中で生き、その上であちこち飛び回り、落ち着く様子もない彼女の事を少し心配している。


冒険者ギルドでのランクも高い(最高位の6)が、家事のランクも高い。

魔法(物理)の使い手で、リューンからは早く前衛職に鞍替えしろなどと言われているが、その気はない様子。

いい加減な体だが幼少期に受けた教育の水準は非常に高く、戦術・戦略・人心などをいつも考慮している。魔術師としてそれなりにやり手で、威力に傾倒した爆裂する火球が得意。杖術も身に着けており、高価な杖でのフルスイング打撃などの魔術を駆使して戦う。性根は割と大雑把で、

・援護のために爆破

・機先を制するために爆破

・逃走の目くらましのために爆破

・巻き添えに家屋を爆破

など、大まかにはとりあえず爆破することが多く、リューンからは本心ではないものの「最近、家燃やすのしか見ていない気がする」などとコメントされている。

実は、眠らせる霧、炎の矢、など割と器用に使い分けが出来るのだがそれらの活躍の機会はあまりない。


高位神官ライネ幼馴染ミネルヴ・ヴァンゼルから好意も寄せられているが、そもそも国を出た理由である魔術への情熱が潰えていないことや、既に面倒を見る相手が沢山いること、リューンのどうもままならない様子を見ていることなど、この辺りからどうも当人は気が進まない様子。ただ、そうなったらそうなったで物語中一番うまくやりそう。

リューン含め、周りの人の事をよく気に掛けてくれるすごくいい人。




【オルビア・サーディ】

年齢25歳 身長165㎝ 体重50㎏前後

金髪。ある意味残念な美人。仕事は固い。我儘なスタイルの持ち主。こっちもでかい。いつも体にぴったりで煽情的な衣服を身に着けている。露出度は別に高くない。

リューンの古い友人。輸送ギルドの稼ぎ頭。口では色々言うものの、面倒見のいい姉御肌。

ギルド長の愛人(というか若いうちからの所有物)だが、早い段階から信用・信頼を勝ち得ており、自由にやらせてもらっている様子。衣服の趣味がその自由の一部なのかは不明。


傭兵崩れで腐っていたリューンを拾ったのは彼女。古い友人と言うより、彼が落ち着いてここで生活していたのは大体この人のお陰。

生活するための仕事で彼女が出す護衛の依頼に高確率で参加していたため、相当な顔なじみ。

但しフラグは立ちません。何とでもやっていく生活力生存力のあるタイプで、リューンからはそういった対象だとは思われない様子。彼女の方も主人がいる事や仕事上のいいパートナーかつ友人と考えており、勿論互いに悪くは思っていないが、そういう相手とは考えていない。ちゃんと割り切った考え方ができるタイプ。かしこい。

遊びの相手はそれなりに多いらしいが、酒癖が悪く下心や色気を口からの濁流で押し流すことがぼちぼちある、らしい。




【グラニスさん】

65歳強くらい 身長170㎝ 体重45㎏くらい

気のいい爺さん。魔術の研究者。魔術師としても教師としても1流だが、流石にちょっともう体力がない。

色々とよく間違える。


元々は王都付の宮廷魔術師で、それが嫌になったものの手放してもらえず、貴族の子息などに教育を行っていた。その折にスライ、ミネルヴやクレイルなどとも深い面識があり、彼らからすると師匠・先生といった立場。

その後そういった職からも手を引ける年齢となり、やっと得た自由でパドルアに移住、魔術の研究などを行いながら静かに暮らしている。

いい年齢だがその出自から、王都の貴族たちの若い世代、後輩の魔術師・教師役などに対しては相当に顔が広い。また、魔術に対する知識も深く、レイスの魔術面での成長に一番関わっていたのはこの人。

そのレイスの才能含め彼女に入れ込んでおり、彼女にとっては大体の事はしてくれちゃう感じのいいおじいちゃん。時折、蔵書を読みに(借りに)来たりするレイスの事を大歓迎していたりする。お茶菓子とか相当貰っているらしい。


以前、王都への移動の際に輸送ギルドを利用、その際にリューンが護衛を務めていたことが複数回ありそれなりの顔見知り。リューンからすると、護衛の合間、知識の蓄えのためにちょっとした魔術の話が聞けるといういいお客だった。

王都での諍いの折、この人がいなかったらリューンとレイスは衛兵相手に大暴れする羽目になり、最終的には間違いなく死亡していた筈。




とりあえず、初期からの主要な登場メンバーについてでした。

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